子どもを注意する場面を

思い出してみてください。

 

危ないことをしないように…

とか

約束を守ってほしいとき。

 

とっさに出てくる言葉は

どんな言葉でしょうか?

 

 

注意をするときの

「〜しちゃいけません」

という言葉は

 

子どもの心には

届きづらいものです。

 

それどころか

同じ間違いを誘導する言葉

なってしまいます。

 

例えば

「甘いものを

食べないようにしよう」 

と思えば思うほど

食べたくなってしまいませんか? 

 

脳は否定語を

受けつけにくい構造に

なっていますから

 

「〜しちゃいけない」 

と禁止するほど

やりたくなってしまうのです。

 

例えば

種を撒いた花壇に

入って欲しくないときには

 

「立ち入り禁止」

という看板を立てるよりも

 

「きれいなお花を育てています」

 

と書いたほうが効果があります。 

 

公共のトイレも

「汚さないで」よりも

 

「きれいに使ってくれて

 ありがとう」

 

と書いてあるほうが

汚れが少ない

という事例もあります

 

片づけをしてほしいときは

「そんなところに

 出しっぱなしにしないで」

ではなく

「ここに置こうね」

 

歯を磨いてほしいときには

「歯磨きしないと虫歯になるよ」

ではなく

 

「きれいな歯は気持ちがいいね」

など、否定語を使わないこと。

 

そして望ましい状態を

想像させる言葉に置き換える。

 

大人側の訓練が必要ですが

これを意識すれば

つい「カッ」となって

怒鳴ってしまうことも

減るはずです。

 

 

さぁ、子どもを上手に

誘導しましょう。

 

否定語を使わずに

望ましい状態を想像させる

言葉に置き換える。

 

今日の大切なポイントです。