映画「マスカレードホテル」 東野さんの名作を豪華メンバーで再現 | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記

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廣丸豪(ひろまる・ごう)と言います。日々の読書生活や、気に入った本の感想などを気ままに綴ります。

見てきました。新宿ピカデリー、満席でした。かなりヒットしているみたいですね。

 

マスカレードホテル

 

東野圭吾さんの原作を読んだのは、多分3年くらい前。やや冗長に感じた前半部でホテル業務についての説明をするとともに、重要な伏線がちりばめられていて、かつ最初は反発しあっていた新田刑事とフロント係の山岸尚美のヒーロー・ヒロインが次第に互いを認め合っていく過程も丁寧に描かれていました。後半は怒涛の展開、緻密に描かれたミステリー部分のみならず、小説としてもなかなか読み応えがあり。かなり面白かったのでしょう、すぐにシリーズの「マスカレードイブ」も読んだ記憶があります。

マスカレードホテル

 

で、映画ですが、なんといってもキムタクと長澤まさみのW主演、話題にならないはずがない。脇役も、小日向文世、生瀬勝久、菜々緒、松たか子、前田敦子、勝地涼、高嶋のお兄ちゃんの方、その他いろいろ豪華メンバーというか、中々に濃い配役で、ストーリーを知らずに見たら「こいつが犯人?」と何度も思ってしまったことでしょう。明石家さんまもちょい役でてたみたいだけど、分からなかった。

もちろん犯人は誰かは覚えていましたが、細部は忘れているところもあったかな。やはりビジュアルでみるとわかりやすい。2時間余りだとテンポも良くて、そうそう、こういう話だったと楽しく見ることができました。

まずまず、お勧め。