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自然体で生きられるようになる
心理セラピー@名古屋
心のセラピストさはしひろこです。


人はそれぞれ、これまでの経験や
家族の中で当たり前に感じてきた感覚などによって、
様々な前提を持っている。


例えば
・「人は安心な存在だ」
 とう前提のAさん。

・「人は何をするかわからない。」
 という前提のBさん。


人は誰だって
初めて会う人に、はじめは警戒する。

動物としての本能だよね。
自分の身を守るために。


でも、前提によって
その警戒心の強さには、
大きな違いがあると思う。


「人は何をするかわからない」という前提のBさん。

人に対してとっても警戒するし、
大丈夫そう・・・と思っていて
裏切られたらすごいショックだから

こう思ってるんじゃないかな?
もしかしたらこういう人かも?って、

その人からの情報をキャッチして、
想像を働かせる事に
意識やエネルギーが取られる。

だから、
なんだかすごい疲れちゃう。



人は、自分が安心できる相手には、
どう思われるか?を気にせず、
自分らしく振る舞ったり、
思った事を言えるものだ。


でも、安心できない相手には、

この人は大丈夫な人?
怒られないかな?etc・・・

そんな防衛本能が働いて、
エネルギーをすごい使う。

緊張感が抜けない。

だから、自分らしく振る舞ったり、
思った事を気にせず言ったりできない。



例えば、新しい集まりに行こうとしたとして。
(職場とか、習い事とか)

そこにいる人は
どんな人かわからないし、
どんな人か
わかんない人達が集まってて、
集団になったら
何するかわからないし・・・

って考えたら、そりゃ怖いよね。

もう恐怖でしかないよね


オーバーだけど、
すごい武装していかなきゃみたいな。

その集まりになじむまでに、
すごく時間がかかる。


だって、それまでの経験の中で、
安心した体験が少なかったのだから、
そう感じるのも無理もないと思う。


たとえ他の人が
(ここすごい快適だけど?)
って感じる場所でも、
その人にとっては、
ほんとに安心できるまでに
時間がかかる。

安心を貯めるバケツの容量が
大きいって言うか、
こんなんじゃ安心できないです私、
みたいな。


「人は安心な存在だ」
って思っているAさんは、
初めて会った人に対しても、
例えばコップ一杯分ぐらいの
安心感が貯まれば、
この人、危険な人じゃない、
大丈夫ってなると思うんだけど。


「人は何をするかわからない。」
と思っている
Bさんにしてみたら、
コップ一杯分ぐらいの安心感では、
全然足りない。

大きなタンクみたいなところに、
少ししか貯まってない感じだから。
まだまだ安心できないって感じる。


それは、
危険から自分の命を守るために
編み出した方法。

傷つかないように。


安心したら、何があるかわからない。
だから、
簡単に信用しちゃダメってルールが、
Bさんを守ってくれている。

そんな事が起きている。


人って、
本当は人を信用したいし、
安心したいのが本能だと思う。


だって、
生まれたばかりの赤ちゃんは、
人からお世話をしてもらわないと
生きていけない。

命を預けている。

赤ちゃんは、
お母さんに安心感を感じながら、
お世話をしてもらって育っていく。


でも、何らかの理由で
その安心感をあまり感じられなかったとしたら、


人に対する過剰な恐怖。
そんな簡単に
気を許せないような緊張感。
人は信用できないという感覚。

そう感じてしまうのは
無理もないと思う。


それは、逆を返せば、
安心感が足りていないだけ。

だから、
安心感が増えれば、
過剰な恐怖や緊張感が
少しずつ減っていくはず。


安心できる人や場所を
少しずつ増やして、
安心感を貯金をすればいい。


例えば、

ここは好き。
ホッとできる。
何だか落ち着く。
平常心でいられる。
あまり緊張しない。


そんな、
心から寛げる、
安心できる人や場所を増やして、
安心貯金を積み重ねて行くといい。

安全基地を増やしていくといい。



そうすると、
「人は安心な存在だ。
でも中にはそうでない人もいるよね」
という前提にだんだん変わっていく。



振り返ってみると、
今の私は、以前の私より
安全基地がずっと増えたと思う。


だから、
「私の周りには、
安心できる人がたくさんいる。
うれしい。」

そう感じている。

それは、
自分の土台が厚くなった感覚。
根っこがしっかり張ったような感覚。

安心して関われる人が増えたことが
とても嬉しい。


人と関わる楽しさを、
より濃く味わえるようになった。


だから。


私も人として、
そしてセラピストとして、
誰かの安全基地の一つになれたらいいなと思う。




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