「勉強?

 した方がいいに

 決まってるだろ!」

 

「将来役立つかって?

 勉強したことを無駄にせず

 役立てるように

 生きて行くんだよ

 

(武井壮さんの言葉より)

 

 

親からしたら勉強は

 

 自分自身が苦労した

 経験があるから

 

または

 

 子どもには将来のために…

 

 

頑張ってほしいと思っている。

 

なのに、いくら言っても

言うことを聞かなくて

困っている。

 

 

どうしたら

勉強する気になるんだろう?

 

たくさんの親御さんの

共通の悩みです。

 

「少しは勉強しなさい」

「やらなきゃダメでしょ」

 

命令口調

なっていませんか?

 

もしも親が営業マンで

子どもがお客様だったら…

と考えてみてください。

 

いくら商品価値が高くて

お買い得な品でも

押し売りをしてくるような

営業マンからは

買いたくありませんよね。

 

それどころか

“自分が関心がない”

と言っているのに

しつこく営業されたら…

 

電話なら間違いなく

受話器を置くでしょう。

 

子どもは勉強が必要だと

頭では分かっているけれど

 

「気が乗らなくて」

「楽しみが見い出せなくて」

 

 行動に移せない

 

というのが現状です。

 

できる営業マンは

まずお客様のニーズを探ります。

 

そして

お客様にあった商品を

提案するでしょう。

 

それがお客様の興味に

合わなければ

少し値段の安いものを

紹介したり

色や柄を変えてみたり

 

時には別の商品を

提案するかもしれません。

 

「自分の子どもを

 お客様だと思え?

 そんなことできないわ!」

 

という声が

聞こえてきそうですが

 

成果は

子どもが進んで勉強すること

ですよね。

 

営業マンなら

商品を売ることが成果です。

 

100件のお客様を訪問しても

商品がひとつも売れなければ

成果は0です。

 

親が100回小言を言っても

勉強するようにならなければ

成果は0なのです。

 

お客様の好みは様々です。

 

先ずはお客様を観察し

お客様が喜ぶ商品を

提案してみては

いかがでしょうか? 

 

 

勉強すると

・視野が広がる

・知識が増える

・何をしたいかがわかる

 

「こんな良いことがある」

「学ぶことは楽しいことだ」

 

という

商品価値を伝えることです。

 

そして

この商品は使ってみたら

 

「なかなかいいぞ!」

 

と思わせることです。

 

そのためには

褒めることが大切です。

 

下記に、勉強が楽しくなる

褒め方の基本7つを記します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

1.   嬉しい褒められポイントを

  見抜く

 

2.「もうできちゃったの?」

     大げさに驚く

 

3.  できたところに着目する

 

4.  うわべだけで褒めない

 

5.  他人と比較して褒めない

 

6.  大げさに褒める

 

7.  失敗した時は努力と挑戦

    行動力を褒める

 

いかがでしょう。

 

子どものニーズを探って

 

「勉強、やりたくない」

「勉強、嫌い」

「勉強、めんどくさい」

 

そんなお悩みを

この辺りで“まるっ”と

解決しちゃいましょう♪

 

 

 

 

 

子どもって

どうしようもないことで

駄々をこねたり

聞き分けなくぐずったり

することってありますよね。

 

 

そういう時に限って

「こんな場所で」

「こんな時に」

など

 

大人にとっては

都合の悪い時だったりします。

 

そうすると

ついつい言ってしまうのが

 

「もう知らないよ」

「勝手にしなさい」

 

などの

言葉だったりしませんか? 

 

子ども自身は

自分の気持ちの整理が

つかない状態であり

更にボキャブラリーも

少ないため

 

気持ちを伝えることも

できません。

 

大人だって

落ち込んだ時などは

自分の気持ちを

言葉に表すことは

難しいはずです。

 

今の状況を整理して

落ち着くためには

思考を整理することが

必要なのに

 

「勝手にしなさい」

と言われてしまうと

 

どうしたらいいのか

余計に収拾がつかなくなり

泣き叫んだりしてしまうのです。

 

駄々をこねている時こそ

大人が丁寧に

状況を説明してあげることが

必要です。

 

買ってほしいものが

買ってもらえなくて

ぐずっているなら

 

「大好きなものだから

 欲しい気持ちは分かるよ」

 

と、まずは共感

 

でも

「今日は買う約束を

 していないから我慢してね」

 

「手持ちが少ないから

 我慢してね」

など

 

どうしてダメなのか

理由を言うこと。 

 

そして、次の行動を

どうすべきかを示すために

 

「今度来た時に買おうね」

とか

「お家に帰っておやつを食べよう」

など

 

いま駄々をこねるのをやめて

別の選択肢があることを示します。

 

 

すぐに駄々をこねるのを

やめるわけではありませんが

 

共感、理由、次の行動を

示してあげることが

自分の気持ちを整理して

次の行動につなげる

訓練になっていきます。 

 

突き放してしまうような

言葉ではなく

根気よく子どもの気持ちに

寄り添ってあげましょう。

 

 

 

 

「コーチ目線」を取り入れる

ことの何が一番いいか?

 

というと

 

子どもが

「上手くできない」

ということがあっても

 

親がそのことに対して

反射的に

「イライラする」度合いや

回数を減らせる

ということです。

 

何しろ選手(子ども)たちには

それぞれペースがあります。

 

すぐにできる場合も

ゆっくり成長していく

場合もある。

 

何回も繰り返して

やっと初級のレベルに

たどり着くことも

あるでしょうし

 

結果を見て

ため息をつきたくなる時も

あるでしょう。

 

しかし

もどかしく思う必要は

ありません。

 

トレーニングの目的は

「学校で忘れ物をしないこと」

でも

「部屋がピカピカになること」

でもないのですから。

 

あくまで目的は

「子どもが自分で

できることを増やすこと」

だからです。

 

忘れ物を防ぐのも

部屋の片づけをするのも

そのための「手段」です。

 

どんな場合でも

コーチ(親)にできることは

子ども(選手)を冷静に見守り

アドバイスをすることだけです。

 

子どもを見ていて

「何でできないの?」

とイライラするかわりに

 

「ああ、まだできないんだな」

と落ち着いて受け止められます。

 

前向きな励ましの言葉も

かけやすくなるでしょう。

 

できるだけ手を貸さずに

「励まし役」

に徹することで

子どもの「できること」は

自然に増えていきます。

 

 

コーチとしての楽しみは

まさに

「できない」→「できた」

の瞬間です。

 

そうした“名コーチ”たちの

支えで、子どもは

大人の知らないうちに

どんどん成長し

 

自分でできることを

増やしていきます。

 

親が先回りして

世話を焼いてくれるのは

子どもにとってはある意味

“とても楽な状態”

 

その一方で

「自分で考え、決めて行動する」

機会を奪ってしまう

ことにもなります。

 

できる範囲で

「自分でやる」経験を

積ませることが

子どもの自立心を

引き出すんです。

 

 

 

 

「子どもの世話を

 きちんとしなくては」

と思うのは

親の自然な心情でしょう。

 

けれど、親の気が利きすぎる

ということは

子どもにとっては

諸刃の剣(もろはのつるぎ)です。

 

親が常にそばに居て

子どもの世話をやき

 

「これをしなさい

 あれをしなさい」

「忘れ物はない?」

 

などと先回りして

やるべきことを

あれこれ指図する。

 

そうした環境では

子どもは受け身であることが

自然になってしまい

 

なかなか自立心や

自分の意思を

持つことができません。

 

では

子どものスローペースな行動

言葉を忍耐強く待つためには

どうすればいいのか。

 

私は

視点を変える

ということが

大事なポイントだと

考えています。

 

 

365日24時間

「自分は親」

「自分は保護者」

だと思っていると

 

どうしてもイライラしてしまい

“子どもを心穏やかに待つ”

ということができません。

 

また

親が子どもを自分ごととして

捉えすぎている

細かいことが気になってしまう。

 

感情的に叱ることも

増えるでしょう。

 

結果として

子どもの方も萎縮してしまう

可能性があります。

 

ですので

親が「自分は親」だ

という意識からいったん離れて

子どもを眺めてみる。

 

親としての立場を忘れ

選手を冷静に見守り

励ますような

「コーチ」の目線

 

また、時には

失敗や欠点も許し合うような

「対等な人間」

としての目線を持つ

ということ。

 

そうすると、子どもが

「自分で頑張らないと

 ダメなんだ」

ということ

 

また

「ダメなところも含めて

 一人の人間として

 認められている」

ということに

気づくことにもなります。

 

父親と母親で

あるいは祖父母を交えて

自然に役割分担ができている

時もあると思いますが

 

時にはひとりの親が意識的に

“保護者とそれ以外の自分”

というスタンス

使い分けることがあってもいい。

 

 

コミュニケーションも

かえって上手くいくように

思います。

 

 

 

子どもを注意する場面を

思い出してみてください。

 

危ないことをしないように…

とか

約束を守ってほしいとき。

 

とっさに出てくる言葉は

どんな言葉でしょうか?

 

 

注意をするときの

「〜しちゃいけません」

という言葉は

 

子どもの心には

届きづらいものです。

 

それどころか

同じ間違いを誘導する言葉

なってしまいます。

 

例えば

「甘いものを

食べないようにしよう」 

と思えば思うほど

食べたくなってしまいませんか? 

 

脳は否定語を

受けつけにくい構造に

なっていますから

 

「〜しちゃいけない」 

と禁止するほど

やりたくなってしまうのです。

 

例えば

種を撒いた花壇に

入って欲しくないときには

 

「立ち入り禁止」

という看板を立てるよりも

 

「きれいなお花を育てています」

 

と書いたほうが効果があります。 

 

公共のトイレも

「汚さないで」よりも

 

「きれいに使ってくれて

 ありがとう」

 

と書いてあるほうが

汚れが少ない

という事例もあります

 

片づけをしてほしいときは

「そんなところに

 出しっぱなしにしないで」

ではなく

「ここに置こうね」

 

歯を磨いてほしいときには

「歯磨きしないと虫歯になるよ」

ではなく

 

「きれいな歯は気持ちがいいね」

など、否定語を使わないこと。

 

そして望ましい状態を

想像させる言葉に置き換える。

 

大人側の訓練が必要ですが

これを意識すれば

つい「カッ」となって

怒鳴ってしまうことも

減るはずです。

 

 

さぁ、子どもを上手に

誘導しましょう。

 

否定語を使わずに

望ましい状態を想像させる

言葉に置き換える。

 

今日の大切なポイントです。