細かい内容は覚えていない。
暗闇で妻の腕を掴み引き寄せ
抱きしめてキスしてた。
嬉しかった。
目が覚め、嬉しさが徐々に虚しさに変わっていった。
やはりいないことに悲しさを感じる。
今、仕事中なのに
涙がとまらない。
一番の親友から、同級生が亡くなったと連絡があった。
とてもショックだ。
今年の6月らしい。
年賀状のお断りが奥様から届き事実を知ったそうだ。
学校を卒業してから特別付き合いはなかったが
初めてのロングツーリングに一緒に行った仲だ。
彼は俺と同じ個人事業だから、もしかしたらという不安がよぎる。
でも聞くに聞けないのでそっと見守るしかないかな。
線香をあげに行きたいが、飛行機を使わないと行けないので
計画が必要だ。
丁度来年、俺が学生の頃に生活をしていたところに行こうかと思っていたところだ。
もし行けたら寄ろう。
自死でないことを祈りながら。
自分では修復ができないこの穴。
小さくすることはできるが塞ぐことはできない。
この穴のせいで、俺はどれだけ大事なものをこぼしているんだろう。
気力や活力、優しさや笑顔。
ほんとつまらない人間に成り下がってしまった。
誰かこの穴に指を入れて塞いでくれないだろうか・・・
昔の自分に戻りたい。
朝起きたらひとり
コーヒーを飲む
部屋を見たらかなり散らかっている
でも動きたくない
朝食を食べる
すぐ終わる
散歩に出る
公園にはまだ誰もいない
家に戻って、録り置きを観る
さらに観る
お昼ご飯も食べながら観る
全部観るのに、けっこういい時間までかかる
銭湯に行く
長めに入ったあと、休憩室でジュースを飲む
まわりは家族連ればかりで、ひとりなのは俺だけ
朝起きてから、ずうっとひとり
誰とも話さず、ずうっとひとり
さみしいから帰って寝よう
それもひとりか
時々そう思う
食べていかなきゃならないから仕方がないけど
本当だったらこんなこと・・・
息子達だってそうだ
上の子は一流大学とは言わないにしても公立の大学を
もしくは名前が少し通った私立大学を目指していたはずだ
下の子だって全然違うランクの高い高校に行っていたはず
それが下から数えた方が早い高校だ
おまけに進学しないで就職すると言っている
もう思いっきり人生を変えられてるよな
こんなはずではなかった
ただただ虚しくなる
虚しくなる