子供に完璧を要求する親はたくさんいます。
テストで100点を取るように圧力をかけたり、レベルの高い学校に合格することを求めたりするのです。
子供は、その親の圧力に耐えながら努力します。
そして、結果がよければオーケーですが、ダメだったとき、親はがっくり肩を落として落ち込みます。
この結果、子供の心には何が植え付けられるでしょうか?
そうです。
劣等感です。
自分はだめな人間だ、人間失格だ、と。
親が子供にしてあげる事は、100点を要求することではありません。
レベルの高い学校に合格するように期待することでもありません。
親が子供にしてあげる事は、自分自身を価値ある人間、尊重することができる人間にすることです。
(英語でいうとセルフエスティームが高い人間)
自分のことをたいした価値のない人間であると思っている人は多いです。
自分に自信が持てないのです。
それは、子供のころから完璧になるように圧力をかけられ、また、期待されて育てられ、結果がダメなときに、親ががっくり肩を落として落ち込む。
このようなことが繰り返し行われて育てられたことが原因の一つです。
口うるさく、子供にがみがみとしかる。
しつけも必要ですが、四六時中がみがみ子供をしかるとどうなるでしょうか?
自分自信を価値ある人間であると思えなくなります。
自分自身を尊重することができなくなります。
自分の娘があるときこんな事を言いました。
「家族のなかで一番重要でない人は、○○だね」
○○は子供の名前。
娘の母親(自分の嫁)は、四六時中、口うるさくガミガミ怒鳴っています。
娘のセルフエスティームは極端に低くなってしまっているのです。
勉強が人よりできる、運動神経が人より優れている、ボキャブラリーが豊富、などははっきりいってどうでもいいことです。
そんな事を子供に要求して、まわりに自慢したところで、子供の人生はハッピーになりません。
親が子供にしてあげられる最大のプレゼント、それは子供に高いセルフエスティームを植え付けてあげることなのです。
ヒプノセラピー/潜在意識への扉

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