私、有川浩さんのファンでして、先日の「新潮部」のオフ会の際にも、新潮社の方に「図書館戦争」を熱く語ってしまったのですが、あれ、そういえば、有川浩さんの文庫本って、出版社が変わることが良くある。
例えば「三匹のおっさん」は文春⇒新潮⇒講談社、「キケン」は新潮⇒KADOKAWA。これが著作権の消滅した古い作品だったり、訳者が違う外国文学だったらわかるのですが、「どうしてですか」って聞いたら、「そうですよね。読者の方からみればなにをやってるんだって感じですよね」と歯切れの悪いコメント。
これは何かいけないことを聞いてしまったのかと、この話題はそれきりにしたのですが、、、
気になって帰宅してからググってみたら、「有川浩、版権引き上げ」なる言葉がたくさん出てくる。それもほとんどが有川さんに対するネガティブなコメントつき。
ネットの情報が必ずしも正しいとは限らないので詳細は伏せますが、なるほどねー、こういうことですか。
読者は、有川浩さんの小説が好きなのであって、本人の性格とかは関係ない。私も、作品が面白ければそれでよいと思っています。面白いものを書く人ほど、芸術家肌?扱いにくい性格をされているということはあるのかもしれません。
それをうまくハンドリングして、面白い作品を世に出させる、出版の仕事って、我々が思っている以上に大変なのだな。