大好きだった祖母の黒留袖を
ビジネスでも使える
ジャケットに仕立て直しました。
かなり気合が入った
きっかけは・・・
着物の「家紋」にこめられていた
祖母の思いがきっかけでした。
ことの始まりは
実家に帰ったとき
母からの相談です。
「祖母の着物をどうしよう。」
とても高価な黒留袖。
ですが、冠婚葬祭で着る予定もないし
リサイクルショップでは
数百円〜数千円の価値しかなりません。

母「ひろこ、着る?」
確かに私も和装をすることはあっても
黒留袖の予定まではなかったんです。
そのとき、ふと目に入ったのが
「蝶の家紋」でした。
私「あれ?うち(実家)って、(家紋は)
抱き茗荷(みょうが)じゃなかった?」
話を聞くと、
瀬戸内地方だけ
女性の紋として
蝶の紋を入れていたとか。
女性の財産として、
長く着られて
結婚しても持っていったり、
親戚で貸し借りもできる。
女性が長く財産として、
受け継いでいくことができる。
それが「蝶紋」なんだそうです。
ここからは私の推測ですが、
祖母が作ったときには、
きっと孫である私に
持たせたかったんだと思います。
女性の財産が
着物や嫁入り道具という時代の
生まれである祖母は
私が小さいときから、
将来困らないように
どこかに嫁いでも
持っていけるように
準備をしていた。
先の先まで、
思ってくれていたんだと思います。
何も言われていませんが、
そう受け止めてました。
思い出がじんわりと込み上げてきて
とても気持ちが嬉しかったです。
着ることで思いを受け継ぐ
たぶん、祖母は
仕舞い込むのではなくて
「使ってほしい」と思っていると考え、
ジャケットへ仕立て直すことを
決めました。
そこでいつもオーダージャケットを
お願いしている
ブランド「ルシヲルタ」の
福井 彩恵さんに依頼しました。
ちょうどミラノコレクションで
着物ジャケットを発表し、
次のパリのコレクションでも
着物ジャケットシリーズを
発表される予定のブランドです。
初の女性ものということ、
1点限りということで、
かなり苦心してくださいました。

出来上がりを両親に
見せたところ
「・・・いいやん」と
寡黙な父も褒めてました(笑)
かなり良いということです。
そのままの着物も好きだけれど、
なかなか普段から使えていませんでした。
「使ってこそ、喜んでもらえる」
そんな気がしています。
タンスに眠っている着物も
次のスタイルも提案できたらいいな
と考えています。
伝統も形を変えながら、
何を受け継ぐのか。
やっぱり
「誰かを思う心」です。
それを形にして、
大切に大事なシーンで
使って行きたいです。
プロのカメラマンに撮影いただき
モデルになりきって記録を残しました。
かっこよく、海外でスピーチをしている
イメージして撮影に臨みました。
さながらTED でしょうか??
※個人的な記録で撮っております。
これからも
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