[注]続きです。分からない人は遡ってください。
すべて真実ですが、記憶が曖昧なところがあるのも事実で
覚えてる範囲で書いていますが、期間や時期がはっきりしない部分があります。
「ご苦労さん♪」
ブルはいつもそう。
酒臭く どんな状態のシャボンでも
変わらない顔で「ご苦労さん♪」
そう言って 家まで送ってくれるだけ。
店が終わるのは その時によって違うのに
もしかしたら この人は
友達!と言った あの時点で
こうして待ってくれてたんだろうか…
お兄ちゃん・・・この人を・・・だから良い人と言うの・・・・
酔いが回り、ユラユラする車の中で 半分眠るように
その夜は、思ったんだった。
ブルの目。前にも書いたけど
ブルの目は 初対面の時にびっくりしたんだけど
シャボンが好きで好きで たまらなかった、あの人の目にソックリでね、
「ありがとう。」と
送ってもらった時に
鞄を探すのに、車内に明かりを点けたブルの目を見たら
酔いのせいか、その人に見えてね
アハハ…シャボンはおかしくなってんだな…
で、ため息混じりに言ったんだ。
「私…、あのお客と別れたよ~…。
アハハ…汚いって~♪
私が汚いって…♪」
今まで自分の前を通り過ぎた男の人を
ブルの目を見て思い出して
おかしくなって 呆れるような
自分が嫌で嫌でたまらなくて、
自分に情けなくて
半分笑いながら ドアを開け、車から降りたんだ。
その時、たぶん…ブルは何も言わなかったような覚えがある。
覚えが全くない。
ただ それから ブルの登場が頻繁になるんだ。
だけど、堕ちてるシャボンには 何も伝わらなかったんだ、ブルの行動は。
続く…