こんばんは!
今回の東北・みやぎ復興マラソンでは、フリースタイルリブレを用いて血糖値測定をしながら走ってきました

保安検査場における金属探知機のゲートの通過が肝でした。腕には取り外し不可(外すと再度付けられない)の針付きセンサーが付いていましたが、事前申告のうえ金属探知機のゲートを通過したものの無反応。問題ありませんでした。
さて、血糖値測定のレースプランとしては、サブ3.5を前提としてどうすべきか❓️
プランA
控えめに入って30km以降ペースアップ
(キロ5で入る)
プランB
最初から最後まで一定ペース
(キロ450で一定)
プランC
少し速めに入って30km以降の減速を再現
(キロ445以上で入る)
スタート直前ではプランAの予定でしたが、スタート直後にやんやんさんが暴走気味に抜いていき、付いていくとキロ445を少し切るペース

この時はやんやんさんは好調なので速いペースで入ったのかなと思い声を掛けました。ただし、やんやんさんのペースが不安定なのは気になっていました。
結果的にキロ445ならプランCになると思い、30km以降の減速時に何が起きているかを調べることにしました

プランAとプランBは、血糖値の測定結果が面白くなさそうな気もしましたし、一般ランナーにありがちなプランCの方が面白い結果が出るかなと思っていました

せっかくなので、吸収が速くすぐに血糖値を上がると推測されるモルテンジェルによる血糖値の反応も調べてみました🆗
モルテンは減速が始まる前の24km過ぎに投入。自分の感覚では摂取後にすぐに効果が出始め(すぐに血糖値が上昇)、5km程度は維持できると過去の摂取時の感覚から考えていました

まずはレース時の各種データから。
ペース。お手本のように30kmまでは一定ペースで、30km以降に減速するパターン。
さて、ここからが血糖値の測定結果との比較。
ペースと血糖値の関係
・走行中は血糖値160~170mg/dLと高血糖状態
・エネルギー切れを起こすと血糖値も急激に低下
・モルテンジェルは血糖値回復に即効性あり
※これまで体感で感じていたモルテンジェル1個の効果は5km程度→25分程度は血糖値上昇効果、を検証できています。
心拍数と血糖値の関係
・モルテンによる血糖値回復は心拍数上昇を抑制?
高血糖状態で
【30km以降の失速を防ぐためのポイント】
①いかに血糖値を上げずに走り続けるか
→ペース設定を適切に&ペースの上げ下げをしない(気温・日射の影響加味)
②十分に水分を摂取することで、血糖値が上がるような濃縮された血液状態を作らない
③血糖値をすぐに回復できるエネルギージェル摂取を計画的&継続的に
→胃に吸収&滞留せずに小腸に留まりすぐに血中に移行できるモルテンジェルは有効(検証済み)
これ以上走ると体が危険な状態になるので、脳がコントロールして痛みを感じさせて走るのを止めさせるということを良く聞きますが、
単に体内に蓄積されたグリコーゲンの残量が少なくなり、ペースを維持するための血糖値を維持できなくなったこと。
すなわち、
血糖値の需要量(ペース維持したい)>血糖値の供給量(体内グリコーゲン)
の関係になり、血糖値の供給量で走れるペースでしか走れない、すなわちペースダウンせざるを得ないということでしょう
ゴール後の血糖値の変化
一番驚いたのはこちら。
ゴール後に急激な血糖値上昇が発生し、最大で血糖値211を記録しました。200オーバーは15分程度維持されましたが、その後は急激に低下して正常値へ。
推測するとすれば、
高強度の運動が続きグリコーゲンが枯渇してきてもそれなりの量のグリコーゲンが血中に戻されていた中で、
ゴール後に立ち止まることで、エネルギー消費が不要となり、使う必要のなくなったグリコーゲンから血中に戻された血糖が蓄積され高血糖になったといったところでしょうか。
その後、不要となった血中の糖は、枯渇したグリコーゲンとして、肝臓や筋肉に再蓄積され、血糖値が再度大幅に低下したのでしょうか。
まさに回生エネルギーですね

今後は、
・カーボローディング中の血糖値推移
・フルマラソン後の血糖値推移
について、通常時とは異なる結果が得られましたので、記事にしようと思います


にほんブログ村