先日、ギャザリングに初めて参加して、亭田歩さんのすっかりファンになってしまい(笑)、
「“ていだ”って面白い名前だな」「ていだ」「ていだ?」
なんて思ってるうちに
「そうだ、『てぃだかんかん』っていう題名の映画があったよな」
っと思い出したら、とたんにTSUTAYAのタダ券をもらったので、TSUTAYAへ出掛けました。
『てぃだかんかん』はなかなか見つからず、あちこち探しているうちに、昔映画館で見てエライ感動的したけれど別にそれきりだった映画『ブルース・ブラザーズ』が目に入りました。
それが実は、とんでもない神様からの啓示だった。
実はこのとき、同時に、すぐ隣に
『ブルース・ブラザーズ2000』というDVDも見つけました。
「続編はまずたいていコケる」
という思い込みがあったけれど、なぜかどうしても放っておけず、思い込みは外してこれも借りてみました。結果、
続編も「観て良かった!」と思った映画に、初めて出会った!!!!( ;∀;)
ここからは、できるだけ気を付けますが(いや説明すると出ちゃうな)若干ネタバレになるので、「これから観るんだから言わないで」という方はご退出を。m(_ _)m
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前作『ブルース・ブラザーズ』のあと、実際の話ですが、兄のジェイク役を演じたジョン・ベルーシは、人気絶頂のうちに、33歳の若さでこの世を去ったのでした。コカインとヘロインの化合物「スピードボール」という薬物の過剰摂取が原因だったそうです。
それなのに、あの名コンビ無くして、一体どのように続編を?と思いきや、
『2000』の冒頭では、彼の亡くなったことに、ちゃんと向き合ってあるのでした。
しかも、静かに、穏やかに、かといって決してうやむやに隠して誤魔化すような感じではなく、
しっかりと、はっきりと、
映画の中におけるリアルでは「ジェイク」が死んだことに、そして観ている私達ファン達のリアルにおいても、「ジョン・ベルーシは亡くなってしまったからこの映画に出て来ないんだ」という寂しさに、正面からしっかり取り組み、
ちゃんと悲しんで、
かといって深刻にはならずに、でもしっかり正面から向き合うことで、弔いの祈りを捧げているかのようなのです。
皆が愛して、喪って悲しんだ、ジェイク=ジョン・ベルーシに、静かに、でもごまかさずに向き合っているのが、好感が持てました。
彼の亡き後も、その後のショウビジネス界で一生懸命仕事を続けてきたダン・エイクロイドも、彼が演じた“弟”のエルウッドも、観ている私達ファンも、ちゃんとやってるよ、変わらず楽しく自分の人生の続きを生き続けているよと、
皆で確認し合い、お互いにそっと、さりげなく、励まし合うかのような、
とても丁寧で、爽やかで、軽やかで、優しくて、朗らかで、可愛らしい、そういう空気が流れていたことに、私はまず、めちゃめちゃ感動したのでした。
初作を大切にし、優しい敬意を払う続編。
これがあって救われたと思えた続編。
そしてそこから更にもう一度初作に返って見直すと、
ああこれがあとでこう効いてくるのよねと
また新たな感動を誘う
相乗効果、互助の効果のある、
まるでこの二本がそのまま、ジェイクとエルウッドみたいな
とても素敵な優しい、初作と続編なのでした。
初作の、あのあまりにも有名な、冒頭の名シーン、刑務所から出所して来るシーンへのオマージュで始まる、『2000』ですが、
そこに迎えの車は来ない。
おとなしくお行儀良く、ずっとひとりぼっちで立って待っていたのに、朝になっても誰も迎えに来てくれない。
それでも、イライラしたり、感情を表に出したりせず、黙っておとなしく、ぽつねんと、ずっと一人きりで立っているエルウッドの寂しそうな姿に、
現実でジョン・ベルーシを喪ってからの、ダン・エイクロイドのこれまでの寂しさが、全部載せられて語られているかのようで、
何も言わない、何もしない、何の演技もしていないのに、ただ静かにおとなしく立っているだけで、そういう寂しさを全部私達に伝えるような、その演出に、
涙を禁じ得ませんでした。
こういうところ、
アメリカ人には、もしかしたらあまりウケないようにも思いますが、実際どうだったんだろう?
私も実は、TSUTAYAで見つけるまで、続編が存在することを知らなかったくらいですから、おそらくあまり大人気の有名で再ヒットではなかったのかもしれません。
でもなにかこう、何かを我慢しているような、どこか抑えているような感じ、
ケビン・コスナーや、『マトリックス』でネオを演じたキアヌ・リーヴスや、リチャード・ギアもそうかな、あと東洋系だったらディーン・フジオカあたりにも、そんな雰囲気が有ると思うのですが、
何かを内に秘めて絶対出さないのだけど、隠すほどにそっと滲み出てしまうかのような、独特の本当さ、独特の「一人で頑張ってきた男の我慢して来た寂しさ」みたいなもの、寂しさなのだけど、寂しいということに拘らないで淡々とやるべきことを、時にさりげないユーモアを交えて楽しみながらやってきたかんじ、
そういうの(「寡黙さ」っていうのかな?)が、
日本的な良さ、
日本的な「男のかっこよさ」
ではないかな、と思います。
あんまり派手に表現しないけど、何か滲ませるようなかっこ良さ。
ダン・エイクロイドも、どこかそういう雰囲気を持っているような感じがします。
(サングラスかけてるこの役の時だけかもわかりませんが。後の『ゴースト・バスターズ』では、サングラスもかけてないし表情もはっきりしてるし、もっとコメディに徹してるかもしれません。ただ彼はカナダ生まれでアメリカ人ではないから、生活してるからアメリカっぽくなってるかもしれないけれど、ちょっとカナダ、日本に近い?ところ、やはりあるかもしれません。)
動物の「一生懸命さ」って、後ろ頭に滲み出ると私は感じていますが、
この「一人で黙って頑張ってきた男の寂しさと穏やかさ」は、「鼻の下、上唇のすぐ上」に、滲み出るような気がしています(笑) 余談ですが。
ちなみに、何にも頑張っていないのに黙ってるだけの男はだめです、全然かっこよくありません(笑)。
かっこいいのは、ただの我慢、ただ怠惰のために自分をごまかした、諦めたような我慢ではなく、
どうしても貫きたいものの為に、覚悟してしている我慢なのです。
隠すだけの内容も無く、力を尽くして行動し取り組んで来た大事な想いも人生も仕事も無いくせに、ただ単に話すこと、表現することを単にサボっているだけの男なんか、ひとっつも何ンにもかっこよくなんかありませんからね!勘違いしないでくださいねっ!
(ハハハ急に向きになってどうした?(^_^;)いやちょっと具体的に思い当たってリアルに腹立ったのですよ、最近危うく友達に憑きそうになった悪い虫がこういうやつだったなと思い出して(笑)m(_ _)m 忘れてーw)
本当に実のある、愛すべき男の語らない寡黙さは、
上唇の上、鼻の下を見ると、何かが滲み出ているように、魅力的に感じるのです。
こんど誰かのをさりげなく見てみてください(笑)
大いに話が逸れました。
驚くようなアメリカの音楽界の大御所が多数登場します。
とはいえ、マイケルジャクソンやマライアキャリーやバックストリートボーイズじゃないんです。
ブルースって、ロックやポップスと、位置付けとしてどう違うのか、実は私はあんまり良くわからないのですが、聴いててこういう感じ、というのは違いがあるような気はなんとなくしますが、自分の言葉で定義できないのでわかりません。
古いの?リズム&ブルース?ジャズに近い?黒人っぽいの?(ね、わかってないでしょ(笑))
もう少し渋いというか、深くて重くて味があるような、いぶしたような、
一番目がハートになったのは
エリック・クラプトンでした❗️❗️
近頃、好きすぎて何度もブログに書いていた『Change the World』の人ですよ💗😍
何度も同じ映画を繰り返して観ない私が、返すまでに3回も観てしまった、しかもブルーレイに入っていた特典映像なんて4回も観て、ダン・エイクロイドの優しさにメロメロになって彼のホロスコープチャート調べちゃったくらい
😍❤️、その映画に、
二度美味しいじゃないけど、
エリック・クラプトンが入ってるなんてぇ💗(///∇///)💗💗(人*´∀`)💕
これはもう、アメリカの音楽史の大切な記録でもあるよね。
他にもたくさん、この映画の魅力は語ったらきりがない。
ひとりぼっちになったと思ったけど、新しい仲間を見つけて一生懸命自分らしさを輝かせて生きていくところとか、(彼の芯は、彼の絶対に守り通したい決心は、アメリカの本来の音楽の良さを、決して廃れさせず、伝え続けること。これがあるから滲み出る。)
孤児だったエルウッドに父親的な顔が芽生える所とか、
新しい仲間の子供もかわいいし、なかなかヤルし(笑)
丁寧な姿勢とか、謙虚さとか、優しさとか
ふざけていてがさつなようでいて、
実は、さりげのない優しさとか丁寧さがあるところとか。
悲しいことにも深刻にならないで淡々と、楽しく笑いで見せていくところは超かっこいい。❤️
ほんとうにかっこいい。
ちょっとクレイジーケンバンドの横山剣さんに通じるところ有るな、と思ったら
なんとダン・エイクロイドも剣さんと同じく、生まれ持ったホロスコープの惑星に、蟹座が3つもあった❗️しかも少なくとも2つは個人天体だった。(出生時間がわからないので月星座が不明。)
仲間を大切にする、小さいものの面倒見る、優しい、音楽好き、寡黙、声がいい(聴覚に訴える)。水星(伝え方、コミュニケーションのしかた)は、遊びと喜び、底抜けの輝きを表す獅子座に。車と警察に萌えるのは蠍座の火星の力か。(剣さんも車好きだよな)
ゴースト・バスターズではあんなに太っちゃって、トム・ハンクスみたいで気がつかなかったけど、
グラサンで痩せてた『ブルース・ブラザーズ』のダン・エイクロイドは、私にとって死ぬほどかっこいい。
劇中、エルウッドは、バターもジャムもなんにもつけない、トースターでただ焼いただけの食パンが好き、という設定になっている。このキャラ設定がなんだか無性にカワイイ(´・∀・)💗
でも、自分の家にトースターは無いので、電気コンロみたいなのの上に、ワイヤーに留めたようにして一生懸命焼いてる。些細なことだけど、自分の好きなようにするために一生懸命工夫してやってるのが、健気ですごく可愛いと思う💗(´・∀・)
「は~疲れたな~」
刑務所から仮出所してきた兄のジェイクを迎えに行って、帰りに約束していた、子供の頃に世話になっていた孤児院のシスターに会いに行き、目下の懸念事項をひとつ聞いて、スプリングの効いた車を運転して帰ってきた。長い1日だったよね。
休もうかとおもったけど、小さな部屋にひとつしかない小さなベッドはお兄ちゃんに取られちゃって、でも兄貴も出てきたばかりだし疲れたろうなと、そっと毛布をかけてやって、自分は椅子に寝たんだよね。優しいよな。
こういう優しい雰囲気が、ブルースブラザーズの映画には全編に漂っている。
黒ずくめなのに、エルウッドの靴下はいつも白。オシャレなのかこだわりなのか、無頓着な単なる癖なのか。