オリンピックといえば誰でも金メダルを期待する。
練習も優勝するための練習でオリンピックに参加できたからOKというわけではない。
過酷な練習に耐え、みんなの期待に応えるために精一杯の努力をする。
それでも世界でトップクラスの選手が集まるオリンピックでは優勝するのは容易ではない。
マスコミやTVでは、優秀な選手を持ち上げて賞賛する。
あたかも”金メダルを取るのが当たり前”のような素振りさえ見せる。
すべてのプレッシャーを背負う選手の気持ちになるべきだ。持ち上げ方や扱い方によってだいぶん視聴者のイメージはわかると思うのだが?
そういう競争を煽る考えは、差別や恐怖を生む。
心の弱い人はそのプレッシャーに耐えられず、仲間であるはずの選手をイジメるかもしれない。
人をイジメる人間やケナす人間は心の弱い人だ。そして、そんなときは周りが見えていない。
未来に対するビジョンが弱い。
もし表彰台に立てなかったとしてもオリンピック選手には得るものがある。
それを全力で称えたい。
普通の人ではできない技をする。めったに見ることができないほどの身体能力を披露してくれているのだ。
順位など関係ない。ただ素晴らしいと思う瞬間もあってもいいと思う。