ちょっと遅れましたが、今週の日経ヴェリタスから
興味深い記事をピックアップさせていただきます。


▼新「悲惨指数」が示す欧州の苦悩
「悲惨指数」というのは、インフレ率と失業率の合計値で
1970~80年代の高インフレ期に家計の苦境を測る目安として
注目されていたものです。
その改定版として、ムーディーズが提唱する「新悲惨指数」。
インフレ率の代わりに財政赤字のGDP比を使用します。
指数上位の国から順に、
ラトビア
スペイン
ギリシャ
イギリス
アメリカ
トルコ
フランス
ポルトガル
ユーロ圏全体
ロシア
イタリア
日本
カナダ
ドイツ
(以下、省略)
・・・ぱっと見て、先進国が上位に入っていますね。
「財政赤字と失業率の合計値が高い」国は、
財政再建を急ぐと失業者を増やすリスクも同時に抱えています。
また、失業問題そのものが、税収減や社会保障費増を通じて
財政を圧迫する側面も。
ソブリンリスク(国家の信用リスク)拡大が騒がれていますが、
この指数からもその深刻さが浮き彫りにされていますね。
CDS市場では、2009年末から、BRICsの信用力が
PIIGS(ポルトガル・アイルランド・イタリア・スペイン)のそれを
上回っているなんていうデータも。
成長の源泉を新興国に頼る世界経済。
「おいおい、アメリカ、ヨーロッパ、大丈夫かよ~」と憂う一方、
ブラジルやロシアにワクワクするhirojimuでございました。
ブラジル、行ってみたいなぁ。。








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