昨日、幼児教育の専門家の方の講演会に参加してきました。
その方が強調していたのが、幼児期(3歳から9歳を対象)には体育がもっとも重要であると言うことです。
勉強は二の次であり、体の身体能力を鍛えることをしっかりやってきた子供は、学校での成績も伸びる傾向があると言うのです。
また、”自立”した子供に育てることが重要であると話していました。
親は、どうしても子供のことが心配であり、ついつい手をかけてしまいます。靴を履くことであったり、服を着替えることであったり、身近なことを一人でやらせることを積み重ねていく習慣をつけましょうとおっしゃっていました。
3歳までに「やればできる」と言う自立と自尊心をしっかりと植えつけてしまえば、あとは放置していても子供は自立していくそうです。
私の長女の場合ですが、3、4歳の頃、家の近くの鉄棒で逆上がりの練習をしました。娘は、「できない」と言う言葉を連発しました。
その時、私はすかさず、「できるよ」と言いました。
そして、ちょっと手でサポートしてあげて、娘がくるりんと回った時に、「ほら、できたでしょ」と言うと、娘の顔が晴れやかに変わりました。
その後、娘は、保育園から帰ってくると鉄棒に直行して、毎日鉄棒を練習していたそうです。誰に強制されるわけでもなく、自分から進んで。
久しぶりに家に帰ってくると、娘は、鉄棒で逆上がりが一人でできるようになったと、嬉しそうに披露してくれました。
娘は、小学受験も中学受験も経験しましたが、親が”勉強しなさい”、などと言わずに、自分から進んで勉強に励み、見事に合格しました。
「やったらできた!」と言う自信と体験が小さい頃にあれば、子供はどんな困難でも、「できない」と弱音を出さずに、勝手に進んでいくんだな、と感じました。