約5試合 | 長谷川博一のひっそり言っていく

長谷川博一のひっそり言っていく

スポーツのこととかをね!(違うときも)

通勤ラッシュとともに、友達たちとしゃべりながら登校する学生たち、自転車の前後に子供を乗せて爆走するお母さんたちなど、9月に入り「いつもの光景」が再スタート。

僕が住んでいる広島では、災害避難所として学校を提供しているために授業の再開がまだなところもあるが、行政や民間団体が協力して、避難所を新たに作ったりと、色々できることを頑張っている状況です。


少し振り返ると、全国的に話題になった全国高等学校軟式野球大会の中京高校(岐阜)vs崇徳高校(広島)の死闘がクローズアップされる。

延長に次ぐ延長で、計50回の攻守をこなした両チームには本当に拍手を送りたいです。

両チームのピッチャー、中京の松井投手、石岡投手が600球を超える投球数は文句なしに賞賛を送りたいし、凄いこと。

ほかの選手や関係者にも目を向ける事も僕はしたい。ベンチの選手がいつでも行ける準備をしているからこそ、スタメンの選手は試合に没頭できたと思うし、少しの甘えや隙を見せずに指示を出していた監督、選手のケアに没頭したトレーナー、スタンドで声援を送るメンバーに入れなかった部員たち、保護者の声援(わが広島県代表の崇徳高校の保護者はしゃもじカチャカチャ付)、応援団の一糸乱れない踊りや吹奏楽部の演奏。

幅を広げれば、選手の疲れを常に癒してくれる状況を作っていた、宿泊先の清掃の人たちやキッチンのシェフ。

そういう全てが全力投球だったからこそ、この50回に及ぶ熱戦は作り上げられたんだと思う。


こういう試合や、なにかドラマチックな出来事がスポーツ界で起きると、すぐに関連している人たちを探すというか、気にしてしまうのが僕の癖だけれど、彼ら(関係者すべて)は本当によくやった。


約5試合を四日間でこなすというのは、想像つかないことで、貴重な出来事。

大会の日程や選手の身体への負担ってのに多方面で敏感になっている現在、確かに選手に負担をかけすぎだし、理不尽なところもある。ただ、その先は趣味程度でしかしない選手や、きっぱり辞めて親父の店を継ぐために修行に入るっていう選手など色々いるってことも考えてほしいなと思う。

子どものころから見ていた学生スポーツの憧れの舞台を目標にしていた人は、その環境や日程が生んだドラマチックな展開を見て最終目標とした人もいるわけですし。

今後何年かで日本の学生スポーツ界の日程や環境はどんどん変わっていくものになると思うけれど、魅力的な大会が継続されるよう願っていたいです。


話は変わり、期間最終日の移籍はやはり動きがたくさん。

マンチェスターユナイテッドがこの移籍期間に費やしたお金は約260億円と言われており、費やしたお金同等の成績を残すのか、あるいはどぶに捨てたようなものになるのか楽しみ。すでに開幕3戦で未勝利となっており、監督さんはお尻に着火剤を塗られる準備がされている感じかと。

今年のチームは違うぜ!今年のチームはこんな感じだぜ!っていう、紹介を兼ねた開幕からの時間は過ぎ、これからはクリスマス休暇までボールを何万回以上も蹴ることになる。

そして、5日にはアギーレ初陣の時。

メキシカンなスタイルを目指すとか言われているけれど、僕が注目しているのはメディアの演出方法。

ワールドカップで大敗を喫し、4年後に向けて再スタートなる日本代表だけれど、メディアの演出も再スタートをきってほしい。


なぜっかっていうと?







なんとなく。