「極限境界線 救出までの18日間」タリバンから人質を救出せよ!息詰まる緊迫の交渉作戦とは | 『Pickup Cinema』

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2023年製作/109分/PG12/韓国 監督:イム・スルレ 出演:ファン・ジョンミン、ヒョンビン、カン・ギヨン 原題:The Point Men 配給:ギャガ 劇場公開日:2023年10月20日 ★オンライン試写で9月22日鑑賞

 

韓国を代表する俳優、ファン・ジョンミンとヒョンビンが共演。タリバンから人質を救出するための決死の作戦を開始する。

2007年、アフガニスタンの砂漠で韓国人23人がタリバンに拉致された。要求は韓国軍の撤退とタリバン兵23人の釈放。期限は24時間。

人質救出のミッションを受け韓国政府から派遣されたのはエリート外交官のチョン・ジホ(ファン・ジョンミン)。早速、外務省にタリバン兵士の釈放を要請するが、拒絶される。そんな時、国家情報院の工作員パク・デシク(ヒョンビン)がアフガンのフィクサーに交渉するが、あと一歩のところで決裂してしまう。

立場も性格も異なるチョンとパクは、対立しながらも手を組む。人命を何より重んじるチョン。イラクでの拉致事件の失敗がトラウマとなっているパク。

タイムリミットが迫るなか、二人は詐欺師に騙されそうになったり、国民よりも国家の体面を重んじる政府に落胆したりと、心身ともに疲弊していく。決死の交渉作戦の行方は…。

実在の事件を元に描いたアクションたっぷりのサスペンスドラマ。

報道だけではわからなかった当時のアフガニスタンの様子。そして現在、実効支配をしているタリバンという組織の恐ろしさ。常に危険と隣り合わせの現場で国民を救出するために駆け回る人々の姿。

わが国でもかつて似た事件が起こった。あの時もきっとこんな風に国家は動き、交渉したのだろうか。

知らない世界を映画がみせてくれる。