F9の雑記帳 -119ページ目

2020年4月28日

 今日は就業中、もう少し人と話さないといけないと思った。何を今更な感じだが…。

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  道尾秀介『光媒の花』(集英社文庫)を読み終える。今日は「第六章 遠い光」を読んだのだが、最後と最初が緩やかに繋がる部分があり、途中読んでいて(改めて)ハッとした。親の関係で名字の変わる女の子、彼女の行為で起こる騒動、主人公の心理…、読み終えた後個人的には胸が一杯になった。しかし、(最近特に)勿体無い読書をしている気がするなあ…。

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 続いて、香山滋「オラン・ペンデクの復讐」「オラン・ペンデク後日譚」「オラン・ペンデク射殺事件」(『海鰻荘奇談 香山滋傑作選』(日下三蔵編、河出文庫)所収)を読む。この本は単純にミーハー根性故にかなり前に購入していて、相変わらずの積ん読状態だったのを今日エイヤッと読み出したのだが、今日読んだ三篇の小説は(単純に三部作になっているからと言う訳ではないが)どれも読んでいて興奮した。ただ、個人的にはこの三篇の小説の中では「オラン・ペンデク後日譚」が印象に残った。その理由は(あくまで比較論でしかないのだが)、「オラン・ペンデクの復讐」は少し散文詩的だったし、「オラン・ペンデク射殺事件」は何だか「オラン・ペンデクの復讐」の補完的な要素もあるのだろうが、少し饒舌に過ぎると感じた一方で、「オラン・ペンデク後日譚」は物語の展開が他の二篇の小説よりも豊かだと感じたからに過ぎない。ああ、僕はつくづく単純だなあ…。

2020年4月27日

 朝は寒いくらいなのに昼は暑く、一日の寒暖差に若干うんざりしているここ最近だが、今日も今日とてやり過ぎだろうと自分でも思うくらい水分を摂ってしまった(気がする)。大体3リットル半ぐらい、か。水分を摂るのは良いかもしれないが、摂りすぎはまずいな、きっと。

 
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 道尾秀介『光媒の花』(集英社文庫)の228頁まで読む。今日は「第四章 春の蝶」「第五章 風媒花」を読んだのだが、昨日読んだ各章と違い、どちらの章も個人的には強く印象には残らなかったが、今日読んだ中では「第五章 風媒花」が心に染みた。恐らく今の僕に足りない物を示していたからだと思う。ああ、変わらなければいけないのだよなあ。ただ、「第四章 春の蝶」はパンチが足りないのが勿体ない気がした。もっとも、この内容で派手にするのは難しいか。

2020年4月26日

 午後2時過ぎに自宅を出て、午後5時前に(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋に戻った以外は、本を読んだり(自宅で)録画したテレビ番組を観たり等して過ごした。しかし、人に理解されなくても良いと言う態度が、日常にも滲み出てきている様だ。つくづく情けない話だな…。
 
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 道尾秀介『光媒の花』(集英社文庫)の129頁まで読む。今日は「第一章 隠れ鬼」「第二章 虫送り」「第三章 冬の蝶」を読んだのだが、今日読んだ中では個人的には「第一章 隠れ鬼」が印象に残った。どの章も殺人が絡み、読後感はそれほど良くないけれど、「第二章 虫送り」の主人公の小学生が犯した(←後に違うと分かるが)殺人、あるいは「第三章 冬の蝶」の主人公の過去の思い出の中に潜む殺人と比べて、「第一章 隠れ鬼」は主人公の過去に対する態度や見方の描写がが明らかに違うと感じられたからである。途中から予想していた展開が最後で裏切られるとは。つくづく単純だな、僕は…。