自覚症状 2 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

「どうしよう・・・
パーティーが始まってしまう・・・」
気持ちだけが焦る。

そのうち夫がやってきた。
「大丈夫?」と心配そうに泣いている私を覗き込む。
「ごめんなさい。すぐに行けるようにするから・・・」と私

夫は気づいていたようだ。
夫も見たことのある光景。
以前、私がうつ病と戦っていたときによくなる症状。

とめどなく出る涙を抑えることができない私を
優しく抱きしめて
、「大丈夫。今日はパーティーに出てくる必要ないから、
今日はここでゆっくりして。でも食事はとらなきゃいけないよ。
僕が作ったハムは美味しいよ!あとで持ってきてあげるからね!」
そういって部屋を出ようとした夫に
「J(息子)をお願いね・・・」と私が言うと
笑顔で答えた夫。

夫は知っていた。
こんな状態のときは私を一人にしてあげないといけないことを・・・
夫の優しい気遣いに
本当に救われる。いつもそうだ。

ベットに横になりながら
7ヶ月の娘を見る。
私の顔を見て満面の笑みを浮かべる娘。
この子がそばにいてくれると少し救われる。
「ごめんね。情けないね。こんなに弱いマミーは駄目ね。」
そういってまた、涙が出る。

一時して義母がやってきた。様子を見に来たのだと思った。
「大丈夫?みんなにA(娘)を見せるのに連れて行っていいかしら?」
と義母
ああ、義母は面子がつぶれるのを一番嫌う。
すでに日本から来た嫁はみんなに紹介できない。
(私をそっとしておいてと夫から釘を刺されたので・・・)
ならば娘だけでもと思ったのだろう。

嫌だった。
今おかしいながらも正気でいられたのは
この子が一緒にいてくれたからだ。
この子を手放したくない。
一緒にいたい。

しかしそれは私のわがままだ。
私のせいで、すでに義母の面子を潰してしまった。
義母の面子をこれ以上潰せない。
しかし今の私には娘が必要だった。
「すぐにつれて帰ってくるから」義母はそういって
私の返事を待たず娘を連れて行ってしまう。

私の体の一部を無理やりもぎ取られたみたいな
そんな気分だった。

涙は相変わらず
垂れ流し状態。
思考能力も低下
頭にあるのは「私の赤ちゃんを返して」

どれくらい時間が流れたのかわからないが、
いくら待っても娘を返してくれる気配がない。
返してほしい。その一心で部屋の外に出る。

つづく