(あらすじ・内容)
天才スパイたちによる決死の頭脳戦!!
”魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 究極のスパイミステリ。
(感想)
09年の吉川栄治文学新人賞、日本推理作家賞受賞、09年の本屋大賞第3位、このミステリーがすごい!第2位、08年の文春ミステリー第3位、当時結構話題になった本。
その後も「ダブル・ジョーカー」「パラダイス・ロスト」「ラスト・ワルツ」とシリーズ4作まで出ています。
舞台は第二次世界大戦直前の東京、横浜、上海、ロンドンを舞台、鍛えあげられた異能の精鋭たちの、五感と頭脳を極限まで駆使しての究極の騙し合い。
陸軍・結城中佐の発案で、極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。若き精鋭たちに叩き込まれる「死ぬな、殺すな、とらわれるな」という戒律は、当時の日本陸軍の信条とは全く相いれないが、そんなことにはお構いもなく自分たちのゆるぎない価値観、使命感、自己達成欲をもって困難なミッションを達成していく。
ミステリー要素も、エンタメ要素も満載の、戦時下だけど粋な短編連作ミステリーです。
そんな作品が、アニメ化されました。
制作はプロダクションIG、しかも声優陣(登場人物はほとんど男性ばかりなのですが)はかなり豪華。
1、2話を見た限りでは、映画と違って原作に忠実で、かなり良い出来だと思います。
自分は「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」を読了、シリーズ3冊目の「パラダイス・ロスト」を読んでいるところなのですが、おっと第3話はいきなり「パラダイス・ロスト」の「誤算」。
どのお話がアニメになるのか、なかなか楽しみ。