事件だから!
こんばんは。
今回の花子のことには ホンマに参りました。
シャボンにしたら「事件だから!」
一昨日「お出かけ」だった花子。
不登校だった花子が 色々 ありながら 付き合いが広がるのを
シャボンは うるさく言いながらも
花子にある程度 任せているんだ。
だけどね、言っても 軽度知的障害さ。
シャボンのアンテナは 結構 ビンビン。
17歳くらいになると、当たり前だが 親に隠したがる。
その日は 花子との会話で
男だな。
そう分かるくらい、花子は 自分で分かってないだろうけど
男、と言う ニュアンスを会話の中で出したんだ。
17だし、当たり前な流れ。
ただ、シャボンは その男の話を 随分前に花子からちらほら聞いていたから
大丈夫か、そいつ…
で ちょっと心配だった。
花子が友達と
遊んでる時には シャボンは電話をしない。
遅過ぎたりしたら 電話しても普通だろうけど
何故か しないんだ。
12時が回り、舌打ちシャボン。
花子からの電話は 夜中1時くらいだった。
最初、花子は
「みんなで遊んでて 友達の家に泊まりに行こう!と話になったから
悪いけど、こんな時間やし 泊まっていい♪?」
そんな電話だった。
「相手が誰か 分かりません、泊まりに行かせてもらうお宅も 分かりません、
場所が何処かも 分かりません、
それでも『うん!いいよ♪そうさせてもらい♪』
と言う親が何処におるよ?
そんな事をして、帰って来たら 自分はどうなるか?
を 覚悟の上です!の度胸があるんなら
したらええがな。後は分かっとんな?」
と電話を切ったシャボン。
友達の前か、やたら テンション高く電話で話した花子だった。
10分後、また電話が鳴った。
「ゴメン、ママ…お願い…」
花子の声が 最初の電話と違い 小さく小声で めっちゃ聞き取りにくい。
困った!助けてくれ!
な 言い方の「ママ…」だった。
シャボンが想像するに、男から少し離れ
隠れて電話してる?そんな風に感じた。
「長々と話する気はない。
今 何処なのか言え。分かるか?何処か。」
と言うと
急行、特急、色々 停まりまっせ!のデカイ駅だった。
「分かった。回りの建物、例えば 看板、目の前に何がある?」
に
「○○ビル?なんか そんな漢字っぽい…
あ、電話切る!」
途中で花子の電話は切れた。
この時、実は 次郎は珍しく起きていたんだ。
お姉ちゃんを すぐそこのバス停まで迎えに行ってくるわ~♪
と、嘘を次郎に言い
次郎は 先寝とくで~♪で安心して和室に行ったんだ。
すぐに行動したかったから、次郎が何も言わずに
和室に行ってくれた事が ほんまに助かった。
ブルは釣りでいない。
本当に助かった…思った。
夜中か…今から車を出しても15分から20分。
○○ビル…
ん?!ちょっと待て。
と言う事は ロータリー前か。
ロータリー前…
やんちゃが おるな…
鞄、携帯を持ち、車を発進させたら たまたまだったんだ、
花子のお出かけを知ってたシャボンの友達が
「帰ってきたかい?花ちん♪」
と、夜中1時過ぎなのに 起きていた友達からメールがあったんだ。
花子が帰るまで起きてるよ、
たぶん夜中違うやろか。
なんてシャボンはその友達に言ってたからかもしれない。
電話を スピーカーに変え、
「アイツ!今 駅や!
ごっつい雨で ワイパー全開やで!
なんか花子の様子がおかしいのよ!
ブルは釣りでおらん!
悪いけど、ちょっとだけ起きてて!
今 駅、向かってるし!」
に
「分かった!大丈夫や!」
で、ちょっと安心したシャボンは そのまま 土砂降りの中
私が事故ったら最後やぞ…
で、視界が悪いし 急ぎたいが 安全運転で向かったんだ。
途中、花子から電話。
「ママ♪?私 明日バイトやな♪?」
テンション高い花子の話し方。
友達の前、と言うテンションだ、
バイトを押して 泊まれない!を 友達の前でわざと言ってるんだ!
と感じた。
「花子?今からママが言う事に『うん』か『ううん』だけ言え、分かったな?
女は花子一人?
『うん』
分かった。次、相手は男?
『うん』
男はいっぱい?
『ううん』
一人?
『うん』
車を持ってる?
『ううん』
分かった。後5分くらいしたら着く。
男は横におるんやな?
『うん』
携帯の充電を見ろ。充電はあるか?
『うん』
分かった。そこから動くな。
明日はバイトやー♪
お前、知らんでー♪」
途中で 花子のバイトの話にわざと 切り替えた。
「やんな~♪?朝から!やし、アカンよな?」
朝違うわ!昼からじゃ!と思いながら
花子が話す内容に 合わせながら
シャボンは走ってた。
電話は切れ、
泊まれない、親が反対で 迎えに来てる
的な事を、花子は目の前のヤツに言ってたかもしれん。
シャボンは 花子に電話した。
「今。横におるヤツの電話番号を教えて。
いや、この花子の携帯が もし、何かで繋がらなくなったらアカンから
念のためや。メールで送信せ。」
そういうと、花子が言った。
たぶん、シャボンからの電話だと分かった時点で
男から離れて電話を出たのだろう。
「ママ、男泣いてるんねん。」と。
はーーーーーーー!?
「なんやと?何を泣く必要があるねん」と聞くと
「違うねん、終電もなくなって お母さんに電話しても迎えに来てくれへんらしくて
泣いてるねん・・・」
ホンキか?正気か?おいーーーー
「フンっ!幼稚園児かっ!お母さんーーー!かっっ
そこで泣かせとったらええやんけ。
電話番号だけ ママにメールで送信しろ、分かったな?」というと
電話番号が送られてきた。
シャボンは この馬鹿気た男のヘタレ具合を知り
安心はしたんだ。ウケるけど。
タクシー邪魔…
やんちゃが邪魔…
車が停めれん…
人が多くて 花子が分からん…
駅から離れた場所に車を置いて
土砂降りの中、シャボン走る。
行ったらビルに花子がいない。
もーーーー!!!!
花子にすぐ電話。
この時点で キレ具合が頂点のシャボン。
「動くな、言うたやろが!!
何処じゃ、今!!」
に
「えと…コンビニのとこ…」
また シャボン 走る。
グルリ回って走る。
見つけた途端に 殴ったろか!全開だった。
花子は こちらが 見つけてるのを知らない。
もちろん、お母さんーーーの泣き虫男は シャボンを知らない。
そこから ゆっくり歩きストップ。
友達に電話。
「花子、見つけた。
ゴメン、ありがとう!
さ、どうしたろうかなーと思ってるのよ。
男さー、お母さんが迎えに来てくれへんーー
終電もなくなってオレどないしたらええねんーーで
泣いとるらしいわー笑
ま、そんなしょーも無い男らしいんやけど、
ちなみに自分(友達)なら どうするよ?
今な、向こうは私のことを気づいてないわ~
花子は立ってる。男は座ってるー笑
頭抱えて 泣いとんか~?あれじゃ、花子が説教してるみたいやでー笑」
そう言うと、友達は
えーーー!?泣いてる?泣いちゃってる?マジーーーーー!?
と、笑いながらびっくりしてた。
「男やし、ほっとけば? 何もシャボンがする必要もないし
なんなら 始発まで そこにおる事も出来るやんか~」
に
「OK!泣いてるしょーもない男の顔でも見てくるわっ」
そう言って 電話を切った。
近づくと 花子がシャボンに気づいた。
花子を見た瞬間に 待て・・・・
足を止めたシャボン。
シャボンは 怒りが頂点だったし 当然、このロータリーに
いっぱい 色々な若者がいてまっせーーーの場所で
なんなら高架下で集まってるヤツらの目の前で
響き渡るくらい この二人を 怒鳴り倒すつもりだったんだ。
待て・・・違う・・・
もし、そんな事をしたら このヘタレの男が
花子に刃を向けるかもしれん・・・
なんか、考えすぎかもしれんけど 瞬時にそう思った。
花子が近づいてくる間、足を止めて
どっちだ・・・首を少し傾げる感じで考えてた。
花子の後ろで ヒョロヒョロとした男が歩いてる。
くそ・・・・・と思いながら、シャボンは目を閉じて一呼吸。
「ママ、ゴメン・・」そう頭を下げる花子。
「下手な遊び方しやがって!しょーも無いことで振り回すな!」と花子を怒ると
その後に ヘタレが
「あの・・・こんな遅くまで・・すみませんでした・・・」とな。
それがな、この男 めっちゃ声が小さくて シャボンにしたら
女か?みたいなくらいイラついた。
「は?なんて? 自分、声小さくて 何言ってるのか 全然分からんがな。」
倍くらいの声でシャボンが言うと
「いや・・あの・・・花子ちゃんを一人にしたら 危ないと思い
自分はお母さんが来るまで ずっとそばにいようと思ってまして・・・」
とな。
「へ~、危ないから~か?危ないとか思っとんやったら
終電無いです、みたいな事にはならんやろうと思うけどなー、
アホやないんやし、時計くらい読めるやろが?
ま、ええわ、そんな話。
で?自分、朝まで どないするねんな?」
と聞くと
「ボクはもう全然大丈夫なんで・・・
ボクは花子ちゃんだけ ちゃんと帰る事が出来たら もうそれで・・・
心配だったんで・・・花子ちゃんが・・・」
もうな、ホンマに口だけです~~が 見え見えなんよ。
「あ、そう。それだけ花子のことを心配して 自分はどうでもいい、
花子だけでも・・・と してくれたってことや?な?
じゃ、おばちゃんとしてもお礼言わななー」に
「いやいや、そ、そ、そんな・・・お礼なんて・・・」
するか、ボケーーー!!!!!
「ま、自分も花子を連れて帰ったら?安心もするんやろうし?
そうさせてもらうけどやな、当然。
おばちゃんも あんたの事を置いていくわけやから心配は心配なるわなー
でも、男やし、自分が言うように大丈夫やわな、そら。」
シャボンは 言いたくなかったけども
この言葉だけ フレンドリーに言ったんだ。
刃が花子に向けられんように。
「はい、大丈夫です、ボクのことは!
こんな夜遅くまで 引っ張りまわしたのに・・・・
心配までしてくれて・・・・すみません・・・・」
そのヤツの顔を見て、
よし、これで大丈夫や。と思ったシャボンは
「そこら探したらネットカフェでもあるやろ?
じゃ」
そう言って、花子を車に乗せたんだ。
この男。
「お前だけ帰れてええやんけ。
お前は帰れるかもしれんけど、オレはどうするねんっ
それも これも お前のせいなんやからなっ」
ずっと シャボンが到着するまで 花子の前で泣き
グズグズ言ってたらしいわ。
「終電がなかったら ボクどうしたらいいんですか?」とか
駅員に聞いてたらしい このヘタレ男。
子供相談室に電話せ・・・だ。
なのに!
花子の肩を抱こうとする、花子を触ろうとする、
そんな事だけは 一人前ということだ。
この花子。
いざ!の時に こうして泣くような男が一番嫌い。
どうやら、かなり 男にイラつき 怒っていた模様。
「ママから言わしたら お前もアホやんけ。
どっちもどっちじゃ。
ママが迎えに行かんかったら、お前も一緒にロータリーで
アイツと泣いてたんちゃうか。
バスも電車も24時間 走ってるわけじゃない。
どうしたらいいんですか!と駅員に言うて
じゃ、走らせます~とか なるとでも思っとんかっ
こんな事にならんように、あんな事にもならんように
遊ぶのも ちゃんと考えて遊べ。
遊ぶ相手も ちゃんと選べ。じゃないと同じことの繰り返しや。
しかも、今度はパパが来ると思っとけ。」
そう かなりの説教をしたんだ。
相手がヘタレで ある意味 良かった。
でも、思った。19歳で泣くかね?
事件だから!
19才で ボク帰れないーーーーて
お母さんに電話して拒否られて 泣いてるなんて 事件だから!
だったら どうしたらいいか?の方法を
全く自分で見つけられなくて、女のせいにしてる19歳の男がいるんなんて
事件だから!!!!!