【10年後の後悔】医師になった息子と、私の選択


息子が小さかった頃、私はいつも考えていた。この子の未来のために、最高の教育を、最高の環境を、そして安心できる就職と職業をと。

今は東証一部上場企業の管理職として、年収2000万円になり、定年までおそらくは安心して働ける。妻と一人息子。昇給昇進したのは子どもが高校生になるころ。それまでは会社の業績も悪く、自分の将来に対してもいろいろと不安な毎日だった。妻と一緒になって日々の生活費を切り詰め、息子は私立の進学校へ通わせ、医学部を目標にしろと言い続けてきた。高額な塾への出費や習い事。夏休みには海外語学研修にも行かせた。

「今夜も塾で夜10時までか。俺も残業している。一緒に頑張ろう。」


そう言って送り出した高校時代の息子は、いつも疲れた顔をしていた。朝7時に家を出て、学校が終わるとすぐに塾へ直行。帰宅は深夜になることも珍しくなかった。土日も模試や特別講習で埋め尽くされ、友達と遊ぶ時間などほとんどない。親子の会話は、成績や模試の結果、次の塾の面談の予定確認、学校の行事への対策といった勉強や受験のことだけ。

「お前が医学部に受かったらあとは安心だな」

夕食の席で、私はそう息子に話した。当時、模試の結果から国立大学医学部の合格可能性が70%まで上がったとの報告を塾から受けていた。息子は無表情にうなずくだけだったが、それは控えめな性格のせいだと思い込んでいた。

 

👇海外大学を目指すなら、そのように準備しないといけません。

 

医学部入学後の苦難

息子は見事、地方の国立大学医学部に合格した。大学学費総額の目安は500万円。定年までの年数も考え、住宅ローンも払い終わるし、問題ないと考えた。

 

しかし、そこからが新たな苦難の始まりだった。

 

医学部がある周辺の賃貸の価格は高め、勉強や部活の忙しさから自炊はなく、レストランやコンビニ飯で案外高くつく。今時はセキュリティーも重要なので、あまり安っぽい物件も借りれない。

 

地方都市なので、車もあったほうが良い。中古車を買い与えたが、若い年齢では保険料が数十万円の出費に。駐車場も思ったより安くなかった。


医学部での出費は想像以上に高く、毎年追加費用がかかる。教科書は分厚く高価で、実習用具も揃える必要があった。毎年夏休み期間には海外研修などに参加して、研究にも参加したほうがよさそうだった。それらは卒業後の大学病院への足掛かりをと思った。

 

👇子どもが自分でやりたいことを見つけられると言われます。

 

私は「追加投資だ」と思い、ためらうことなくお金を出した。

予定外だったのは、大学2年生の終わり頃息子から気になる報告が届いた。
「留年しそうだ…」
 

医師になることが夢ではなかった息子は、医学への情熱がわかず、2年から本格的に始まった医学の専門教育への勉強に身が入らないでいた。結局、2年次に留年してしまい、1年多く学費がかかることになった。

 

部活への参加も想定外の出費をうんだ。大会への参加は自費で交通費をだす。参加するたびに5万円単位でかかっていく。

外科医への過酷な道

医学部を卒業後、息子は研修医として大病院へ。そして、なぜか外科を選んだ。


「外科医の方が収入が良いって聞いたから」と息子は言ったが、それは大きな誤解だった。

外科医としての道は想像以上に過酷を極めた。36時間連続勤務が当たり前。休日は月に2~3日しかない。緊急呼び出しでいつでも病院へ駆けつける必要がある。手術中の失敗は命に関わるというプレッシャーを横で見る。

 

そもそも医師になる気などなかった息子はいつも悩み、そしていつも疲れているようだった。

 

👇受験ストレスでチックを発症。普通のことです。

 

あれから10年後の今

 

私は定年を迎え、息子は外科医として中堅病院で働いている。

「今日も12時間の手術が3件連続だった。給料は安いし、休みもほとんどない」


久しぶりに会った息子は、目の下にクマを作り、そう呟いた。33歳になった息子の年収は500万円。物価が大きく上がったこの時代には給与水準としても乏しい。お金を使う時間がないのが唯一の利点だと言った。高校のクラスメイトたちは軒並み800万、1000万と稼ぎ、結婚、子育て、趣味や旅行などと自由な時間も楽しんでいる。

「子供の頃から医者になりたかったわけじゃない。ただ、成績が良くて、学校も塾も親も、みんな医者を勧めるから…高校時代は遊びたい盛りなのに、ひたすら勉強だけ。大学では興味のない医学の勉強に必死についていき、留年までして…」

息子の言葉に、胸が締め付けられた。「もしあの時、お前のやりたいことをさせていたら…」

息子は疲れた笑みを浮かべた。「パパは僕の幸せを願ってくれてたんだよね。わかってるよ。でも、僕は今、毎日が辛い。外科医としてのプレッシャーに押しつぶされそうだ」

外科医としての生活は、単に忙しいだけではない。手術が成功しても、患者の容態が急変することもある。毎日が生死の狭間での戦いだった。

私は息子の未来を守るつもりで、逆に彼の人生の選択肢を狭めていた。安定を求めて、彼の情熱や夢をないがしろにしていた。

医師という職業は確かに尊い。しかし、それ以上に尊いのは、一人の人間が自分自身の人生を歩む権利なのだと、今になって気づいた。

親として、子どもの未来を思うあまり、つい「安定」を優先させてしまう。でも本当に必要なのは、子ども自身が情熱を持てる道を見つける手助けをすることなのかもしれない。

息子は今、医師としての道を歩みながら、自分の人生についてもう一度考え直しているという。33歳になってからでも、遅くはないと私は伝えたい。

そして、子を持つすべての親に伝えたい――子どもの未来を思うなら、まずは子どもの声に耳を傾けてほしい。偏差値や収入ではなく、その子の幸せとは何かを、一緒に考えてほしい。

私たち親子の経験が、誰かの気づきになればと思う。

インターナショナルスクールの授業はここが違う!

 

プロジェクト型学習の実際
多様性に富んだ教室で、答えのない問題に挑む子どもたち。


インターナショナルスクールの教室から聞こえてくるのは、教師の一方的な講義ではなく、活発な議論と協働する生徒たちの声です。ここでは、プロジェクト型学習(Project Based Learning) が日常的に実践され、子どもたちが自ら問いを立て、解決策を探求する力を育んでいます。

インターナショナルスクールの教育理念とPBL


インターナショナルスクールでは、「グローバルな視点」 に基づいた教育理念が掲げられています。国際バカロレア(IB)を導入している学校では、世界中のさまざまな課題に対して批判的思考を持ちながら取り組む力が重視されます。この理念を実現するための具体的な手法としてPBLが活用されているのです。

従来の「教師が教える」スタイルではなく、「生徒が主体となる学び」 を重視するPBLは、インターナショナルスクールの教育目標と深く結びついています。

プロジェクト型学習(PBL)とは何か?
 

PBL(Project Based Learning)とは、課題解決の過程を通じて、課題解決に必要な資質や能力を身に付ける学習方法です。教師主体で授業を進めるSBL(Subject-based Learning)とは異なり、生徒主体で課題を見つけて学習を進めるアクティブラーニングの実践的手法に位置付けられます。

PBLの基本ステップは以下のように進みます。

 

 

テーマ・課題の設定:生徒にとって「自分ごと化」できるテーマを設定

情報収集と現状把握:インターネット検索、文献調査、地域ヒアリングなどの調査活動

解決策の検討と試行:班ごとや個人でアイデアを出し合い、解決策を立案

発表・共有と振り返り:解決策を発表し、他者からフィードバックを受け、学びを内省


インターナショナルスクールでは、さまざまな形でPBLが実践されています。ある学校では、「地域の社会問題を解決する」 という大きなテーマのもと、生徒たちがグループに分かれてプロジェクトを実施しました。

インターナショナルスクールにおけるPBLの具体的な実践例

例えば、「食品ロス削減」 に取り組んだグループは、地元のスーパーと連携して廃棄される食品の調査を行い、対策案を提案しました。このプロセスでは、数学(データ分析)、理科(食品の保存方法)、言語(プレゼンテーションスキル)など複数の教科横断的な学びが自然に発生しています。

 

👇インター校の入学試験って、大丈夫?

 

別の学校では、「異文化理解」 を深めるために、世界中のさまざまな国の教育システムを比較調査するプロジェクトが行われました。生徒たちは自分たちの興味ある国を選び、オンラインで現地の学生と交流し、その成果を文化祭で展示しました。この活動を通じて、単なる知識の習得を超えた多様性を尊重する姿勢が養われました。

日本の一般校との教育アプローチの違い

日本の一般校では、教師中心の講義形式が一般的で、教師が黒板に書いた内容を生徒がノートに取るスタイルが多く見られます。受験に必要な知識を効率的に習得することが主な目標となりがちです。

これに対し、インターナショナルスクールのPBLでは、「正解のない問い」 に向き合うことが求められます。生徒は多様な視点から課題を捉え、思考と試行錯誤を繰り返しながら、自分たちなりの解決策を模索します。このプロセスを通じて、論理的思考力・情報活用力・コミュニケーション力など、実社会で必要とされる力を総合的に育むことができます。

 

👇真面目な話。医学部受験に向けて最後の数か月を活かす方法

 

PBLで育む未来に役立つ能力


インターナショナルスクールで実践されるPBLを通じて、子どもたちは以下のような能力を身につけます:

問題解決能力:プロジェクトの目標を設定し、その実現に向けて行動する過程で、問題解決能力が養われます。

協働性とリーダーシップ:チームでプロジェクトに取り組むことで、協調性やリーダーシップ、他者を支えるフォロワーシップの重要性を学びます。

コミュニケーション能力:グループワークや発表活動を通じて、多様な背景を持つ人々との協働に必要なコミュニケーション能力が高められます。

批判的思考力:物事を様々な角度から見て分析し、考察する力が身につきます。

保護者が知っておきたいPBLの評価方法
 

PBLにおける評価は、知識の暗記量を測る筆記試験だけではありません。ルーブリックと呼ばれる評価基準表を用いて、プロセスや成果物を多角的に評価します。

例えば、ある学校では「主体性」「コミュニケーション力」「メタ認知(自己評価能力)」といった観点から生徒の成長を評価しています。これにより、「テストの点数だけではない、包括的な評価」 が可能になります。

 

👇欲しい情報はここから。

 

インターナショナルスクール教育の選択肢としての価値


インターナショナルスクールは、「英語で学ぶ」 環境だけでなく、PBLのような探究型の学習スタイルを通じて、子どもたちの主体性と創造性を育む場を提供しています。

すべての子どもに同じ教育が合うわけではありません。しかし、「自ら問いを立て、解決策を探求する力」 を重視するのであれば、インターナショナルスクールの教育アプローチは一つの有力な選択肢となるでしょう。

グローバル化が進む現代社会で、これらの能力はますます重要になっています。インターナショナルスクールでのPBLは、子どもたちが複雑な世界を生き抜くための力を育む教育方法として、これからも進化し続けるでしょう。
 

10月は教育の転換期:世界が認める国際バカロレア校の挑戦
 

秋風が心地よい10月。日本の学校では定期テストの季節ですが、世界のインターナショナルスクールとIB校では、一味違う学びの風景が広がっています。

10月:IB校では探究の秋が本格化


国際バカロレア(IB)校では、10月が重要な学びの転換期となります。特に、ディプロマプログラム(DP) を履修する高校生たちは、Extended Essay(EE) の本格的な研究に取り組み始める時期です。

EEとは、生徒が自ら設定した研究課題について約4,000語の論文を執筆するIBプログラムの核となる要素。10月までにテーマ設定と研究計画を完成させ、11月から本格的な調査・執筆に入るのが一般的です。

「あるIB校では、『日本の伝統工藝と持続可能な開発目標(SDGs)の関係性』を研究テーマに選んだ生徒が、地元の工房へのインタビューを開始しています」

 

 

世界中で同時進行する学びのサイクル

10月インターナショナルスクールでも重要な節目です。年度初めの8月から続いてきた第1タームが中盤に差し掛かり、学習の深化と振り返りが活発に行われる時期です。

「シンガポールのインターナショナルスクールでは、10月半ばに第1学期の中間評価が発表されます。これは単なる成績評価ではなく、生徒の成長を多角的に測るルーブリック評価が特徴です」

多様な文化を理解する10月の行事


インターナショナルスクールならではの特色として、10月には多様な文化的行事が開催されます。

ハロウィーンを活用した異文化理解授業

ドイツ・ミュンヘンのインターナショナルスクールでは Oktoberfest を題材にした文化比較プロジェクト

カナダのIB校では感謝祭(Thanksgiving)を通じた先住民文化の学習

 

 

これらの行事は単なるイベントではなく、国際理解や自国の文化を深める教育的機会として位置づけられています。

保護者参加型の教育プログラム


10月は多くのインターナショナルスクールで保護者向け説明会が集中的に開催される時期です。

「香港のインターナショナルスクールでは、10月に『IB保護者ワークショップ』を開催。子どもたちがどのような学び方をしているのか、実際の授業を体験してもらうプログラムが人気です」

進路決定の重要な節目
 

北米やヨーロッパの大学に出願を考えているIB生にとって、10月は重要な時期です。

IB予想スコアの確定

推薦状の依頼

出願書類の準備開始

 

 

「ある東京のIB校では、進路指導担当のカウンセラーが10月から個別面談を強化。生徒一人ひとりの希望に合わせた出願戦略を立て始めます」

秋の訪れを感じさせる学びの場


10月のインターナショナルスクールでは、教室を飛び出した学びも盛んになります。

「アメリカのインターナショナルスクールでは、紅葉の季節を利用して環境科学の野外調査が行われます。落葉樹の生態調査を通じて、気候変動について考える実践的な学びの場となっています」

次のステップへ


10月は、1年の後半戦に向けて学習のペースを確立する重要な時期です。インターナショナルスクールとIB校では、単なる知識の習得ではなく、自ら学び、考え、行動する力を育む教育が実践されています。
 

世界のインターナショナルスクール秋休み比較:欧州・アジア・北米の特色
多様な文化が生み出す、秋休みの過ごし方の違いとは。

秋休みの存在意義
 

インターナショナルスクールの秋休みは、単なる「学期間の休み」ではありません。北半球では10月から11月にかけて設けられることが多く、その役割は地域によって実に多様です。アメリカの現地校では「Thanksgiving休み」として11月に設定されていることが多く、オランダの現地校では「Herfstvakantie(秋休み)」が2025年は地域別に10月11日-19日、または10月18日-26日に設定されています。これは、各国の文化的・教育的背景を反映し、生徒の成長を多角的に支える重要な期間となっています。

 

 

ヨーロッパの秋休み:文化体験と個人の成長を重視

充実した文化体験プログラム
 

ヨーロッパのインターナショナルスクールでは、秋休みを貴重な文化体験の機会と捉えています。例えば、イギリスのボーディングスクールでは、この時期にロンドンやパリ、ローマといった近隣の European cultural capitals(ヨーロッパ文化首都)への研修旅行を実施します。生徒たちは美術館訪問や歴史的建造物の見学を通じて、教室で学んだ知識を実体験として結びつけるのです。

アウトドア活動の奨励


スイスやオーストリアの学校では、アルプスでの登山やハイキングといった自然体験活動が盛んです。これは単なるレクリエーションではなく、困難に直面した時にどう対処するかを学ぶ「アドベンチャー教育」の一環です。秋の紅葉や自然の変化を観察する生物学のプロジェクトも組み合わされることがあります。

 

 

アジアの秋休み:学問の強化と国際交流


学習キャンプの実施
 

アジア地域のインターナショナルスクールでは、秋休みを学力強化の機会と捉える傾向があります。シンガポールや香港のインターナショナルスクールでは、秋休み中に特別学習プログラムや補習クラスが設けられることが少なくありません。

国際的な交流イベント
 

マレーシアやシンガポールでは、秋休みを利用して近隣諸国のインターナショナルスクールとの交流イベントが開催されます。スポーツ大会や文化祭、模擬国連など、多様な背景を持つ生徒たちが交流する場が設けられ、真の国際感覚を養う貴重な機会となっています。

 

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北米の秋休み:地域社会との関わりを重視

ボランティア活動への参加
 

アメリカやカナダのインターナショナルスクールでは、秋休みにコミュニティサービスを積極的に推進します。生徒たちは地元の慈善団体や環境保護プロジェクトに参加し、社会貢献の精神を学びます。これらの活動は、大学出願時の重要な評価項目にもなるため、計画的に参加する生徒が少なくありません。

サンクスギビングの伝統行事
北米のインターナショナルスクールでは、11月のサンクスギビング(感謝祭) 前後に秋休みを設定することが多く、この時期の文化的・伝統的な行事を学ぶ機会も重視されます。アメリカの歴史と文化を理解する重要な機会として、先住民と入植者の関係を学ぶ授業や、感謝祭の食事を共にする行事が行われることもあります。

 

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秋休みの過ごし方が生徒に与える影響

インターナショナルスクールの秋休みの過ごし方は、その教育理念や育成したい人物像を反映しています。欧州が重視する文化体験や個人の成長、アジアが注力する学力強化と国際交流、北米が重視する地域社会への参加など、それぞれのアプローチには明確な違いが見られます。

これらの違いは、生徒の成長に様々な影響を与えます。多様な体験を通じて自己理解を深める機会、学問的に不足を補う時間、社会の一員としての自覚を養う場——いずれも画一的な教育では得難い貴重な経験となっているのです。

最適な秋休みの過ごし方を探して
 

インターナショナルスクールを選ぶ際には、カリキュラムや学費だけでなく、休み期間の過ごし方にも注目することが大切です。わが子にどのような経験をさせたいのか、どのような価値観を育みたいのか——秋休みの過ごし方は、その学校の教育への姿勢を映し出す鏡なのです。

10月は、多くの国で秋休みが始まる時期です。世界各地のインターナショナルスクールでは、それぞれの文化と教育理念に基づいた多様な学びの時間が展開されることでしょう。

* * *

《国際教育フェアで直接相談してみませんか?》

10月には、東京・大阪・福岡などで「国際教育フェア」が開催されています。国内外のインターナショナルスクールやボーディングスクールの関係者から直接話を聞くチャンスです。実際に学校の担当者に秋休みの過ごし方について質問してみるのも良いでしょう。
 

世界の教室から:インターナショナルスクールの「見えない」教育~IDカードの先にあるもの~


先日紹介したIDカードを使った登校管理システム。実はこの仕組み、単なる「出欠管理」を超えて、子どもたちの成長を支える様々な機能を持っているのをご存知でしょうか?

一枚のカードが紡ぐ、安全ネットワーク
IDカードは、登校管理だけでなく、校内での行動範囲の管理にも活用されています。

 

例えば

図書館の利用記録

実験室や特別教室への入室管理

キャンパス内の特定エリアへのアクセス制限


これにより、生徒たちの安全をより細やかに守ることができるのです。


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「管理」から「成長支援」へ
インターナショナルスクールでは、このデータを活用して、生徒一人ひとりの学習環境を最適化しています。

登校時間の傾向から生活リズムを分析

図書館の利用頻度と成績の相関を把握

課外活動への参加状況を総合的に評価


シンガポールの某インターナショナルスクールでは、これらのデータをもとに、生徒がより効果的に学習できる環境づくりに役立てているそうです。

 

全面改訂版 子供の為に国際バカロレア校を選ぶべきか悩んでいる時に読む本: 学年別、進学のパターンとその実情

 

デジタル管理とプライバシーのバランス
もちろん、個人情報の取り扱いには細心の注意が払われています。多くの学校では:

データの使用目的を明確に告知

保護者によるデータ確認の機会を設ける

必要のない情報は定期的に破棄


EUのGDPR(一般データ保護規則)に準拠した管理をしている学校も少なくありません。

世界が認める「時間の価値」
前回触れた「早朝登校の表彰制度」ですが、これは単に「早く来ること」を評価しているのではありません。そこには、

自己管理能力

計画性

責任感


こうした「生きる力」を育む意図があるのです。スイスのインターナショナルスクールでは、時間を守る習慣が将来のリーダーシップにつながると考え、幼少期から徹底しているそうです。

 

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保護者との連携でより効果的に
最新のシステムでは、保護者向けポータルサイトを通じて、

登下校の通知

成績の確認

学校からのお知らせ


これらを一元管理できるようになっています。バンコクのインターナショナルスクールに通うお子さんを持つ保護者は「仕事で忙しくても、子どもの学校生活が手に取るように分かるので安心」と話します。

明日へのヒント
このようなシステムの本質は、テクノロジーそのものではなく、それをどう活用するかという「教育理念」にあります。私たちが子どもたちに伝えたいのは、

テクノロジーはあくまで道具

自分自身をマネジメントする力の大切さ

コミュニティの一員としての責任


次回は、インターナショナルスクールのユニークな授業スタイルについてご紹介します。この管理システムが、どのように実際の学びに活かされているのか、さらに深堀りしてみましょう。