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皆さん!!2013年12月に「和食」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産として登録されるニュースはご覧になりましたか?食文化が登録されたのはフランス料理、地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコの麦かゆ食に続き 今回韓国のキムチと共に5件目だそうです。

そして今回の「和食」とは華やかな会席料理ではなく、一般庶民の「一汁三菜」だということです。

和食の「一汁三菜」は ごはんを中心に主菜1品と副菜2品、それに汁物を加え、理想的な栄養バランスを叶える食事スタイルで、動物性油脂の使用を抑え、「うま味」を活かす和食の品々が

ヘルシーで素晴らしいと認められたと言われます。

日本には美しい四季があります。 南北に長い国土 海、山、野 それぞれの土地と季節の恵まれた食材を用い、調理することも和食の特徴。地域にあった味噌や醤油などの発酵調味料を使い「食」を通して自然や社会と一体となり、盛り付けや献立に季節感がある「日本の自然の中で生まれた和食」家族みんなが健康で豊かな生活を送れる文化こそ魅力だと言われています。

「一汁三菜」とは 平安時代末期に始まり、江戸時代には一般に広がったとされます。

特徴は、主食(ごはん)で炭水化物、主菜で肉や魚、卵などのタンパク質、副菜で野菜いろいろのミネラルやビタミン、汁物で“だし”のうまみと季節感 という具合に一度の食事でバランスよく栄養と季節を摂れるところが素晴らしいと認められたようです。

今、海外の日本食レストランは5万5000件以上有りどこに行っても日本食はあります。

国内の洋食化が進む各食卓において、私たちが日本の誇る食事スタイル「一汁三菜」を守り、かつお、昆布、煮干し、干し椎茸、貝の…うまみいろいろ!(天然のうまみ成分は脳の働きを良くし食べ過ぎや肥満を抑える効果もあるとか…)をどうすれば個々の家庭に取り入れていけるのか考えなければなりません。

国産のご飯でエネルギー源となる炭水化物を、汁もので水分とうまみを、季節、そして地元の食材を使ったおかずでその他の栄養をバランスよくとり、1人分ずつ盛りつけることで食べる量がわかり食べすぎを防ぎ、多くの栄養素がお腹のなかで混ざり合うことになり、その結果、消化や吸収がよくなったり、余分な脂肪や糖分、塩分を排出したりという相乗効果も期待できると言う「一汁三菜」。一般的に主菜は煮魚や焼き魚のように動物性タンパク質系。副菜は芋やダイコン、ニンジン、昆布などの煮物や豆腐など。もう一つの小さい器に盛る副菜は、納豆、煮豆、酢の物、漬物など。日本の多様な調理法も生のほか、焼く、煮る、蒸す、揚げる、あえる、発酵させる、干すなどいっぱいあって便利。皆さんも、これを機に一汁三菜を取り入れた豊かな食生活を送ってみませんか?

今回は 昔、フランス人の友人が日本料理の素晴らしいのは汁物だと言ってたのを思い出し
冬のお汁 2品作ってみました。

◎里芋団子の白味噌仕立汁
里芋 (250g)  中6個ほど
なめこ茸  1袋…湯通し
飾り切り人参(薄切り)少々
白きくらげ 少々…水に漬ける
みつば 4~5本  
Ⓐ(水 4cup弱  かつお6g(紙パック)白味噌 60g程 コチジャン 小s1/2)
Ⓑ(小麦粉大S4 塩少々 )

①里芋は皮ごと水と共に鍋に入れて茹でて皮をむき熱い内につぶす。
②①とⒷを合わせて12個の団子に丸める。
③Ⓐのかつおを紙パックに詰めて水と共に鍋に入れてしっかりに立ててだしを作り
②を入れて 2~3分煮込み 味噌とコチジャンを溶きいれる。
④なめこ、人参も加えて火を通しお椀にたっぷり入れてざく切りみつばを添える。

一口メモ)
里芋は冷凍もOKです。ツルッとした団子とコリコリしたきくらげが美味です。
かつおの紙パックはお茶パックの大サイズを使用。手軽に天然のお出しが楽しめます。


◎揚げ餅のみぞれ椀吸い物

お餅  4個
かまぼこ 1/3枚 
人参 3㎝ほど
おろし大根 250g。。。。ザルにとる
みつば   1/2束。。。。3㎝ぶつぎり
揚げ油
Ⓐ(水 3cup 昆布7㎝角 かつお6g(紙パック))
Ⓑ(みりん大s2 淡口大s1 塩小s1/2 )

①人参は梅型で抜いて4枚に切りねじり梅にかまぼこは日の出切りにする。
②Ⓐを鍋に合わせて人参を入れて火にかけ沸騰後昆布を取出し1分ほど煮込み
水気を切った大根とかまぼこを加え火と煮立ちさせる。
③お餅は180℃程の揚げ油でぷくっと膨らむまでゆっくり揚げる。
④お椀に③とたっぷりの②をそそぎいれみつ葉を飾る。

一口メモ)
お餅は小さな鍋で揚げると油も少なくて手軽に柔らかくなり美味です。
きのこや柚子など色々プラスすると豪華です。
また かつおは最後にギュッと絞って取り出して下さい。



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ごはんが美味しい季節です!ごはんってとても栄養が豊富なのご存知ですか?
玄米や発芽玄米の栄養が豊富であることはすっかり有名になりましたが、多くの人が普段食べている白いご飯(白米)には栄養が少ないと思っていませんか? それは大きな間違いです!
 白米、ご飯といえば糖質(エネルギー)のかたまりと思い込んでいませんか。今回は 茶碗一杯分のご飯には本当に多くの栄養が含まれている事をお知らせしたいと思います。
茶碗一杯(150)のご飯の中の栄養を身近な食品に置き換えてみましょう。
まずエネルギー ( 体の組織を動かす力)   ハンバーガー1個分 222kcalあります。
蛋白質 3.9g (血や肉など体の基本を作る力)牛乳130ccと同じ、脂質(体のエネルギー源) 0.75g 食パン1/3枚分の低めです。そして、ビタミンやミネラル、食物繊維なども含まれていますよ!
ビタミンB1(体の調子を整える) 0.05mg キャベツ100g と同じ、ビタミンB2(美肌を作る) 0.02mg  大根100g分。ビタミンE (細胞や血管の若さを保つ )0.3mg ごま小さじ8杯分、食物繊維(便秘などを防ぐ)0.6g セロリ1/2 と同じ、カルシウム(  骨や歯を丈夫にする) 3mg トマト1/3個に含まれる量と同じ、鉄分 ( 貧血防止)0.15mg とうもろこし1/3 本分、マグネシウム( 肩こりなどを防ぐ)6mgアスパラ5本分、 亜鉛 (皮膚の再生を補助) 810μg  ほうれん草1/3束分などなど… 意外や意外!!でしょう、
魚や肉、野菜などの「おかず(副菜、主菜)と一緒に食べて、食事の中心となるものを「主食」といいますが、食材の組み合わせによる栄養バランスやあらゆるメニューと相性が良いのは白米です。主食には、なんといってもごはんがピッタリ!みなさん 昨今の日本食ブームに見られるようお米は世界中からヘルシーさ等で注目を集めているのです。
●消化吸収がよい(パンや麺よりも吸収が穏やかで、腹持ちがよく満腹感が得やすく また、米の糖質は優先的にエネルギー消費に使われ、その結果太りにくい身体を作ります。)
●肥満になりにくい( 油脂を加えて加工するパンや麺より脂質が少なく余分なエネルギーを脂肪に変えるインスリン(別名:肥満ホルモン)の分泌もゆるやか)
●チカラが出やすい(人間のエネルギー源であるブドウ糖のもととなる炭水化物が多く、脳や内臓が働くためのチカラが出やすくなります。)
●塩分やコレステロールを含んでいない。
●頭のはたらきに役立つ(脳の状態を常に新しくしておくために、ビタミンB1などの栄養素が必要ですが白米はビタミンB1を多く含む食品との相性がいいので健康的な食生活を保っておけば、脳の働きは活性化する。
 試験勉強の夜食や、試験当日の朝のおにぎりは最高なのです。
さあ、無理して玄米食にしなくても白米で充分に栄養が取れて健康効果があること判っていただけましたか…
みなさんには これからの美味しい丹波米をしっかり自信を持って食べていただきたいと思います。
そして精米の際 白米よりは7分づき 5分づき そしてたまに玄米食と…グレードアップしましょう。

今回はヘルシーで美味な炊き込みご飯と おもてなしにも使える簡単パエリャ 2品 ぜひお試しください。




◎お豆腐と舞茸の炊き込みご飯
米…3合 (洗って30分ザル)
もめん豆腐…1丁(350g) 
舞茸…1パック(150g)  
人参…30g   
生姜…10g (細切り)
A(濃口 大s2、塩 小s)、だしの素 小s)

 ■作り方
①豆腐はザルにあげてしばらく置いて水を切り1㎝角に切る。
②舞茸は洗わず小さく引き裂いて人参は粗みじんに切る。
③米とAを炊飯器にいれ いつもの水加減で炊飯器にセットしてから水100ccを取り出す。
④舞茸・人参・豆腐の順にのせスイッチ!炊き上がりやさしく全体を混ぜて青ネギの輪切りや花カツオをそえていただく。

ポイント≫豆腐がたっぷり入ります。水加減と豆腐の量だけお守りください。


◎フライパンでパエリア  (26cmフライパン)
お米…1、1/2合(洗わない)
鶏腿肉…1/2枚                
エリンギやシメジ…合わせて150g  
ニンニク…大1片              
玉ネギ… 1/2個  
トマト缶(カット)…1/2缶
赤ピーマンやピーマン…2~3個                       
オリーブ油…大s2程
A(白ワイン 50cc 、パプリカ 小s1/2(又はサフランひとつまみ)、ローリエ1枚)
B(水 1cup、スープの素、塩 小s1/2、こしょう 少々)
アルミホイル30㎝角
☆仕上げ…レモンやパセリ

■作り方
①鶏腿肉は一口大に切り、塩、こしょうする。       
   
エリンギは半分の長さの薄切り しめじは半分長さに切りほぐす。
ニンニクは薄切り 玉ネギはみじん切りにする。赤ピーマンやピーマンは1㎝角に切る
②フライパンを熱し油を少々入れて鶏を焼いて取り出し、油を足しつつ 
ニンニク→玉ネギ→米→キノコの順に炒める。 
③トマトも加え炒め、Aを加えて、少々煮立て少し煮詰める。      
Bを加え全体を混ぜて平らにし鶏も散らして フライパンにアルミホイルをしっかりかぶせ、更に蓋をし沸騰後弱火で15分煮込む。
④火を止めて5分蒸らし、ピーマン等をちらして再び5分蒸らし パセリレモンを飾る。鍋ごとテーブルに出して取り分けて食べると豪華です。                                              

ポイント≫洗わないお米がコクを出します。アサリやエビなど材料色々で!
ホイルがしっかり蒸気を逃がさず炊き上げます

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みなさんゴーヤが恋しくなる季節になりました!沖縄では夏バテ解消に利用される代表的な野菜です。
高温多湿の気温に適しているため、沖縄では昔からよく栽培されていました。
実はゴーヤって沖縄の方言で元々は”ニガウリ“や”ツルレイシ“が一般に使われていたそうです。
宮古ではゴーラー、八重山ではゴヤ、九州鹿児島ではニガゴイ、ニガゴリなど、さまざまです。Mara(タイ語)、 Peria(マレー語)、そして英語でBitter melon(苦いウリ類)。。。世界各地で食されています。
丹波でも“緑のカーテン”ブームで各家庭で作られることが多くなりました。
独特の苦みを美味しいと感じたその日から人々はゴーヤの虜になってしまうようなのですが…
何故にゴーヤは苦いのか?様々な答えがありますが…ゴーヤが次の世代を残すために実や、種を食べられないように苦みを強くして守って今があるのでは。また、独特のイボイボは貯水庫の役割でゴーヤが南国原産でどんなに暑く過酷な環境でも生きていけるよう作られているとか…調べると面白いことがいっぱい発見できます!
さて、ゴーヤーの主な成分といえば1本にレモン2個分トマトの5倍とされるビタミンC、貴重な栄養成分共役リノール酸、ククルビタシン(フラボノイド)チャランチン、カロチン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、食物繊維、モモルデシチン(苦み)…きりがないです
また、ゴーヤーの主な効能と言えば、夏バテ解消や夏の活力源はもとより血液浄化・糖尿病予防・ガン予防・免疫力強化・風邪予防・疲労回復・整腸・美容・美肌効果などなど…やっぱりきりがありません。
そして、効果的な食べ方としては、タンパク質や油と共に調理すると栄養の吸収が良いとされ(チャンプル、かき揚げ)ゴーヤの苦みを取る方法は塩もみや、水で流す、ゆでる等一般的です。
干して煎って作るお茶も体を冷やし過ぎず程よい清涼感が得られ良いですね。佃煮も大量に使えておすすめです。
でも、今回覚えていただきたいのは「ワタ」「種」「葉っぱ」が食べられる!そう苦いものではないって事なんです。一度お試しいただいての実感!しか解析法はないのですが。。。
あまり大きくないゴーヤなら輪切りでチャンプルも面倒がなくて私的にはお勧めです。ワタと種には実以上の栄養素、特に共役リノール酸がたっぷりです。若いゴーヤならワタ丸ごと残しておいて卵とじやてんぷらが美味!
きっと、一生懸命いままでワタを削って捨てていた人生がもったいないことをしたと思われることでしょう。。。今!です。ぜひ、この夏にお試しください。


◎ゴーヤ丸ごとフライ


ゴーヤ 1本
A(クレージーソルト)または(塩、こしょう、カレー粉)
B(卵1/2個、小麦粉1/2カップ、牛乳1/2カップ)
乾燥パン粉、揚げ油
レタス、パセリ等

① ゴーヤは5~7mmの輪切りにし、Aで下味をつける。
② Bを合わせてよく混ぜ、ドロリとした衣を作る。
③ ①を②にからませてパン粉をつけ、しばらく置いてから180℃~200℃の揚げ油でカラリと揚げる。

一口メモ
ワタも種もすべて丸ごとフライにします。苦くなく種がコリコリして美味です。今回の衣のつけ方は野菜フライがあっさり上手に作れます。油の吸収も少なく作業も楽!目からウロコの一品です。必ずおためし下さい。

◎簡単漬けるだけゴーヤのピクルス

ゴーヤ 大1本(250g程)
A(砂糖1/2カップ、酢1/4カップ、塩小さじ2)

① ゴーヤは縦半分に切り、計量スプーン等でワタをツルツルになるまでしっかりこそげ取る。
② ①を5㎜~1㎝幅に横にザクザク切りそろえる。
③ 大きめのビンやビニール袋にAをあわせ②をからませるように漬け1時間以上置いてから食べる。(冷蔵庫で1週間ぐらいは保存OK)


一口メモ
ゴーヤは通常切ってから塩もみして苦味を取って使うことが多いのですが、今回はワタを削り取り、酢に漬けるだけで苦味も少なくとても美味です。やや甘めに仕上げるとさらに苦味が薄くなります。ポリポリ食べて、少なくなればまた少し切って追加に漬けてもOKです。

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過ごしやすい春がやってきました!気分も晴れやかで元気がもりもり。。。そして、ついつい食欲も増しますよね。
そんな人間の体と気分 そして、季節、その時々の食材にはそれぞれ、その季節の環境に合わせて体調を調える役割があってご存知ですか?
春は陽気がだんだん高まる季節です。からだの中も陽気が多くなって、頭がボーッとしたり、めまい、ふらつき、目の充血、血圧の上昇などが起こりやすくなります。冬の間に動きの鈍った身体を刺激し、溜まった老廃物を体外に出す、代謝を高める性質の食品が必要になってくる訳です。中医学では春には「肝」とよばれる臓器の働きが活発になり、そのバランスを崩しやすいといわれています。ゆえに 肝臓や血液の流れを正常にするよう 食事に注意することが大切とされます。
 山菜は昔から、体の調子を整えて元気にする食べ物と考えられて来ました。山菜の苦味は「冬の間眠っていた体を目覚めさせる」ともいわれています。苦味の正体は、ポリフェノール、フラボノイド、タンニンなどなど…
昔から 山菜には薬効効果があるとされ、よもぎは強壮、保温、腹痛に、ナズナは腹痛、下痢、止血に、うどは解熱、神経痛、リウマチに、のびるは強壮、虫刺され、打撲などに良いとききます。
最近ではふきのとう、ぜんまい、わらび、うどなどの抗酸化作用や、つくしの抗アレルギー・抗花粉症作用なども 注目視されています。菜の花は体内にたまった老廃物を出し、むくみを取り血液循環を良くします。
 筍は体の熱を冷まし、タンや老廃物を出し便通もよくします。蕗はタンを取り、咳を鎮める力があり胃の働きを良くするそうです。ただ、薬になるようなものは、食べる量を過ぎれば、毒にもなります。山菜の中には、そのままたくさん食べると、下痢、嘔吐、腹痛、頭痛などの中毒症状を起こすものがあります。また、生のままではビタミンを破壊する酵素(ぜんまい、わらびなど)、アレルギー症状を起こす物質(よもぎ)、発がん性物質(ぜんまい、わらび、ふきのとうなど)などを含んでいるものもありますのでご注意ください。
古来より「肝」の働きを補う食べ物(味)は酸味とされ、春野菜のお浸しや和え物には酢味を足すと良いでしょう。
また、苦みの山菜を美味しく食べるには天ぷらにして塩が良好と言われます。天然の塩はミネラルが豊富で、美味な上、体の余分な水分を排出する効果もあります。もっと皆さんに身近な山菜を食べていただきたく…今回は一番身近なヨモギで二品作ってみました。ヨモギは食物繊維が法連草の約3倍、クロロフィル、β-タカロチンビタミンKなどもかなり多く含まれあらゆる効果がありとされています。ヨモギ豆腐はわさびでも美味だし 沖縄風ご飯はピラフ感覚で苦くなく美味です。お試しください。
 
よもぎの沖縄風炊き込みごはん(フーチ・バー・ジューシー)
米 3合 → 洗ってザルにあげ30分
よもぎ葉(生)  50g
豚肉       100g
人参       30g
たけのこ     50g
干し椎茸     2枚
A ゴマ油大さじ1 濃口大さじ2 酒大さじ2 塩小さじ1/3
B スープの素1個 だしの素小さじ1/2 昆布7cm角1枚
① よもぎはさっとゆで水に取り3cmぶつ切りにする
② 豚肉は5mm太さの細切り、しいたけは戻して薄切り、たけのこも薄切りにする
③ フライパンにゴマ油を入れ豚肉を軽く炒めよもぎも炒め残りの②を加えて○Aを入れからませて火を止める
④ 炊飯器に米と③の汁と水でいつも通りの水加減にセットし、○Bを入れ炒めた③ものせてスイッチ!
⑤ 炊き上がり昆布を取り出し全体を混ぜ合わせ昆布も刻んで加えるとさらに美味です!

一口メモ
沖縄のよもぎはやわらかで“フーチーバー”と呼ばれ色々な料理に使われます。
ゴマ油の力で苦味も少なくなります。量を入れすぎないよう注意してためしてください。きっとくせになります。
 

よもぎ豆腐の吸物椀
よもぎ豆腐(流し缶 14×10cm)
よもぎ(生)    30g
くず粉       40g
A だし400㏄ 塩小さじ1/3 淡口少々
湯葉        4切れ
人参        4枚 →花型にぬき茹でる
ホーレン草 軸   →茹でて10cm長さ4本
B だし3カップ 塩小さじ2/3 淡口少々
① よもぎはやわらかい元気な芽を用意し、さっと茹でて水にとり冷やして絞りあらめに刻んでくず粉・○Aと共にミキサーに入れ、しっかり細かく粉砕する。(またはすり鉢等でよもぎをよく摺ってから他の材料と合わせる)
② 片手鍋に入れて本じゃくしで底・ふちをかき混ぜながら全体に透明感がでてくつくつ云ってくるまでよく練りながら火を通しぬらした流し缶に入れて冷やし固める。←以上がよもぎ豆腐。生姜醤油やワサビなどで食べると美味!
③ Bを鍋に入れて美味しいだしを作り、お椀によもぎ豆腐(4~6切れに切る)・湯葉・人参・ホーレン草等を見栄えよく盛り熱々のだしをたっぷりはる。

一口メモ
よもぎはビタミンA・B等やカルシウムなどのミネラルがたっぷり含まれています。
特に春先の若芽は栄養価が高く、まとめて茹でて冷凍保存で利用されるといいでしょう。
さっと茹でて水にとり冷えたらカッターでつぶして20gずつラップで包んで保存♪
色々利用法あります。
 
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日本の冬と言えばおせち料理から始まり神々に感謝し健康を祈願して新しい年をスタートいたします。
皆様もいろいろ美味しいおせちを作られたことでしょう。おせちは”まごはやさしい”(栄養バランスのよい長生きするために食べたい食材)が総て揃っています。昔の人は素晴らしいと思います。今回は おせちにも良く使われる”冬のお芋さん”について考えてみました。
冬は気温が低くて寒く辛いですね。私たちの体はなんとか体温を下げないようにと熱源を激しく燃やしてエネルギーをたくさん消費するそうです。このとき、基礎代謝は高くなって夏より冬のほうが体力を沢山消耗するそうです。だから、頑張って冬は熱や活力となる食材を食べないといけません。
おせち等の冬に美味しい根菜・まめ・乾物・はっぱ野菜・イモ類にはビタミンや食物繊維、カルシウム、鉄分などが特別多く含まれています。それらを摂ることで冬の体は栄養バランスがよくなります。そして特に必要になるのが直接 熱源となる炭水化物です。代表的はお餅やごはん、うどん、パンなど主食となる食べ物です。そして次に続くのが芋類なのです。
芋類は炭水化物であるでんぷんを多く含み、ビタミン類やミネラル、食物繊維、その他生活習慣病の予防に役立つ栄養素などが豊富に含まれ、しかも低カロリーの食品です。消化吸収がよく、速やかにエネルギーとなりやすいのが特徴!芋類は種類によって栄養的特徴も様々ですが、冬の体に必要とされる栄養素はホクホクでねっとりの美味しい冬のお芋(さつま芋・里芋・えび芋・山芋など)それぞれにたっぷり含まれているのです。
例えばさつま芋は秋にに収穫されますが、その後2~3ヶ月貯蔵して、水分を飛ばし甘さを増しより美味しくなるとされるので冬の大切な食材です。さつまいもは特に熱に強いビタミンCが豊富に含まれ含有量は柑橘類に匹敵するとか…焼き芋にしても90%のビタミンCが残存するとか…
かぜやがんの予防にまた、シミやそばかすの予防にも効果あり他の芋にはないビタミンEやB1、B2、β-カロテンも多く含まれる優れものです。食物繊維も豊富に含まれ、じゃがいもの約2倍!芋類の中では一番の含有量だそうです。皮の下のヤラピンは便秘の予防・改善、大腸がんの予防に効き優れた抗酸化作用もと…。
また、里芋は冬の煮物、汁ものに欠かせない食材ですがビタミンB群・Cを多く含み、栄養価が高く、食物繊維も豊富。特に他の芋類より水分が多いため、低カロリーで、ヒアルロン酸を多く含み瑞々しい肌を保つことに役立ちます。独特の粘りのムチン等は老化やボケの防止に効果、免疫力の強化やがん予防、血中コレステロール値の減少などにも効果があります。胃潰瘍や胃炎の予防・改善、鼻の粘膜を保護しアレルギー症状の予防や改善も期待されています。肝臓の解毒作用を助けたり、消化を促す作用もあります。塩分の取り過ぎによる高血圧を防ぎむくみの防止にも効果有りと素晴らしいです。こんなお芋さん達をもっと食べていただきたいと願って今回は2品作りました。
 
 
○里芋まんじゅうの吹き寄せあん
 
里芋 300g程
椎茸甘辛煮や肉そぼろ 大さじ山盛り1
海老 4尾→1㎝ぶつ切り
枝豆(茹) 40g→薄皮もむく
しめじ1/2パック→半分に切りほぐす
 
A(だし1/2cup、片栗粉大さじ1/2、みりん大さじ1・1/2、砂糖大さじ1/2、淡口大さじ2、生姜汁)
揚げ油
 
①里芋は皮ごとやわらかく茹でて皮をむき、4等分してラップに包んで熱い内につぶし、椎茸をつめて茶巾に包み、おまんじゅう状にする。
②①に片栗粉をまぶして揚げ油180℃程で揚げる。
③鍋にAを合わせて、海老、しめじ、枝豆等を入れ火にかけ煮立てば片栗粉でとろみをつけ生姜汁をしぼる。
④器に②を盛り③をたっぷりかけ人参うす切りをちらす。
 
一口メモ
里芋はやわらかく茹でてから皮をむくので楽ちんです。海老芋、里芋でも作れます。また小さ目の鍋で揚げると少ない油でかさが増えて油はねが少なく簡単に揚げられます。是非お作りください。
 
 
 
○さつまいもとホタテのレモンみぞれ和え
 
さつまいも 200g程
レモン 1/2個
ホタテ貝柱(刺身用)4個→サッと湯通しして角切り
海老 3~4尾→茹でて1㎝ぶつ切り
キュウリ 1/2本→1㎝角切り
りんご 小1/2個→5㎜厚さイチョウ切り
大根 200g→すりおろす
揚げ油・塩・粗びきこしょう
A(はちみつ大さじ3・レモン汁大さじ1)
 
①さつまいもは皮ごと1㎝角切りに切り、水に取る。
②レモンは半分を皮ごと薄くイチョウ切りにし、半分はレモン汁にしておく。
③①の水気をよくふき、180℃の揚げ油に入れて、カラリと揚げAに熱々の①をつけて味をなじませる。
④大根おろしの水気を切って他の材料すべてと③を合わせ、塩・粗びきこしょうで味をととのえる。
 
一口メモ
さつまいもはやや多目の油で手早く炒めて作っても良いです。
梨や柿を入れたり黒豆の煮たものや茹でたキノコも加えると良いでしょう。おせちの一品にもなります。