このサウジアラビアは外国人出稼ぎ労働者によって支えられている。
では、当のサウジアラビア人はというと・・・
私はよくモールをうろうろするが、
そこで見かける男性サウジアラビア人は
朝から1日中カフェで友と喋っている。
いくつもあるカフェは彼らで満員状態。ほぼ毎日・・・
いつも思っていた。
いったい彼らはここで何を毎日やっているのだ?
仕事はないのか?
外国人労働者が働き、この国の人々は何もしてないでフラフラ
そんなことで、いいのだろうか?
この事実を楽観視していないサウジ政府。
こんなことしていて、この国に未来などあるはずはない。
そこで政府はある方針を打ち出す。
この国にある全ての会社に
ある程度の割合のサウジアラビア人を雇う義務を負うという方針。
外資系の会社もその例外ではない。
これに難色を示す国内の会社や外資系の会社。
彼らサウジの若者は、正直使い物にならないのである。
時間や規則をまったくと言っていいほど守らず、自由気まま、
(外国人の技術者や上司と話すための)英語も話せない。
例えば、サウジアラビアの第一産業は言わずと知れている石油採掘
この国の経済は石油を輸出することで成り立っている。
この採掘に当たっている会社(外資系と国内両方)は
その道のプロを世界中から集め、
大金を払って石油採掘をしている。
一つ間違えば大事故につながるこの仕事を
サウジアラビア人でさえ、自分の国の人間を信用できず
任せられない。
なのに毎年大量のサウジアラビア人の採用しなければならない。
義務だから仕方ないのだ。
大事な仕事には就かせられないが、普通の仕事ができ、英語を理解し
そして、大きなミスをしないような教育を・・・
そしてそのような教育機関が必要となった。
夫が勤めるカレッジもこの教育機関の一つ。
そしてこのような教育に国はお金をだし、
学校に通う生徒達に会社も給料を払う。
学生達は当然志が低い者が多い。
すでにお金がもらえているので危機感がないのだ。
自らの意思で学びたいものなど殆どいない。
夫が苦労している様子が目に浮かぶ・・・
このサウジアラビアの人々の仕事は国の政策により、手厚く守られ、
学ぶために補助金も多く出る。
彼らは完全にこの国から支えられている者たちなのである。
オイルマネーの行き先の一つ
それは、彼らサウジアラビア人の(仕事を確保するための)教育であった。

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