この国を支える者達

この国の労働者はほとんどが出稼ぎ労働者たちである。
このサウジアラビアは彼ら出稼ぎ労働者達に
支えられていると言っても決して過言ではない。

サウジアラビア人は出稼ぎ労働者達をきっちり差別する。
欧米・ヨーロッパ系は上のクラス
エジプトやインドなどは中のクラス
東南アジア（フィリピン・マレーシア）は下のクラス
パキスタン人やイエメン人などは最下位クラス。

いい気分がしない制度。
一応日本人はこの国に技術提供しているので
ヨーロッパなどのクラスと同じだといわれているが、
実際は日本人のことを知らない人が多いので、
東南アジアグループの扱いが多い。

このクラス分けで職業分担も決めているようで、

１番上のヨーロッパやアメリカのグループは技術提供など、
重要なポジションで給料も多い。
２番目のインド・エジプトグループはマネージメント系の仕事。
給料が安いが、仕事のないように責任があるものが多い。
３番目の東南アジアグループは店の店員や清掃やメイドなど。
給料は相当低いと思われる。
４番目のパキスタン・イエメングループは
建設現場などの重労働系や清掃などの雑用
給料は相当低いと思われる。

この国に雇われた労働者達は皆、パスポートを雇い主に

預けるシステムになっている。

つまり、雇い主の許可がないと帰国できない。

又は、海外には行けない。

そして、この国に入国してから契約期間中は

彼らは出稼ぎ労働者は出国できないようにしている会社がほとんどらしい。

この決まりに例外はなく、たとえ、親が死のうと、

妻や子供が死のうと、会社の許可がないと帰れない。

かなり厳しいシステム。

そして、特にこの国の基礎を支えている
中間層から下のクラスの労働者を逃がさないために、

契約期間がすぎようが、パスポートを返却せず、
母国には帰してもらえない外国人労働者が多いようである。
（ヨーロッパ・アメリカ人・日本時人などの労働者は除く）

自分達に対する契約違反がキライなヨーロッパ人やアメリカ人。

サウジの会社は契約内容を無視した仕事を押し付けることが多い。
また、あまりいい環境ではないので、ヨーロッパ人やアメリカ人は契約を
途中で無視し、突然いなくなることが多いとかで、普通は