トラウマ | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

上の子供(優花)が生後10ヶ月の時に、保育園にデイリーで4日間預けました。


それまで妻が育児休業を取って家にいたのですが、研修のために4日間妻が家を空けることになりました。

8月のことです。

自分はお盆休みということで3日間会社を休めたので、子供の世話がたっぷりできると楽しみにしていました。


ところが、妻が何を考えたのか保育園に4日間預けるといい、勝手に手配してしまいました。

せっかく子供の世話ができると楽しみにしていたのに、がっくりでした。


保育園初日、妻からメールがきました。

「保育園の先生に預けたとき、優花は大泣きだった。分かれるのが辛かった」

自分もこのメールを見たとき胸が苦しかったです。

なんでここまでして生後10ヶ月の優花を、見ず知らずの他人に預けなければならないのか、と。


妻は、非常に頑固な性格です。決めたことは決して曲げません。

「おじいちゃんに頼めば」、といっても「頼めない」。

「おばあちゃんに頼めば」、といっても「そんなの無理」。

「喜んで飛んでくるぞ」、といってこちらがいくら説得しても、平行線のまま。


今は、保育園に預ける場合、慣らし保育といって、2,3週間かけて徐々にならしていきます。

最初は母親と一緒に過ごし、2、3時間、半日、1日と言った具合です。

ところが、このときは、いきなり全く知らない人に丸1日預けたのです。

いくらデイリーとはいえ、生後10ヶ月の子供には、相当こたえただろうと想像できます。


2日目も朝、妻が保育所に預けましたが、自分は会社を早退し、午後優花を迎えにいきました。

3日目、4日目は、会社を休み、朝から優花と過ごしました。


家にいるときは抱っこ、抱っことせがまれ、とても楽しかったです。


この出来事があってから、優花の行動に明らかな変化がでました。


それまで、親がトイレや別な部屋に行って、一時的に1人でリビングにいることになっても、特に動揺することなく、おもちゃで遊んだりしてました。

ところが、ちょっとでも親の気配(特に母親)がいなくなると、途端に不安になり、

「あれ、ママがいない、ママどこいったの?」

と探しにいくようになりました。


ママべったりになったのです。


よく2人目が生まれ、下の子にかかりっきりになると、上の子が幼児がえりしたりして、ママにあまえたりします。

しかし、まだ、2人目が生まれる前の事です。


優花はこの出来事の前後で、変わってしまいました。


こうなることはある程度、予想していました。


妻が4日間保育園に預けると言って聞く耳を持たなかったとき、預けた後、優花は変わってしまうだろうと。

なぜかと言うと、そのとき昔飼っていた猫を思い出したのです。

自分が高校生のとき、飼っていた猫が骨折して数日間入院しました。

まだ生まれて数ヶ月だったのですが、とても活発で、たんすの上やテレビの上にジャンプして家中飛び回っていました。

ところが、骨折して数日間の入院後、家に戻ってきたとき、全く別な猫に変わっていました。


活発に家中飛び回っていた猫のおもかげはなく、おとなしい猫になっていました。

獣医に入院中、夜中もずっと泣いていたそうです。


猫と子供を例えるのはどうかと思いますが、保育園に預けると妻が言って聞かなかったとき、このことがふと頭をよぎり、優花は変わってしまうだろうと思いました。


優花が生まれたときに買った育児書には次のように書いてありました。


乳幼児を預けなければならないとき、まず候補にあげなければならないのは、父親。

次に何度も会っているおじいちゃん、おばあちゃん。

その次に、おじ、おば。

以上の誰もが、都合がつかなくて預けられないときは、ベビーシッターに頼む事。

ベビーシッターを頼む理由は、いつも生活して慣れている自宅にいられるため。

 

いきなり、一度も会ったことのない人に、知らない場所で預けられる保育所を選択するのは、最後の最後。


頑固で聞く耳を持たない母親というのは考え物です。

子供の親は母親だけではないのです。

子供にとっては父親も親なのです。


いつもクリックして頂き感謝です。あなたについてる事が津波のように押し寄せますように。 人気ブログランキングへ