自分に許可を出す、自分を許すという感覚が、ふとした瞬間にやってきた。

同時にそれは、自分で自分を罰していたことへの気づきでもあった。

 

業・カルマの消化にはこの過程も必要だったのだ。

 

近年も諸々の苦しさや停滞感は、こんな風に少しづつ、

だが確実に解消されていく。

 

もっと早かったら良かったのに・・・。

 

という気持ちが無くも無いが、今、このタイミングが最適なのだろう。きっと。

 

 

自己顕示欲や承認欲求や、感情と結びつくあれこれとは無縁の世界。

 

ただ、自分の声の波動の中に自分を存在させること。

真っ白で、静謐な世界に。

意識体で生きたあの心地良さを思い返し、そこへ還ることができるように。

 

ますは、ひとりごとのように、歌おう。

 

 

朝の出勤時、時折立ち寄るコンビニエンスストアがある。

普段はあまりコンビニエンスストアで物を買わないが、

目的は買い物ではない。

 

不思議な店員さんと、二言三言、言葉を交わしたいがために立ち寄るのだ。

 

 

グレイヘアでショートカットがお似合いの、明るくて元気な女性。シニア世代の元気さと同時に、不思議な雰囲気を漂わせている。

 

・ため口交じりの、親戚のおばちゃん的な親しみやすさ。

・挨拶以外に、「いってらっしゃいね」「風邪ひかないでね」等々、お客様に必ず一声かけている。

混雑する朝の時間帯、時に嫌な顔をされても、レジを急かされても、変わらずに。

その様子が、時には、壊れたレコードプレーヤのように一定で、器械的に感じることもあった。

 

しかし、ある時。

会話の中で気づいた。

 

その店員さん曰く。

「明るさは波みたいに伝わるんだよ。

私、バカだけど、明るくしてるとさ、周りが良くなって、みんな元気でるでしょ?」

その瞳の色は、澄んでいて、光が強かった。

 

ああ、意図的なんだ。

体現しているのだ。

 

宗教や精神世界や、自己啓発や、そんな諸々を飛び越えて、

大元の所で勝負している。

いや、勝負というのはちょっと違う。

なんというか、実践ありき、現実ありきで、生きている。

これは私が勝手に、そう感じているだけなのだが・・・。

 

 

「元気だしていってらっしゃい。バイバイね~」と、

何とも2次元キャラ的なセリフと共に朝の品出しに戻る店員さん。

坂口安吾の風博士を彷彿とさせるその様子に、

その切り替えの早さに、かすかな笑みがこぼれた。

 

そして、朝の出勤の足取りが、軽くなったのを感じた。

 

 

不思議な店員さん。

 

朝から元気と軽さをありがとう。

顔を上げて、口角上げて、行ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春分の日のこと。

本当に数年ぶりにイベントに参加。

 

赴いたのは、前橋市の「MAISONde梟」さん。

 

群馬に帰郷して12年。

春分の日はお墓参りが通例だが、ここ数年は悪天候が続いたり、家族の体調不良で順延することが多かった。

今年もやはり、悪天候で順延となり、ぎりぎりの申し込みで参加した。

初参加、初めましての方ばかりの中で、「これまでのすべてが繋がった」と感じ入る時間を過ごした。

 

 

音楽しかり、そこから派生して学び始めた心理学~精神世界~身体論等、その諸々を今こそ総動員せよ。

 

そして、真っ先に行うことは、手放し、そぎ落とし、決めること。言い訳をせず、他責にせず、その責任を負い、向き合い、生きること。

 

ふと思った。「残された時間は少ない。」

なぜ?わからないけれど、焦らず急げ。そんな感じ。

 

 

音浴の時に感じた光・ビジョン。

 

意識体だった頃の軽さと心地よさ。

アカシックレコードに繋がった時、お腹の底からぷくぷくと湧いてきた何とも表現しがたい楽しい気持ち。

宇宙の漆黒の中、目前に迫る白銀の巨大な光。

 

魂の現れ、大いなる源のひとしずくである「わたし」。

 

帰還したいのだ。猛烈に。

そのためにも、この地球での「生きること」を存分に体験し、味わいきることが必要。

待ったなしに。

 

 

急用で、最後までは居られなかったイベント。

皆様、ありがとう。

梟さんの佇まいに癒されたのも大きく作用して、

「ああ、大丈夫だ。」と安堵する私がいた。

 

 

春分の日。

宇宙元旦。

春の嵐。

 

悪天候が少しずつ凪いでいく夕暮れの帰路で、

私に内側が大きく動き始めたのを感じた。

 

さあ、いこう。前進だ。

 

 

2024年に入ってからというもの、驚くほど一気に身体の不調が出始めた。

いわゆる更年期障害というものに加え、

生来の身体の弱さからくる症状や、遺伝的疾患の初期症状も現れ始めた。

「年をとるとはこういうことか・・・。」と深く実感している。

ショックではあるが、ある意味これが転換期だと捉えている。

様々な変化を受け入れるための、練習だと思えばいい。

 

西洋医学・東洋医学、代替医療の力を借りながら、

自分の中の力、エネルギーに注力しよう。

そして、この肉体を労わりながら、維持できるように鍛えることだ。

 

「真剣に、魂の乗り物である『肉体』と向き合いなさい。」

 

神様からのメッセージ。そう思えば、すこしは気楽になれる。

 

さあ、前進だ。

RPGのように、攻略を楽しみながら。

 

 

気温差の激しい昨今、皆様どうぞご自愛ください。

 

今日も一日ありがとう。

 

 

 

 

去年、封切直後に観てきた。。

「PERFECT DAYS」

 

少ない言葉、一人の人間の日常。生活。。

どれだけ傷ついても、苦しいことや悲しいことがあっても、

自分の心の軸をもって生きていく。

変化のない毎日なんて無い、きっと。

静かなようで確実に動かされる感情。

ずっと目が離せず、ラスト・エンディングではもう言葉が出なかった。

顔を上げて、生きていこう。どんな時も。

今の私にとって、この映画は心の支えのひとつだ。

 

好きな監督・ヴィム・ヴェンダース。

役所広司さんを始め、好きな俳優たちのオンパレード。

 

実は、大きなスクリーン・大音量が苦手で、

映画館で映画をみるのは苦手だったのだが、

これはぜひ観たいと思った。

結論。

 

観てよかった。本当に良かった。

ベルリン・天使の詩が一番好きだったけれど刷新された感あり。

 

「PERFECT DAYS」

また観に行こう。