東日本大震災で被災された陸前高田市の松を
大文字の送り火のときの護摩木として点火する、
そのために、
地元のみなさんが、お亡くなりになった大切な人への
メッセージを書かれた護摩木だった。
それなのに、放射能を理由として
燃やすことができない、と保存会のほうで中止が
決まった、との信じがたいニュースを聞いて、
京都で生まれ、長い間京都で暮していながら、
京都市民であることが、こんなにも申し訳なく、恥ずかしく
思ったことはありませんでした。
これだけのお寺がありながら、
仏教会のみなさんも、なにも心に想うところは
なかったのでしょうか。なにも働きかけはできなかったのでしょうか。。
中止とは、信じられない出来事でした。
そのみなさんの想いのこもった護摩木は、
再び陸前高田市のほうへもどされて、迎え火として、すでに燃やされ、
京都市は、抗議が殺到したことを受けて、新たに陸前高田市の別の松を
受け入れて、送り火のどこかで燃やすことに変更になったそうですが。。
なんともはや、後味の悪いことでした。
中止の知らせを聞いて、
そして、その理由を聞いて、
陸前高田のみなさん、想いをこめて護摩木にメッセージを記して
くださったみなさんは、どんな気持ちになられたことかと、
考えるだけで、申し訳なく、恥ずかしく、哀しいです。
中止は、京都に暮らすすべてのひとの気持ちでは
決してありません。おおかたのみなさんは、悲しい気持ちでこの
ニュースを聞かれたことと、思います。なので、
なにか、どんなふうなかたちでも、送り火のかわりとして、
東日本大震災で亡くなられたみなさんへ、ご家族のみなさんへ、
京都から気持ちを届けることができないかと思って、考えたのですが。。
8月16日の大文字の送り火のとき、
送り火を見ながら、みんなで、東日本大震災で亡くなられたみなさんのことを
想いながら炎に手を合わせる、というのは、どうでしょうか。
<ご先祖さまの霊、親しい方の霊を、彼岸へ見送ったあと、
わたしは、送り火の炎に向かって、東北のみなさんのことを想いながら
手を合わせます>
そういう誓いが、広がっていったらいいのになぁと思うんです。
そう思って、ツィッター<daimonjiniinoru>というHNで
作るところまでは、自分で、できたんですけれど、
如何せん、ITにまったく疎くて、これをどうして、京都のみなさんへ
拡散していけばいいのかが、わからず、ここで止まってしまいました。
趣旨に賛同していただけるみなさん、
あと5日あるので、この誓いを広げていく方法、また
東北のみなさんにも知ってもらうためのなにか
いい方法がありましたら、どなたでも、教えてもらえると嬉しいです。
(夏の大文字にかかる虹です、クリックすると大きくなります。)



















