あれから8年 | 裕美の散歩道

裕美の散歩道

普通の男性が女性の姿になって、
のんびりお散歩する様子を紹介します。

今年も3.11が巡ってきました。

東日本大震災から8年経ちます。

犠牲になられた方のご冥福を改めてお祈りいたします。

また、今でもご苦労なさっている方が大勢いらっしゃいます。

お見舞い申し上げます。

 

私は毎年この日、ブログに追悼の記事を掲載しています。

時間がある年には、震源や大きな被害を受けた地方と直接つながっている海へ行って、黙とうをしています。

今年は昨日、横浜の大黒ふ頭に行きました。

 

ベイブリッジです。

 

みなとみらい地区のビルと、大桟橋に停泊中の大型客船が見えます。

建築中のビルのクレーンが目につきます。

都会の建築ラッシュを見ると、この力を被災地の復興に当てられないのかと思います。

 

東京湾の向こうに房総半島が見えます。

のんびり釣り糸を垂れている若い女性もいます。

あの日の夜、東京湾を挟んだ千葉の空は、石油コンビナートの火災で赤くなっていました。

 

穏やかな光景を見ていると、8年前のことを忘れてしまいます。

復興が順調に進んでいるという報道もされますが、取り残されている人たちもたくさんいるようです。

 

先日のNHKニュースでは、復興五輪と位置付けられている東京オリンピック・パラリンピックは、被災地の復興の後押しにならないと答えている人が、6割近くもいるとのことでした。

 

昨年の私のブログ記事『あれから7年』には、

『新聞に載っていた被災地の高校生の話が印象的でした。「テレビで放映されるのは比較的復興が進みきれいになった所ばかりで、遅れている様子が報じられることはほとんどありません」』

と書いています。

 

一昨年の記事『3.11の教訓』には、

先日、東北復興の催しに参加したら、「東京ではオリンピックのことで盛りあがっているけど、東北の復興はまだまだなのです」 と話された方がおられました。あの時、国民みんなが復興や節電に対し心を一つにしたのに、忘れられつつあるのが残念です。』

と書いています。

これは今年も同じです。

 

今年も海に向かって、あの悲惨な出来事と被害に遭われた方への支援を忘れないように、黙とうをしました。