「君の名は。」(新海誠)、映画も見ました。 | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記

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廣丸豪(ひろまる・ごう)と言います。日々の読書生活や、気に入った本の感想などを気ままに綴ります。

君の名は。

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが―。

出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。

(「BOOK」データベースより)

 

この夏話題の映画といえば、「シン・ゴジラ」とこの「君の名は。」でしょう。

ジブリでもディズニーでもないアニメ映画が大ヒットするなんて、全く想像していませんでした。

平日の夜の部をWEBで予約したのですが、昼の時点でほぼ満席、「シン・ゴジラ」に続き、最前列で見る羽目に。首が疲れました。

 

今年の「カドフェス」に入っていたので、まず文庫本を読みました。ノベライズ本ということで、まず映画ありき、小説は映画の撮影に入ってから書き始めたとか。

ラノベとして読んでしまうと、正直いってやや平凡というか、せっかく良い話なのに、ラストというかエピローグが今一つ予想の範囲内というか、でも、映画も見てみようかなと思わせる内容ではありました。

 

映画のストーリーをほぼ忠実に再現しているのですが、小説は、瀧と三葉、主人公二人の一人称で書かれているので、映画はずいぶん印象が違った感じがしました。平凡と思ったラストも、映像で見るとなかなか。やはり映画の方が良い。まあ、これは、新海さん、小説家ではないので仕方ない。

とにかく映像がきれいでした。

映画の方を先に、ストーリーを知らずに、ハラハラしながら見ることをお勧めします。