「このミステリーがすごい」「文春ミステリー」「ミステリが読みたい」そして「本格ミステリ」、この4誌が年末になるとミステリー作品のランキングを発表します。前の3つは大体選出の傾向が似ているのですが、「本格ミステリ」だけはその名の通りのかなり偏った選本になります。
今年も、「本格ミステリ」はベスト10のうち、1位の「アリバイ崩し承ります(大山誠一郎)」をはじめ6作品が他の3誌の10位までに入っていない作品。逆に3誌すべてで10位以内にランクインしながら「本格ミステリ」でランク外になった作品も6作品。
4誌全部でランクインしたのは「碆霊(はえだま)の如き祀るもの(三津田信三)」、これ1作のみ。
3誌が「それまでの明日」「ベルリンは晴れているか」「錆びた滑車」「雪の階」「凍てつく太陽」「穂のないところに煙は」「沈黙のパレード」の7作。その他、2誌が3作、1誌が10作で、全部で21作品。
今のところ既読は「錆びた滑車」「グラスバードは還らない」「凶犬の眼」「屍人荘の殺人」「ミステリークロック」「探偵AIのリアル・ディープラーニング」の6作品。
毎年全部読んでやるという気持ちで読み始めるのだけど、「本格ミステリ」でどうしても読めないもの、何となく読む気になれないものがあって、2年連続で1冊を残して完読できていません。
さて、今年はどうなるか。半年がかりでゆるゆる挑戦します。