親を選んで生まれてきました | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

人は親を選んで生まれてきます。
自分はそのことを理解してませんでした。

 

親が勝手に自分を産んで勝手に育てたと思っていました。
そして、そんな親を恨んでいました。

 

他人の親と比較して、文句を言っていました。
例えば、友人がお小遣いをたくさんもらっていたら、
 

自分の親にも同じようにお小遣いを要求したり。

そんな時、親は決まって言いました。他人と比較するな、と。
自分に都合のいいように親を変えようと一生懸命努力してました。
 

しかし、それは無駄な努力でした。

人は変えられません。
 

変えられるのは自分自身。

20代になり、ある霊媒師の人からこんなことを言われました。
 

人は親を選んで生まれてくるんだよ、と。

そんな馬鹿なことがあるか、赤ん坊は言葉もしゃべれないし、
それに、まだ肉体ができていないのに、どうやって親を選ぶことができるんだ、と信じませんでした。

 

親が勝手に産んで、勝手に育てたと考えていた時はとても辛く苦しい時期でした。

親を恨んでばかりいましたので、感謝しなくてはいけないと頭で考えても、心の深いところでは恨みを消すことはできませんえした。

 

30代のある時、ヒプノセラピストから、あなたは親を選んで生まれてきたんだよ、と言われて、はっとしました。

 

そういえば昔、霊媒師に同じことを言われたな。
そうだったのか、親が勝手に産んだのではなく、
自分自身でこの親のところに生まれてこようと決めて生まれてきたのか。と、今度は納得できるようになりました。

 

そのように認識すると、心が軽くなっていきました。

自分で決めたことなんだから、親のせいではない、自分のせいだ。
自分の考え方が変われば、ものの見方が変わっていきました。

 

親が勝手に肉体の快楽を楽しみ、
その副産物としてあなたたちは生まれてきたんだ、
だから、あなたたちは被害者であり、
親に賠償を要求してもいいくらいだ、
というようなことを子供に教育する、
ある組合に所属する教師もいたそうです。

 

人間は肉体の結合だけで生まれてくるのではありません。
あなたは霊的存在です。
 

魂が宇宙から舞い降りてきて、初めて人間として生まれてくることができるのです。

魂が宿る、と言います。

 

細胞分裂だけでは人間の体にはなりません。
そこに魂が宿って初めて人間としての姿かたちが出来上がります。

 

この地上に生まれてくるのは、前世で課題をクリアできなかったからです。
人は何度も生まれ変わります。
課題をクリアできるまで何度もです。

 

学校を卒業するのに、テストで合格点を取らないと追試を受けさせられます。

今生、地上に生まれてきたのは追試を受けているようなものです。

 

あなたは親を選んで生まれてきました。

ではなぜこの親を選んできたのでしょうか?

 

前世でクリアできなかった課題をクリアするのに、
最適な親だからでしょうか。

それもあるでしょう。

 

前世で子供をがんじがらめに抑圧していたら、
今世では自分が親から抑圧されたり。

 

前世で子供を捨てて蒸発してしまったら、
今世では自分の親が蒸発してしまったり。

 

親が子供になり、子が親になり、夫婦が兄弟になり、兄弟が親子になり、
というように配役は変化していきます。

 

そうやって、魂を向上していくことになります。

それに気づける人は極稀です。
 

ほとんどの人が馬鹿馬鹿しい、と言って信じません。

自分も昔はそうでした。
 

でも、今は違います。

でも、せっかく今生で魂の向上をしようと、
神様と約束して、地上にいるお母さんのお腹の中に舞い降りてきたのに、
親の勝手な都合で殺されてしまう人(人口流産児)もいます。

 

この親のもとで生まれてこようと、宇宙にいるとき決めてきたのに、
その親からぐちゃぐちゃに引っ掻き回されて、
汚物として排泄されて、闇から闇に葬り去られてしまう魂。

 

その魂は一体どう感じているのでしょうか?

 

神様との約束も果たせなかった、とがっかりしてるかもしれません。
自分が決めた親に裏切られた、とショックを感じているかもしれません。

 

この地上に生まれてくることができる人は奇跡です。
その確率は1400兆分の1だそうです。

 

そんな奇跡的な確率で生まれてこようとしたのに、
生まれる前に親から殺されてしまうなんて。

 

親と会う前に殺されてしまった魂。
その魂は成仏できているでしょうか?

 

命の尊さを思い、人から何と言われようともこの子を産む、
と決めてくれた人は偉いです。

 

あなたは奇跡的にこの地上に生まれることができました。
それはあなたの親が、この子を産み育てる、
と決めてくれたからです。

 

お母さん、私を産んでくれてありがとう。