脚本は阿井文瓶。監督は前田勲。特殊技術は東條昭平。


実は先週の土曜日にパソコンが立ち上がらなくなり、OSを再インストールする羽目になりました。また今回の話はあまり好きな内容ではありません。その関係で更新が遅れてしまいました。


今回から主題歌が「戦え! ウルトラマンレオ」に変わりました。それまでの主題歌「ウルトラマンレオ」の内容が暗いとされたために変更されたそうです。しかし私は「ウルトラマンレオ」の方が好きです。


さてウルトラマンレオは怪獣アンタレスと闘っていました。アンタレスはさそり座怪獣。モチーフもサソリです。ダンはレオとアンタレスが離れた時に攻撃しろと指示しました。珍しくマッキー2号に載っています。ところが、レオは両手をアンタレスのハサミに挟まれてしまい、さらに尻尾で肩を攻撃されてしまいました。それを見たダンは脱出。松葉杖の先に爆弾らしきものをつけ、アンタレスのしっぽに投げつけました。杖は爆発し、アンタレスは尻尾をひっこめました。そしてアンタレスは煙幕を出して姿を消しました。レオは肩を押さえて倒れてしまいました。


その直後。城南スポーツセンターに道場破りの少年(川代家継)がやってきました。少年はスポーツセンターの人達を次々と倒していきました。まるで野獣のようです。少年は尻からしっぽのようなものを出して肩を攻撃。それを見たダンは少年がアンタレスの変身であることを見抜き、「他流試合は禁止されているはずではないのか。しかも大村さんの留守に。」と言って試合を止めさせました。そこへゲンが肩を押さえてやってきました。道場破りのことを聞いたゲンは追いかけようとしましたが、ダンは止め、少年の来た目的がウルトラマンレオだろうということを告げました。アンタレスはレオが毒をもった尻尾に対する対抗策を編み出す前に先制攻撃をかけてきたのです。そしてダンは猛に言いました。大村に連絡してほしい。しばらく道場を MAC が借りたい。


ダンの命令で MAC の隊員が道場に集められました。そして青島と平山にゲンを攻撃させました。青島がゲンの両手を封じさせ、平山にゲンの肩を飛び蹴りさせたのです。これはレオとアンタレスとの闘い、そして道場破りの闘い方からダンがイメージしたものです。このような特訓が延々と続きました。二人だけではなく他の隊員もゲンを襲います。これは事情を知らないで見ていると集団リンチにしか見えません。そこへ通信が入りました。アンタレスが出現したというのです。出動しようとする青島達にダンは言いました。


ダン「ゲンや青島、明石はそのまま練習を続けるんだ。」


青島と明石が納得するはずがありません。他の隊員は出動しましたが、二人はゲンの相手をさせられました。アンタレスにマッキーは呆気なく撃墜させられてしまいました。その間もゲンは特訓です。


青島「隊長!」


明石も何か言いたそうでしたが、ダンは練習を続けさせました。そこへ他の隊員が戻ってきました。犠牲者8名。しかしアンタレスは無傷。ダンの言葉は


ダン「練習を続けるんだ。」


青島は怒りの表情。明石も無言。気まずい空気に耐えかねたゲンはダンの顔を見ましたが、ダンの表情は変わりません。


ダン「練習だ!」


立ち去ろうとするダンに青島が詰め寄りました。


青島「この練習は一体何のためですか。道場破りの対抗策をおおとりに会得させるためになぜMACの隊員が協力しなければならないのですか。行かしてください。このままでは怪獣は暴れ放題です。」


明石も、仲間の仇を討たせてくれ、と頼みこみました。しかしダンの言葉は


ダン「練習を続けるんだ。」


たまりかねたゲンはダンに詰め寄りました。


ゲン「隊長!」

ダン「なぜ事情を話さないかって言うんだろう。」

ゲン「そうです。」

ダン「言ってどうなる。少年は怪獣だ。そう言ってしまえば隊員は意地でも攻撃するだろう。少年が正体を現した時、今の MAC で歯が立つか?」


ゲンは絶句してしまいました。


ダン「レオも両腕を殺された後、奴のしっぽの攻撃を食い止める技を身につけていない。レオがいる限り、怪獣はおちおち暴れられん。必ず少年の姿に戻ってくる。(ゲンに)戻るんだ。」


ゲンが戻ってみると隊員達は皆ふてくされていました。皆、ゲンの言葉を無視。土下座して頼んだゲンを無視して立ち去ろうとしました。ゲンはなおも青島にすがりつきましたが


青島「どけ。いつも特別扱いされてるからって、いい気になるな。」


皆、去ってしまいました。そこへ百子、猛、梅田兄妹が夜食を持ってきました。


百子「隊長さんがいけないのよ。これではおおとりさんの立場がますます悪くなるばかりだわ。」

猛「だいたい、いくら変な少年が相手でも道場破りになぜ MAC が出てこなければならないのか、僕にはわかりませんね。」


普通の人ならそう思うでしょう。私もそう思います。このようにゲンを追い詰める作劇は好きではありません。閑話休題。


ゲン「違うんだ。」

猛「違うって何がです?」


ここで事情を話せばいいのに、ゲンは何も言えなくなってしまいました。


翌朝。ゲンは両手を棒にしばりつけ、特訓を開始。相手は猛です。猛は竹刀でゲンに襲い掛かりました。ゲンは転んでしまったのか仰向けに倒れてしまいました。躊躇する猛に


ゲン「猛、打つんだ。」


その姿は痛々しくて見ていられません。猛は何度か打つのをやめてしまいましたが、ゲンはそのたびに「打つんだ!」と絶叫。しかし、ついに。


猛「もう嫌です。おおとりさん、やめてください。もうこれでは、スポーツとは言えません。」


しかしゲンに説得され、やむなく猛は特訓を続けました。これではどちらが特訓しているのか、よくわかりません。傍らで百子と梅田兄妹が見ていました。カオルとトオルはゲンに「がんばれ。」と応援。百子の表情は険しいです。するとトオルがバランスを崩して土管の上から落ちてしまいました。それを見たゲンは逆立ちし、足でトオルを捕まえました。おかげでトオルは助かりましたが、ゲンはひらめきました。


ゲン「できた。」


いったい、今までの苦しい特訓は何のためにしていたのでしょうか。そういえば、阿井文瓶が書いた第5話「泣くな! お前は男の子」 もこういうパターンでした。せめて特訓の内容とできる技とをしっかりリンクさせてほしいものです。


ゲンは少年との闘いに臨みました。なぜか MAC の隊員も来ていました。


青島「おおとり。あれが昨日の道場破りだそうだ。お前としか闘わんということだ。」


少年は少年らしからぬ野太い声を放ち、ゲンに襲い掛かりました。ダンもかけつけました。激しい闘いが続きました。何の意味があるのか、二人でバック転したり、空中回転したりしています。そして少年はゲンの両腕をつかみました。しかし、ゲンは尻尾の技を見切り、足で蹴り返しました。少年は逃げました。


青島「あいつは怪獣だったのか。」


少年はアンタレスの姿に戻りました。


青島「おおとり、すまん。」


ゲンはレオに変身。ウルトラマンレオの主題歌「戦え! ウルトラマンレオ」が流れます。ちなみにこの回以降はずっとこのパターン。ヒーロー性を強調した演出です。アンタレスの尻尾はレオの足で蹴られて切断されました。さらに尻尾のハサミの部分をレオが投げつけると、アンタレスの首は切断されてしまいました。アンタレスは自分の首を持ってしばらくヨタヨタと歩きました。その姿はマジンガーZのブロッケン伯爵をイメージしたのでしょうか。たぶん、偶然でしょう。そしてアンタレスは爆発してしまいました。


事件解決後、MACはスポーツセンターで空手指導。帰ろうとするトオルに青島が理由を尋ねました。トオルは、男は何かするときは言い訳は一切しないんだろう、とかっこいいことをいいました。しかし、本当の理由は前の日に宿題をやらなかったからというもの。カオルはそれをばらすと青島は「かっこつけちゃって。」とトオルの頭をなでました。するとトオルは青島の腹に正拳をくらわせ、青島は思わず倒れてしまうのでした。


新作ヤッターマン第21話の視聴率が判明しました。
ここまでの視聴率の推移は次の通りです。


第1話 10.5%
第2話 10.1%
第3話 9.4%
第4話 9.2%
第5話 10.2%
第6話 9.7%
第7話 8.4%
第8話 10.0%
第9話 9.3%
第10話 8.4%
第11話 7.1%
第12話 7.2%
限定版 8.0%
第13話 8.2%
第14話 8.5%
第15話 6.4%
第16話 6.5%
第17話 5.7%
第18話 7.7%
第19話 6.6%

第20話 6.8%
第21話 5.5%


新作ヤッターマン第21話までの視聴率


視聴率は再び5%台に突入。平均視聴率は8.14%。平均視聴率が8%を切るのは目前です。

先週も述べたとおり、前半の貯金がなければ、平均値はもっと下がっているでしょう。
しかも今回は裏番組に全敗です。


フジテレビ「ネプリーグ」17.1%

NHK「NHKニュース7」14.7%

TBS「関口宏の東京フレンドパーク2」11.5%

テレビ朝日「女神のアンテナ」6.4%

テレビ東京「主治医が見つかる診療所」6.2%


どの番組もヤッターマンより視聴率が上です。

いったいどうなってしまうんでしょうね。

こんな状態で10月の改編期を乗り切れるのでしょうか。

諏訪プロデューサーの強気の言葉が虚しく響きます。

脚本は田口成光。監督は前田勲。特殊技術は東條昭平。

町中をバイブ星人が逃走。ゲンが追いかけました。バイブ星人はかけつけた警官が発砲すると空中回転して消えてしまいました。ゲンは闇雲に空中を跳び蹴りしましたが、当たるはずがありません。その時、事件が起きました。なんとゲンのマックナイフが突如宙を飛び、警官の胸を一突きしてしまったのです。ゲンはマックナイフをとろうと手を伸ばしましたが、とれません。もう一人の警官がゲンの方を見ると、ちょうどゲンがマックナイフを投げた後のように見えてしまいました。ゲンはその場で逮捕されました。


とりあえずダンの要請によりゲンは釈放されました。しかし、高倉長官(神田隆)は冷たく、まだ容疑が晴れたわけではない、と釘を刺しました。さらに高倉はダンに、場合によっては責任をとってもらう、といい、さらにはゲンがダンの推薦で入隊したことを取り上げ、「うかつに人を推薦したりするものではない。」と言いました。ちなみにダンは自分が全責任を取るつもりでした。もっとも高倉はダンを信用していなかったわけではありません。ダンの解任は「過去の輝かしい実績」を考慮して免除し、「君のような有能な男を失いたくないからな。」と言いました。そして隊員の処置をダンに任せると言って高倉は去っていきました。


ダンは殺人事件がゲンの仕業ではないことをとっくに見抜いていました。しかし、地球を守るためには自分たちの力が必要だ、だから慎重になってほしいと言いました。誰がバイブ星人を倒すのだ、と言うゲンの問いに対してダンは自分が倒すと言い、ゲンに1週間の停職を命じました。


停職となったゲンは気もそぞろで釣りにも身が入りません。


ゲン「くっそう! バイブ星人め!」


するとゲンの目の前にバイブ星人登場。百子、トオル、カオルを人質に取りました。なぜか MAC の隊員も駆けつけました。ゲンは隙を見て百子達を救うことに成功。バイブ星人は逃走しました。ゲンは停職中の身なのにバイブ星人を追跡。工事現場でゲンは叫びました。


ゲン「そいつをつかまえてくれえ。」


どこか で聞いたような台詞だと 怪獣VOW で揶揄されていましたが、学習能力のない人です。あのときと同じように、工事現場の作業員が星人に立ち向かいました。しかし、一般人がかなうはずがありません。バイブ星人はまた空中で回転すると姿を消しました。そしてゲンはなぜか鉄パイプを持ったまま、体の自由が効かないのか右往左往しました。そしてゲンの手から離れた鉄パイプは作業員を直撃。駆けつけた MAC 隊員達の目の前で作業員は絶命してしまいました。


MAC隊員「おおとり、お前はなんてことを。」

ゲン「違うんだ。あいつがやったんだ。」


完全に頭に血が上ったゲンはバイブ星人を追跡。高速道路の高架下のトンネルで、なぜか先回りしていたダンに足下をすくわれて転倒しまいました。ダンはどうやってこの場所を探り当てたのでしょうか? そんなことを思うまもなく


ダン「やめろ!」


ダンはゲンが深追いしたために人が一人死んだことを指摘。ゲンは自分の手で罠を暴きたいと言いましたが、ダンは許しません。ダンの真意がわからなかったのか、ゲンは MAC をやめることを宣言し、さらに、ダン達に迷惑はかけられない、と言って立ち去ろうとしましたが、ダンは怒って松葉杖をゲンに投げつけました。しかし、ゲンは去っていきました。


ダンは高倉にゲンの無罪を証明してバイブ星人を倒すことで自分の責任を果たすと宣言。一方、ゲンはバイブ星人を倒す技を編み出すために荒稽古を開始しました。はっきり言って、ゲンはただ暴れているだけにしか見えません。それでもゲンにはダンが死ぬ覚悟だと言うことはわかっていました。


ダンはバイブ星人の策を見抜くことができずに苦悩していました。そして自分がセブンに変身できたら、と壊れたウルトラアイを見ながら苦悩していました。


ウルトラアイを見るダン

ダン「バイブ星人め。クッソウ!」


怒りにまかせてダンは定規を投げつけましたが、定規はダーツの的に命中。定規のもう一方の端がしなって単振動により見えなくなりました。


ダン「これだ。」


ダンは星人の罠を見抜きました。


一方、ゲンは自分が技を磨いてもバイブ星人の姿が見えなければ仕方がないことにきづきました。はっきり言って、気がつくのが遅すぎます。


バイブ星人が登場。またもバイブ星人は姿を消し、青島のマックナイフを奪い取ろうとしましたが、ダンが発砲してマックナイフを落としました。追いかけようとする隊員達を、ダンはゲンの二の舞になると言って制止。本部へ引き上げることを命じました。


本部でダンは特殊なカメラで撮影した映像を見せ、バイブ星人が特殊な振動で姿を消していることを解説しました。バイブ星人の名前の由来は振動を意味する英語のバイブレーションから来ています。しかし、強引な理屈で、少々無理があります。それはとにかく、青島はゲンにバイブ星人のトリックがわかったことを伝えようと言い、マックシーバーで通信しようとしました。ダンは、ゲンは戻らないだろう、と言ってやめさせようとしました。やはり、ゲンは応答しませんでした。俺は星人を倒すまでは帰ってこられないんだ、と言ってゲンは怒り、木の棒を叩きました。すると木の棒は振動。これを見たゲンは星人のトリックが何であるかを悟りました。


ついにバイブ星人は巨大化して暴れ始めました。ダンはマッキー3号に登場。ゲンは板を振動させて板を見えるようにする特訓を開始。この特訓は振動する板をゲンが立って凝視するだけなのでかなり間抜けです。一方、マッキーは攻撃を続けました。すると星人は回転して姿を消しました。しかし、ダンにはビルを破壊する星人の姿が見えていました。


ダン「ゲン、俺がいなくても後は頼む。」


ダンは星人の元へ一直線に突っ込みました。そしてマッキー3号はバイブ星人の口に突き刺さりました。ちょうどその頃


ゲン「見えた。見えたぞ。」


なぜかゲンの目にはマッキー3号で突っ込むダンの姿まで見えました。ゲンはウルトラマンレオに変身。爆発するマッキー3号とバイブ星人のところへ駆けつけ、空中へ放り出されたダンを救うのでした。特訓の成果でした。

新作ヤッターマン第20話の視聴率が判明しました。
ここまでの視聴率の推移は次の通りです。


第1話 10.5%
第2話 10.1%
第3話 9.4%
第4話 9.2%
第5話 10.2%
第6話 9.7%
第7話 8.4%
第8話 10.0%
第9話 9.3%
第10話 8.4%
第11話 7.1%
第12話 7.2%
限定版 8.0%
第13話 8.2%
第14話 8.5%
第15話 6.4%
第16話 6.5%
第17話 5.7%
第18話 7.7%
第19話 6.6%
第20話 6.8%


新作ヤッターマン第20話までの視聴率の推移


視聴率は横ばいです。平均視聴率は8.27%でした。

前半の貯金がなければ、平均値はもっと下がっているでしょう。


今回は宮崎駿の新作映画「崖の上のポニョ」にルー大柴を絡めていたそうですが、3悪ドットコム でも酷評されるほどのひどい出来だったようです。ところで、3悪ドットコムには驚きの文章が書かれていました。


ある情報によると、新ヤッターマンはスポンサーに見捨てられてしまったらしいのですが、こんな話を放映するようじゃ仕方ないと思いました。

あくまでも伝聞なので事実かどうかはまだわかりませんが、これが事実だとすると、これは番組存亡の危機です。なにしろ、スポンサーの撤退で打ち切られた番組はたくさんあるからです。中には「スーパーロボット レッドバロン」のように視聴率が良かったのに打ち切られた番組もありました。諏訪プロデューサーはよみうりテレビのサイトで強気なことばかり書いていますが、はたしてこの番組、9月まで持つのでしょうか?


なお、今回の脚本を書いたのは高橋ナツコだったそうです。

脚本は阿井文瓶。監督は筧正典。特殊技術は矢島信男。前回までとはうってかわってコメディタッチの話になりました。


スポーツセンターの面々がランニングをしているのを一人の男(東隆明)が眺めていました。男はアフリカのマサイ族のような格好をしていました。そこへ怪獣バンゴが出現。逃げるゲン達の前に男が現れて奇妙な踊りをはじめました。それは何かというと


男「サイマ族の戦闘の踊りと祈り。」


男は踊りと祈りが終わった後、怪獣に突進。怪獣はなぜか男の動きに興味があるのか、男の動きを真似ました。男が槍を投げると怪獣の鼻に命中。怪獣は鼻息を噴射すると男はよろけてしまいました。そして怪獣は地下に潜って退散しました。MAC本部に連絡しなければというゲンに男が「もう連絡しましたで」と言いました。実は男はMACの佐藤三郎隊員で、任務はゲンについて都内をパトロールすること。奇妙な格好をしていたのは3日前までアフリカにいたのでした。思わず猛は「本当に MAC の隊員か?」と尋ねました。三郎はいつもこの質問を受けると言うらしく、袋から MAC の隊員服とライオンの尻尾を取り出しました。なんでもライオンの尻尾で頭をなでると男の子は強くなり、女の子は「別嬪さん」になれるというのです。その様子を見た猛は怪訝な顔でした。


スポーツセンターで隊員服に着替えた三郎はマックロディに載ることになりましたが、蔵ばかり乗っていたので運転はできないとのこと。計器を見てくれというゲンに、三郎はジャングルに住んでいたので鼻でかぎ当ててやると豪語しましたが、すぐに居眠りを始めてしまいました。大物です。しばらく寝た後、時計を見て、そろそろお昼にしましょう、と言って大きなおにぎりを取り出しました。そして、あの丘の上で食べましょう、と言うのでした。ゲンは三郎のペースに乗せられてしまい、そうしましょうか、と応じました。


さて丘の上でゲンは三郎におにぎりをごちそうになっていると、三郎がおにぎりを落としてしまいました。おにぎりは転がって穴の中に落ちてしまいました。ああもったいなあ、と言って三郎が穴をのぞき込むとなぜかおにぎりが「戻って来よった。」そこでおにぎりを食べてみて、三郎は何かに気がつき、ゲンを呼び寄せました。そして三郎は穴に飛び込んで調べようとしましたが、すぐに風のようなもので戻されてしまいました。そこで三郎はタバコに火をつけ、そして「MACの隊員としてはいつもはもみ消してから、灰皿に捨てるんだっせ。」と細かいことを言いながら、火のついたタバコを穴の中に投げ入れました。すると穴の中から煙が噴射され、穴の周りの土が崩れ始め、そこから怪獣が登場しました。もうおわかりでしょう。

三郎「あの穴は怪獣の鼻の穴やったんやなあ。道理でおむすびがちょっとしょっぱくなってましたわ。」


ゲンと三郎はとりあえず退避。MAC本部に連絡しました。怪獣は団地を襲いました。ゲンと三郎はマックロディで攻撃。マッキーも駆けつけました。


三郎「来た来た。これで安心や。」


三郎は任務も忘れて高見の見物。結局


三郎「あかんなあ。」


何を考えたのか、三郎はまたも一人で突進です。怪獣は遊園地へ向かっていきました。三郎はアドバルーンに注目。綱をよじ登っていきました。そしてついにアドバルーンの上に乗っかるとなぜかタバコを吸い始めました。怪獣は三郎を見て怪訝な顔。ゲンは降りてこいと言いましたが、三郎は怪獣がアドバルーンに手をかけた瞬間にアドバルーンに火をつけて爆発させました。しかし、自分も落ちるのを忘れていたため、落っこちてしまいました。三郎はそれでも涼しい顔。なぜか怪獣も逃げてしまいました。


スポーツセンターに戻った三郎はライオンの尻尾を持って遊んでいました。そこへ怪獣出現の報。怪獣はコンビナートを襲っています。怪獣は火のついたガスタンクをマッキーに投げつけました。ガスタンクは爆発し、マッキーは墜落。しかし、怪獣の目的はマッキーを墜落させることではなかったのです。怪獣は火のついた棒のようなものを持ち、三郎のように火を使ってアドバルーンを片っ端から破裂させて回りました。


三郎「あいつ、わいの真似をしよってからに。」


アドバルーンがなくなると怪獣は寝ようとしている様子です。それを見ていたゲンはある作戦を思いつきました。怪獣はおもしろいことなら何でも真似をする。MACの制服は伸縮自在。三郎の服にガスを入れて、三郎が息を吸ってふくらませるように見せかける。つまり、イソップ童話のカエルのようにしようというのです。三郎はこの作戦に乗りました。ゲンの考えたとおり、三郎が服を膨らませたのを見て怪獣は興味を示しました。自分も真似して腹を膨らませました。怪獣は自分も三郎のように浮かぼうとしたのですが、浮かびません。なぜだろう。怪獣は三郎がタバコを吸っているのを見て、煙突を引き抜き、煙突をくわえて煙を吸い込み始めましたが、むせてしまいました。この鼻息で三郎をつないでいたロープが切れてしまいました。ゲンはウルトラマンレオに変身。


三郎「おおきに。」


レオは三郎を下におろした後、怪獣と格闘を始めました。レオは優勢のうちに闘いを進め、ビームランプからの光線を怪獣に浴びせました。そして尻尾から特殊ガスを吹き込んで膨らませ、宇宙の彼方へと飛ばせてしまったのでした。


さて事件解決後、三郎は雪男を捕まえに旅立つことにしました。ダンはなぜか敬語で「やはり行きますか。」と言って送り出すことにし、猛は、自分は気弱なところがあるのでライオンの尻尾を譲ってほしい、と頼み込み、尻尾を譲ってもらいました。


ゲン「あのう、本当にライオンの尻尾でしょうか。」

ダン「こないだはイボイノシシの尻尾だと言ってたなあ…おもしろい人だ。」


三郎はスポーツセンターの人達に見送られて旅立つのでした。


この話を最初に見た時に私は「なぜこのように普通にレオが怪獣を倒す話を今まで入れなかったのだろうか」と思ったものです。レオだってウルトラマンなのですから、レオよりも弱い怪獣がいても良いはずです。今までのようにレオよりも強い怪獣ばかり登場して特訓ばかり続くというのでは、どうしてもワンパターンに陥りがちです。それに特訓をするということはそれだけレオが強くなったと言うこと。レオが強くなったのですから、レオを特訓させるには、後で登場する怪獣はそのレオよりも強くなければいけません。これでは強さのインフレ現象が起きてしまいます。序盤はこれでも良いかもしれませんが、特訓話が進むにつれて序盤よりももっと強力な怪獣を出さなくてはならなくなってしまい、収集がつかなくなってしまいます。これで破綻しかかったのが「ドラゴンボール」や「キン肉マン」です。いずれの作品も主人公が強くなるにつれてもっと強い敵を出さざるを得なくなり、ついには主人公が神よりも強くなってしまいました。「ドラゴンボール」の作者の鳥山明は早い段階で作品を終わらせようと意図した形跡がありますが、編集部がそれを許さず、えんえんとこの構図が続くことになりました。「ドラゴンボール」の連載終了後、鳥山明はあまり漫画を連載していませんが、おそらく「ドラゴンボール」の仕事で疲弊してしまったのでしょう。


とりあえずコミカルな作品が挿入されたのですが、これでも明確な路線変更にはなりませんでした。この後、3話ほど特訓話が入ります。田口成光と阿井文瓶には一度決めた路線を逸脱することは思いもよらなかったのでしょう。本格的な路線変更には若槻文三さんや石堂淑朗さんの参加を待たなくてはならなかったのです。