こんばんは!

私の場合、ランのデータはGarmin(ForeAthlete935)で取得していますが、データを移行する際にはBluetoothを使ってスマホのアプリのGarmin connectにリンクさせていますニコニコ

Garmin connectのランデータのうち、高度のデータが明らかにおかしい(地上なのに高度がマイナス、同じ高度のはずなのに高度が右肩下がりなど)ことがあって、信頼できないことを多く感じていました。

せっかく峠を走って綺麗な高度グラフを描けたと思っていたのに、高度のグラフが正確でなかったり、マイナスになっていたことがあり、悔しいことがありました。

2つ前の記事ですーさんからコメントをいただきまして、高度補正ができることを知りましたニコニコ

そこで、高度補正の方法についてまとめてみました。対象は私のような気圧高度計を搭載したGarminウオッチを使っていて、Garmin connectで閲覧している場合が対象になります。

例えば、以下の図で例示すると、上段の高度グラフを中段の高度グラフに補正できます。なお、下段の高度グラフは、GarminのGPS軌跡を国土地理院の地図に落とし込んで高度グラフを描いたものです⬇
※横軸はYAMAPのみ距離表示

高度のグラフの傾向は、国土地理院の地図上での高度とほぼ同じように補正できている様子が分かりますニコニコ

方法については、インターネットで検索するとGarminのページのQ&Aに記載がありました⬇
スマホアプリのGarmin connect上では高度補正できないので、PCからGarmin connectにアクセスする必要があります。

私の場合は、PCを立ち上げるのが面倒だったので、今回紹介する手法は、スマホでGarmin connectのWeb版にアクセス(スマホ用ページでもPC版のサイトにしてもOK)する方法になりますニコニコ

今回の事例は自己ベストを出した2020年1月の勝田全国マラソンのデータを用います(アプリのGarmin connect)⬇

アプリのGarmin connectの高度は下記のように右肩上がりのグラフ⬇
時間の経過と共に地上気圧が少しずつ低下した影響で、高度が高い方向になってしまった可能性があります。

Garmin connectのGPSデータをGPXファイルで出力して、GPXファイルを対応するソフトで開く(今回はYAMAPを用いて国土地理院の地図Webで軌跡を描いた)と下記のようになります⬇

このルート上の高度をグラフにすると⬇
こんな正しいグラフをGarmin connectでも描いていきたいです。


スマホからGarmin connectのWeb版にアクセスして、アクティビティを表示して対象のアクティビティをクリック⬇

勝田全国マラソンのアクティビティが表示されます⬇

話は脱線しますが、歯車マークをクリックするとこのデータをGPXファイルなどに保存でき、他の地図アプリでも開けることができるようになります⬇

話を元に戻して、先程のアクティビティのページを一番下までスクロールすると、自分が使っているGarminウオッチが表示されます。この時計の下に「高度校正」の項目があります⬇

この高度校正の部分にある「無効にしました」を「有効にしました」に変更します⬇
これにより、Garmin connectのWeb上での設定変更は完了ですニコニコ

しかし、この状態でスマホのアプリのGarmin connectで開くと、何故か高度が補正されていませんでしたえーん

ここで何度か悩んで色々スマホの設定をいじったのですが、先程の補正が反映されません。

結論から言うと、スマホのアプリのGarmin connectから一旦サインアウトをして、再びサインインすることで、補正が反映されました。

毎回サインアウトするのは面倒ですね。サインインをし直すと、アプリの使い方の説明から始まるのが鬱陶しいですショボーン

最終的にアプリに反映された姿⬇
高度上昇が変更されて小数点表示になりました。

肝心の高度のグラフは⬇

国土地理院の地図で描いた高度とほぼ同じになりました⬇

他の事例についても高度補正をしてみましたニコニコ

多摩川のサイクリングロード(たまリバー53km)の結果⬇

補正前は途中から地下に潜って東京湾に沈んでいるようで残念な高度グラフでしたが、二子玉川から先の標高10m以下で一定になる部分が再現できています⬇
ただ、少しおかしいと思ったのが高度上昇量。川の上流から下流に向かって基本的には一方的な下りのはずですが、333mも高度上昇したとは思えません。グラフもかなりギザギザしていることから少し怪しそうショボーン

どのような補正が行われているのかは分かりませんが、GPSの誤差で土手上を走っているはずなのに河川敷に描かれていたりその逆のケースもあったので、何度も土手を上り下りしたルートで累積高度上昇が計算されたのかもしれません。

続いて冒頭にあった事例⬇
確かに補正後には少しギザギザが増えた気がしますが、極端ではなく妥当な範囲に補正されたように見えます。

国土地理院の地図上ともほぼ合っていそうです⬇
※横軸は距離

最後の事例⬇
こちらは川沿いを走っていませんが、ギザギザ感がかなり増えています。これは、土手の上り下りによる影響ではなく、Garminの補正の特性が影響しているようにも思えます。

国土地理院の地図上の高度の場合にはこのギザギザがありません。こちらの方が感覚的には正しいと思います⬇

今回はGarmin connectの高度補正のやり方について紹介しましたニコニコ

高度がマイナスになることや、同じ高度のはずなのに一方的に右肩上がりになるといった現象は、今回の補正により改善されることが分かりましたウインク

ただし、補正により高度のグラフがギザギザになり、実際の滑らかな高度推移とは異なる現象も見られるようです。 

いずれ改善してほしいところですニコニコ

アクティビティごとに一つひとつ設定変更をしなければならないことも煩わしく思いました。

一括して高度補正できる機能などができるといいですねニコニコ

それでは!


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