ガン手術の危険 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

「あなたはガンです」、と宣告されたらどうしますか?

 

がん検診を受ける人は多いですが、そこでガンと診断されてしまったら一体どうすればよいのでしょうか?

 

医者の言われるまま、「お願いします」といいますか?

それとも、あなた自身で調べて考えて最善の方法をみつけようとしますか?

 

医療現場では、患者の無知をいいことに、医者や病院の都合の良い治療を進めようとします。(もちろん例外はありますが)

 

たとえば、がん細胞のある臓器を切り取る手術が行われますが、必ずしも必要最小限の臓器だけを切り取るわけではありません。

 

リンパ節手術では、周囲の組織と一緒にまとめて切り取ることをします。(郭清(かくせい))

 

組織をできるだけ大きく切り取るので(拡大手術)、もともとあった臓器の機能は低下してしまいます。

 

適切に必要な臓器だけを切り取る(適応)なら良いのですが、、切り取る必要のない臓器まで切り取ってしまい(拡大手術)、肝心のガンを残してしまうような手術を繰り返す外科医がいるのです。

 

このような手術を受けてしまった人は、手術後の比較的短い期間で命を落としていきます。

 

ガンの適正な治療は、ガンがどの程度広がっているのかを把握することと、患者さんの体力がどの程度なのかを把握することによって変わってきます。

 

ガンの広がり方も、水が地面にゆっくりとしみこんで時間をかけて地下水となるように、ガン細胞がゆっくりと周りに浸透している(浸潤(しんじゅ))のかどうかによっても変わってきます。

 

また、植物の種がばらばらとまわりに落ちるように、体の中にがん細胞がばらばらとこぼれ落ちるように広がっていっている(播種(はしゅ))のかどうかによっても変わってきます。

 

戦争に例えるならば、敵の戦力の把握(ガンの広がりの把握)と、味方の戦力の把握(患者さんの体力の把握)です。

 

敵の戦力と味方の戦力を計算して、勝てるみこみのある戦いなら戦い(手術をする)、負ける見込みが高い場合は戦わない(手術をしない)。

 

この計算を、事前にできるだけ正確に行って勝算の高い場合のみ戦う(手術をする)ようにしたほうがよいでしょう。

 

これは、医療従事者でなくてもわかります。

 

しかし、実際の医療現場では、勝算が低いにも関わらず戦いを挑む(手術をする)外科医がいます。

 

それも一部の少数派ではありません。

 

ガン手術をした後に他の臓器にがんがみつかる場合があります。(遠隔転移)

 

こうなったら、全身にがん細胞が転移している可能性が高いので、手術など一部の臓器を切り取っても(局所治療)治りません。

 

そこで、次に使われる治療が抗がん剤や放射線となります。

 

しかし、抗がん剤にしろ放射線にしろ、副作用が高いのに効果がうすいので、ガンを治すことはできません。

 

さらに、免疫力が低下してしまうため、他の病気になりやすくなり、多くの人はガン以外の病気で亡くなってしまいます。

 

抗がん剤は、生物化学兵器として戦争で使われたマスタードガスです。このような猛毒を医療現場では薬として認可されて、当たり前に使われています。

 

ガンが他の臓器に転移した、再発ガンの患者さんにも手術をする場合があります。

 

特に肝臓がんの場合はその傾向があります。なぜなら、他の臓器からの転移ではなく、最初から肝臓がんで発病した(原発性肝臓がん)患者さんに、適正な手術をする場合が少ないので、肝臓外科医はなかなか手術をする機会がありません。

 

なぜ、最初から肝臓がんになった(原発性肝臓がん)患者さんに適正な手術ができないかというと、肝硬変をともなっている場合がほとんどで、肝臓も硬くなり、その硬い肝臓を切ると多量に出血をしてしまうので、とても危険だからです。

 

手術をしたがる外科医にとっては、なんとかして適正な手術ができる患者さんを見つけたいのです。

 

そこで、肝臓に転移した患者さんをみつけると、適切な期間をおいて他にも転移がないかを十分に確認しないまま、切り取ってしまうのです。

 

ほかの臓器から肝臓に転移してきたガン(転移性肝臓がん)であれば、必ずしも肝硬変をともなっていないので、多量の出血も心配なく適正な手術と判断されるのです。

 

あなたは、別に転移性のガンでも、見つかった時点で早めに手術をして切り取ってしまえば、それでよいではないか、と思われるかもしれません。

 

でも、まだ他にも目に見えないほどの微小なガンが転移(微小転移)している可能性があるので、しばらく期間をおいて様子をみる必要があるのです。

 

早期発見といって早めに臓器を切り取った後、また転移が見つかったので切り取るとなると、患者さんにとって精神的にも肉体的にも大きな負担となってしまいます。

 

そして、この様子見の期間は、転移がみつかったと医者が患者さんに伝えないでいると、患者さんはガンの心配なく日常生活をおくることができます。

 

不安や心配をすることほど、精神的にまいってしまい、免疫力も低下してしまいます。

 

人はみな元々、自然療養力をもっているので、その自然療養力に任せて病気を治していくことがとても大事なのです。

 

遠隔転移や、播種(はしゅ)(植物の種がばらばらとまわりに落ちるように、体の中にがん細胞がばらばらとこぼれ落ちるように広がっていっている)のないガンを発見することが、がん治療の決め手といわれています。

 

まだ限られた場所にしかいないガン(局在ガン)を発見して、治療することで(局所療法)、ガンの直る確率が上がってきます。

 

局所療法は、手術が主流ですが、放射線も併用して治療していきます。

 

手術をするかどうかの判断基準は、ガンが根本的に治るかどうか、手術をすることで生命が保たれるかどうか、もともとの臓器の機能が保たれるかどうか、によって判断されていきます。

 

ガンの3大治療法の中では比較的有効であるとされる手術ですが、手術をする外科医のなかでも道徳的に問題な人がいるので、要注意です。

 

手術中に帰らぬ人のなる割合は数%といわれています。危険率は低いといえるかもしれませんが、それでも治る希望をもって手術をしたのにそのまま亡くなったとなれば、本人はもとより遺族もたまったものではありません。

 

このような事態になっても、全く反省しようとしない外科医がいるのです。

 

「少しは危険があるのだから仕方がない。」

「おれはきちんとやった。どこも失敗などしていない」

「材料が悪かった」

「イキが悪かった」

など。

 

まるで、魚をさばいているかのような言葉です。

 

たとえ手術に問題がなかったとしても、手術をすべきではなかった患者さんに無理やり手術を行ったことが問題です。

 

手術に耐えるだけの体力の無い人に無理に手術をおこなえば、結果は明らかです。そのような患者さんに手術をすすめた外科医に問題があるのです。

 

また、不必要に広い範囲で臓器を切り取ってしまう(拡大手術)外科医もいます。再発を恐れての処置ともいえますが、それだけの理由ではありません。

 

病院の経営も商売ですので、より高い保険請求ができるように治療をしていきます。

 

たとえば、胃ガンの患者さんに胃の一部だけを切り取ると保険請求額が低いので、切り取る必要ない周りのリンパ節も切り取ってしまいます。(郭清(かくせい)手術)

 

そうすることにより、より高い保険請求ができるからです。

 

ある外科医は次のように言います。

 

「患者さんは病院から生きて返せばいいんだ」と。

 

もともと病院まで歩いて通ってきたがん患者さんは、交通事故などで瀕死の重態で緊急に担ぎ込まれたわけではありません。

 

生きて家に帰るのは当然といえば当然です。

 

しかし、必要のない手術を受けることで、瀕死の重態になってしまい、そのまま帰らぬ人となる場合があるのです。

 

医学会では頻繁に学会がおこなわれます。そこではさまざまな事例が発表されます。特別に発表するようなネタのない場合、学会発表用に必要のない拡大手術が行われたりします。

 

その結果、患者さんが命の危険にさされててしまい、最悪の事態になってしまうこともあるのです。

 

また、最悪の事態にならないでも、必要のない手術を受けた患者さんの心には、大きな傷が残ってしまいます。

 

「ガンの大手術を受けるほどにガンが進行していた。また再発しないだろうか心配」、という不安と恐怖をもちながらの生活を送ることとなります。

 

不必要な拡大手術を繰り返して、それがたまたまうまくいくと、図に乗ってもっとやろうと考える外科医もいます。

 

仮に失敗して患者さんが命を落としてしまっても、もともと難しい大手術なので仕方が無い、と言い訳ができてしまいます。

 

切る必要も無い臓器をなるべく広範囲に切り取ったのに(拡大手術)、患者さんが生きていれば、外科医にとって自慢になるのです。

 

また、病院の経営にとってもそのほうが喜ばれます。

 

学会用のデータ取りやビデオ撮影のために、手術を行う外科医。病院経営のためと自身の自慢のために、なるべく広範囲に臓器を切り取ろうとする外科医。

 

これでは、患者さんはモルモットと同じです。

 

特に有名で大きな病院ほどその傾向は強いです。なぜなら、これほど有名な大病院でも、治らなかったのだから仕方が無い、と患者やその遺族の方々は思うので、病院や医者に対してうるさく文句を言わないからです。

 

ですので、有名で大きな病院ほどやりたい放題できる環境が整っているのです。

 

あなたは、それでも医者のいわれるままに「お願いします」といいますか?

 

自分の頭で考えて調べて、よりよい方法で治していったほうがよいでしょう。

あなたの命を守るのはあなた自身です。医者や病院ではありません。

 

参考図書

「がん病棟の真実」土屋繁裕著 経済界