夏休みの宿題 | 長谷川博一のひっそり言っていく

長谷川博一のひっそり言っていく

スポーツのこととかをね!(違うときも)

もうすぐ夏休みが終了を迎える!

少年少女たちは、海やキャンプへ遊びに行ったり、朝から友達と外をぶらついたり、ゲームをやったりというような、夢のような時間が終わりをつげようとしている。それと同時に、夏休みが始まってからも、見て見ぬふりをしてきた宿題たちに、朝から親の怒りと戦いながら全力を注ぐ子たちが現在日本には沢山います。

僕もその経験値を高めたひとりであり、駆け込みで作業としてやるのだから、頭には全く入ってなかったことばかり。


宿題する子どもたちもヒートアップしていると同時に、この時期はサッカーファンにとって、心がヒートアップする駆け込み移籍の時期。


ルーニー(当時エヴァートン)、マイコン(当時インテル)などが移籍期間最終日に移籍を発表したりと、なにかとサプライズ要素が含まれるこの時期は、ちょっとしたワクワク感がある。


その中でも期待するのは、レアル・マドリードの動向。

今季はすでに、トニ・クロース、ハメス・ロドリゲスやK・ナバスなどの旬な選手を獲得してなにかと話題の中心であるが、このチームにはこの時期の獲得・放出の動きに期待したい。

以前はロビーニョを期間最終日にマンチェスター・シティに放出したり、エッシェンをチェルシーから獲得したりしている。記憶に新しいのは、昨年のこの時期。ギャレス・ベイルを史上最高額の移籍金でトッテナムから獲得し、中心選手でもあったメスト・エジルをアーセナルへ放出。

だからこそ今季はどんなことが起きるのだろうと期待します。すでに確定的と言われる、ディ・マリアの放出もあるが、噂されるファルカオやアンチェロッティと相思相愛のピルロが...って報道が出ることを想像してしまう。

我が国日本のJリーグも、だいぶオフシーズンの移籍市場が盛り上がってきたけど、いつか欧州の移籍市場くらい盛り上がらないかなーって思う。無理はしてほしくないから本当にいつかでいいですけど。


「サガン鳥栖のネイマールが移籍期間最終日に大分トリニータに移籍!」


みたいな。



それにしても、この時期のクラブの会長やチーム関係者はどのくらい忙しいのだろうって考えてしまいます。

リーグだって開幕して、チームを構築し、戦い始めたばかりの監督は駆け込み移籍の大物獲得によって新たなチームの基盤を作らないといけない。嬉しいようなしんどいような...

クラブ関係者も大変。駆け込み移籍を成功するために、移籍期間の期限までに1分1秒も無駄にできない交渉術が必要だし、交渉成立した際の様々な手続きがあり、新しい選手のグッズ開発だってある。さらに考えれば獲得した選手はシーズンはすでに始まっているため、素早くチームになじむことが必要とされる。そのため、全身全霊で選手の要望にあった物件探しに全力を注ぐし、車の手配や家族の要望などに応えたりとやることはたくさん。

例えば要望で海の見える高台の家とか言われた時は、焦りもあってなんだこいつってなりそう。

いつか「移籍かんたん交渉整理」みたいなアプリが開発される気さえもします。


期限があるからこその失敗談もあり、ホテルにWi-Fiがなかったために期限までに移籍書類を提出できなったり、faxが壊れて書類が送れなかったり、嫁の陣痛が始まったために期限までにサインできなかったなどの移籍破断理由もあるくらい。陣痛の話は僕的にはなかなかの美談。


そんな感じで移籍市場の駆け込み時期は、夏休みが終わる3日前に、休み明けに提出しなさいと言われ、算数ドリル500ページの課題を突如出された感じ。むしろそれ以上の難しさかも。


日本の子どもたち!宿題なんてそう思えば簡単さ!


では。