いつまでも女々しくて・・・ -40ページ目

いつまでも女々しくて・・・

20年連れ添った妻を自死で亡くした男(hiro)の日記

忘れることもある

いつ頃からだろう・・・
月命日を忘れるときがある。

あ、昨日月命日だった とか
あれ、今月も月命日を忘れちゃった。

たぶん、仕事を探しているときからかな
忙しくてそれどころじゃなかった。

ま、要するに
毎日彼女のことを考えても
その考える時間?質?が小さくなっているんだよな。
それに、その程度の日付けのことなど気にしなくなっているのかもしれない。
ついでに命日もそうなればいいけど
そればっかりは無理か・・・

ただ未だに波はあるし
考える時間や質が小さくなったと言っても
何かの拍子にズドーンと落ちるときもあるから
まだまだ要注意だ。

当時ほどではなくなったけど気をつけろ
ということ。



 

どうしていないのかとか
もう会えないこととか

始めの数年は、車に乗る度に助手席を見て
彼女がいないことに違和感を感じた。
車だけではない。
スーパーに買い物やレストランでの食事。
いつも隣にいたはずなのに、今はいない。

それは死んでしまったからなんだと、やっと理解できるようになった。

いないことには理解できるようになったけど
でも彼女が何故死を選んだのかは未だに理解できない。

俺との生活に不満があったのなら離婚すればよかったのだ。

美人で頭も良い。
育った環境は悪いが、気もきくし
俺と別れても、普通この手の状況の女性がいたら、ほっとけない男は山ほど出てくるはずだ。

何故に死を選んだのか。
死ぬ理由なんてないのに。
俺が死ぬんならわかるが、何故君が。

ここは多分一生理解できないとこだろうな・・・

 

大小はあまり関係ないみたいだ。

ただなにかのツボにはまった時に、俺の中で暴れ出す。

他人から見たら
こんなことで?ということや
どうしてそれが?ということでだ。

SNSでのちょっとしたことでもだ。

もうたくさんだ!
以前の俺に戻してくれ!

そう叫んでしまう。


日々何とか気持ちが穏やかに向くように
前向きな姿勢でいるように
新たな人生をよくしようと思っていても

心の底は変わらない。
見ないようにしているだけで、根底は変わらない。

やはり俺にはもう・・・・・・資格などないのだ。
この面倒なことを誰かに共用するのはあまりに忍びない。

あと半年。
それだけはやりきらなくては。

その後、もう一度その先の人生を考えてみる。


 

仕事、やはりあまり良い仕事とは思えない。
まあ、いわゆる3Kだ。
人もなあ・・・はっきり言って程度の低い奴が多い。
正直口も聞きたくない。

せっかく苦労して勤めた会社だが
いつも、辞めるタイミングを考えていたりする。

来年の春までは辞めないけど、その後はわからないなあ。

何かの拍子で、辞めますと言ってしまいそう。
辞めたらどうやって暮らしていこうか悩むところだが
途方に暮れるというわけでもない。

何かしら生きていける術があるはずだ。

何かしらね。



 

久しぶりに妻の夢をみた。
何ヶ月ぶりだろう?
とにかく久しぶりだ。

日々の生活が忙しく、夢などほとんどみることはなく
また、みたとしても仕事の夢が多かったり
もう俺は彼女を吹っ切れつつあるもんだと思っていた。

その気持ちを壊すかの様に
自分への想いを確かめるかの様に
俺の中に現れる。

俺は馬鹿野郎だ。

こんな仕打ちを受けているにも関わらず、
夢の中では全くもって普通に接している。
いや、普通ではない。
自分に対しての気持ちを確かめている。

どうして俺の想いがわからないんだと訴える俺に

わかってるわかってる と微笑みながら軽くあしらわれ
正に手の上で転がされている状態だ。

その態度に拗ねてる俺、もはやプライドもへったくれもない。

そして何処かに出掛けようとしている彼女に

送っていくか?

え、いいの? お願い!(笑顔)

仕方がないな と言いながら
彼女の笑顔に満足している自分。

もうどうしようもない馬鹿野郎だ。

ああ、わかった。
もう降参だ。
どんなに馬鹿野郎と言われても、君に対する想いは変わらないことは認めよう。

ただ、やはりこのままでは悔しいし辛いから

君に対する想いを消すことができなくても
君以上にのめりこめるもの、君以上に好きになれる人を見つけようと思う。

きっと打ち勝ってやる。