江戸三十三観音巡り8-1~世田谷山観音寺 | 裕美の散歩道

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普通の男性が女性の姿になって、
のんびりお散歩する様子を紹介します。

江戸三十三観音御朱印巡りに行ってきました。

今回訪れたのは、32番 世田谷山観音寺と、33番目黒不動龍泉寺です。

今回で、三十三観音巡りは最後となります。

 

まず、32番 世田谷山観音寺を紹介します。

観音巡りで訪れた33箇所のお寺の中で、一番か二番目くらいに素敵なお寺でした。

最後から2番目にこんなお寺を配置するなんて、にくいです。

4月なのに最高気温が11℃という寒い日、私の服装は、ロングスカートにショートブーツ、フリースジャケットです。

 

東急東横線の祐天寺駅から住宅街を約20分歩き、観音寺に着きました。

 

実際は裏から入山したのですが、ここでは表門から紹介します。

立派な門でしょう。

軒下に大きな提灯が下がっています。

両側には仁王像があります。

 

門の前には、大きな桜の木やさざれ石があります。

 

門からまっすぐに伸びる参道の正面に、本堂があります。

 

右側にある3層の趣ある建物が阿弥陀堂です。

京都の二条城より移築されたもので、金閣寺を模したものだそうです。

 

左側にあるのは六角堂。

 

建物だけでなく、境内の桜もきれいです。

淡黄色の鬱金(うこん)の桜です。

金の成る木の金桜で、拝むとお金に憂鬱にならないそうです。

 

御朱印を頂くため寺務所に行くと、お坊さんがおられました。

「書いている間、隣の阿弥陀堂をお参りしておきなさい。この建物は・・・・・」

と、説明を始められました。

口調は高飛車だけど態度は優しい・・・

明らかに私を本当の女性として見ておられるようです。

嬉しいです。

 

しばらく見学して寺務所に戻り、記帳された御朱印帳を受け取りました。

 

その後、境内のお堂をお参りしていたら、ご婦人から

「毎日お参りされているのですか?」

と声を掛けられました。

今日が初めてで、三十三観音巡りをしていると答えました。

どうして声を掛けられたのかはわかりません。

ひょっとして、以前、私に似た人を見かけられたのかしら?

自然な感じで声を掛けられると嬉しくなります。

 

本堂を見たら、中から出てくる人がいます。

中に入れるようです。

最初にお参りしたのですが、もう一度行ってみました。

お堂の前には、「履物を脱いでおあがりください」との表示があります。

大丈夫です。

 

扉を開けて中に入ると、正面に観音様が立っておられます。

その前に正座して、両手を合わせお参りしました。

写真撮影OKと書かれていましたよ。

 

私以外誰もいないので、しばらくの時間、観音様の顔を拝みながら瞑想しました。

今年になってからずっと心に残っている煩悩を、洗い流そうとしました。

 

このように、観音様の前に座り、静かに時間を過ごすことのできるお寺は、最高!です。

 

お参りの後、境内を回っていたら、「夢違観音」像がありました。

『悪い夢(二度と経験したくないこと、思い出したくないことなど)を良い夢に変えてくれます』と書いてあります。

「思い出したくないことを忘れさせて下さい」と、両手を合わせました。

 

 

趣のある建物、きれいな庭と花、観音様の前での瞑想、お坊さんの態度、ご婦人との会話・・・・・・

心温まるひと時を過ごすことができました。

 

このお寺は一押しです。

でも人気が出て参拝客が増えると、本堂で観音様の前に座ってお参りすることができなくなるかもしれないので、過剰な人気は出ないことを願っています。

近ければ、何度でも訪れたいわ~

 

この後、路線バスに乗って、最後の巡礼寺「目黒不動龍泉寺」に向かいました。

 

 

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