こんにちわ!
アームレスリングを再開したのはいいのですが、アームレスリングが強くなるために一番良い方法である"実践練習"が出来ないのが辛い今日この頃です。
高強度のセラバンドでインターナルローテーションを行ったり、ジムのケーブルなどを使って実践に則した代替トレーニングを自分なりに考えて頑張っています。
話はアームレスリングになりますが"帰って来た60Kg級のスピードスター(というのはまだ早い....?) 浅野 弘樹"として、まず現在私が懸命に取り組んでいるのは
"橋づくり"
です。
アームレスリングは日本国内では認知度は上がりつつあるも、まだかなり低いのが現状です。
アームレスリングは世界中で行われている非常にグローバルなスポーツのうちの一つですが、その世界を見てもそこまで認知度は高くない。
しかし日本ほどヒドクはない。世界の中には一流企業のスポンサーがついたり、TVでも大きく取り上げられる地方もあるのが現状です。
聞くところによるとアームレスリングで生計を立てている地方もあるのだそうです。
アームレスリングが非常に盛んな欧州では各国間の結びが強く交流が深い一方で、日本は島国ということもあるのか、どうも孤立したイメージがあり、事実そうなのかもしれません。
私が復帰宣言をした今年12月5日以来、"橋づくり"として始めたのが、異国の地のアームレスラーとの交流を深めることです。
情報化社会の今、簡単に世界中の人々とオンラインで交流が出来るようになりました。
私の下手くそな英語でも、日常会話程度ならなんとかなるということで、世界中のアームレスラーとの交流を試みました。
その結果.....
世界各国、約200人以上のアームレスラーとの通信手段を確保することが出来ました。
中にはアームレスラーならだれもが知っているだろう世界的に超有名なアームレスラーもいます。
世界王者のジョン・ブルザンク(アメリカ)
マイケル・トッド(アメリカ)
パスカル・ジラード(スイス)
ファリッド・ウズマノフ(ウズベキスタン)
ダジャスル・アリアクベロフ(ウズベキスタン)
ライアン・エスピー(カナダ)
二ール・ピックアップ(イギリス)
シャロン・レメズ(スウェーデン)
Artem Taynov(ロシア)
Tomasz Szewczyk(ポーランド)
Zuzana Svobodova(チェコ)
Carlos Enrique Fernandez Garcia(スペイン/WAF世界連盟の会長秘書)
その他にも、ブラジルやロシア、フィンランド、ラトビア、ドイツ、フランス、イタリア、スロバキア、エジプト、オーストラリアなど、世界各国の200人以上の選手の方々といつでも連絡が出来るようになりました。
決して失礼の無いように慎重に接する必要があるので、結構緊張しますが、これを期にアームレスリングの"かけ橋"を作りたいと思います。
先日は、WAF世界アームレスリング連盟の会長秘書とリアルタイムでお話をさせて頂く機会がありました。
そして今日の朝も、ブラジルのガブリエラという女性アームレスラーとリアルタイムでお話しすることが出来ました。
リオデジャネイロの近郊のニテロイという都市に本拠地を置くブラジルの有名なアームレスリングチーム"Luta de Braco(ルタデブラコ)"というチームがあるのですが、彼女はその近くのサンパウロに本拠地を置くRegatasという女性アームレスラーに力を入れているチームに所属とのこと。
リオ周辺のチームは世界選手権で活躍している選手が非常に多いそうです。私はちょうどLuta de BracoのチームTシャツを持っていたので、会話が弾みました。
(Luta de BracoのチームTシャツ)
ブラジルが世界最大の日系人居住国であったり、大阪市がサンパウロと姉妹都市の関係にあるなど、基本的にブラジルの方は日本人に対してとても温厚です。
私がオーストラリアに語学留学していた時もブラジルの友達が何人かいたのですが、その時に非常に親切にして頂きました。
週末には、友達の家に招かれて美味しいブラジル料理を御馳走してくれたり、結婚式にも招待して頂いたことがあります。
日本人と非常に相性が合うのではないでしょうか。
今日お話したガブリエラ選手も、私が"いつかブラジルでアームレスリングがしたい"と申し出たところ"You'll be defenitely welcome!(とても歓迎されること間違いないわよ!)"という非常に温かい返事を下さいました。
基本的にアームレスラーは老若男女問わずに優しい方が多いような気がします。
それは日本だけでなく、世界もそうなのかもしれません。
世界のアームレスラー一人一人に間違いなく共通して言えることが"みんながアームレスリングのメジャー化を
懇願している"という事だと思います。
そして、アームレスリングのマイナーさが"稀少的"と捉えられ、国内国外問わず、仲間を見つけた時に"喜び"と
いう物が必然的に発生するのも事実です。
自分が一生懸命打ちこんでいるスポーツがあって、世界中にも同じような仲間がいることは非常に素晴らしい事だと思います。
アームレスリング台の向こうでは敵であっても、同志は同志。みんな仲間です。これは、どんなスポーツでも言えることです。
アームレスリングのメジャー化。
日本のアームレスリング界はAJAF(オールジャパン アームレスリング連盟)とJAWA(日本アームレスリング連盟)の2つの組織に分裂しています。
それまではJAWAが日本のアームレスリング界を作り上げてきたのですが、色々と問題が発生し2003年に分裂しました。
日本でも"アームレスリングをメジャー化したい!"とか"アームレスリングをオリンピック競技にしろ"などという声を聞きますが、その姿勢は非常に良いと思うのですが、私はその前に、まず我々がその姿勢に見合ったこと、つまり、"しっかりすること(整えること)"が大切だと思っております。
これはビジネスにおいても、恋愛においても全ての分野に当てはめることができます。
経営者は、社員に文句付けたり、戦略、資金、景気がどうのこうの言う前に、まず自分自身をしっかりと磨かなければならない。
男も女も、"彼女欲しい!"、"あの子可愛いから彼女にしたい"とか"どんな風に口説こうか"などと言う前に、まず自分自身をしっかりと磨かなければならない。
最近の若者は"外面(ファッションやお世辞)"などで勝負に出るケースが多いようですが、それは違う。
まず内面(人間性、寛大さ、男らしさ、女らしさ、心からの優しさなど)に重点的に磨きをかけるべきでしょう。
自分を磨かないうちに、そのような行動に出るということは結局は"利己的"になってしまっていると言えるのでは
ないでしょうか。
私自身、アームレスリングの世界に身置いていると様々な悪評を耳にすることがあるのですが、それを聞くたびに"願っていること"と"やってることが"ちょっと一致していないんじゃないかな? と思うのが正直なところです。
結局は"まずは当たり前のことをきちんと実行し、物事に本気で取り掛かる心を常に忘れない"という、ごく基本的な事さえ守れば、たいていの事柄は上手く行くものだと信じております。
私もこんなこと言えた身ではないのは承知ですが、それが出来てない人が多いので、尚更、それが出来る人は信頼されるのだと思います。
アームレスリングを3年ぶりに本格的に再開した今、世界中のアームレスラーの練習・試合風景などを見ていると非常に元気になれます。
笑いあり、怒りあり、涙あり、喜びあり、そして愛あり。
通称"世界最速のスポーツ"が故に、試合では一切の油断が許されないため、集中力や興奮からカッとなる事も
もちろんありますが、試合が終われば、それは家族のように温かい"仲間"なのです。
私にとってこれほど没頭できるものはありません。
アームレスリングは"花火"に似ています。
力や技術を磨くのには、何カ月、何年、何十年と長い月日がかかるけれど、勝負は一瞬。
そして、それは見る者を感動させ、自己だけに留まらず世界平和・幸福の実現にも大いに貢献する。
世界中の誰もが知っていて、いつでも、どこでも、誰とでも楽しめるスポーツ。
それが
アームレスリング
いつもありがとうございます。