マナーモードにして寝るシャボン。
最初の一回目の電話を出なかったシャボン。
たぶん、また かけてくるだろうを予測して
マナーモード。
ブブブブ…
ブブブブ…
仕事もありながらにして
電話をかけとる。
3回目から 間があく。
寝ながら
間をおけ。
間をおいて ちょっと考えろ。
の鬼嫁シャボン。
昼休み。
さ、出ようかー。
で、電話に出たし。シャボン。
「…昨日の話なんやけど…
なんか俺、うまく言えんのやけど…
色々…ちゃんとするわ…」
どえらい撃沈してる模様。
カルシウム足らんのか?!の鬼嫁シャボンは
ちゃんと!ってなんやねん。
ガンガン飛ばせるはずの ガウガウ言えるはずの
ブルドック君、サッパリ分からんですよ。
なんですか?聞こえも悪いですけど?
みたいな「アカン嫁」でタイホされるくらいのシャボン。
「あんな、花子は離れ 次郎が離れるのも時間の問題やろ。
残されるのは誰や。
残されてもな、今のままやったら
私、しゃべらんから。
あんたとしゃべらんから。」
どの口が言うとんねんー!
鬼か!悪魔か!
これね、リアルにブルを知っとる友達からしたら
ヒーー!知らんでシャボン!はよ、逃げー!
みたいな事、言ってるから(笑)、このシャボン。
「ずっと平行して 交わる事はないから。
そう言う事やから。」
誰か、シャボンの口をガムテープ貼ってー!
「あぁ…分かってる…
色々 考えて ちゃんとする…」
これね、ブルは撃沈して凹んでるのもあるけど
我慢してるんだ、ブルは。
「今日は釣りやろ?
もういいから 釣りは釣りで楽しんでき~や。
前日から 色々と ややこしい事言うといて 申し訳ないけど。
悪いね。すみません。」
いや、ほんまに すみません…の気持ちがあったし、
すみません…な言い方したよ、シャボン。
で、電話は切れた。
あのね。
ここから ちょっと シャボンとブルの事を書くけど
シャボンはね、父親がいないんだ。
昔になかったんかよー!のDV親父だった。
ブルには父親がいた。
その父親は 仕事一筋で
一人っ子のブルは 父親と遊んだ記憶がないんだ。
シャボンとブル。おかしな事に 父親と遊んだ記憶が無い夫婦なんだ。
でも 反面教師になるか ならないかは 自身の事で
その辺りでは ブルとシャボンは 食い違うんだ。
そしてね。
これ大事なポイントとなる事なんだけど
シャボンとブルね、
互いに幼少期から 貧乏育ちだったんだ。
貧乏比べをすると ちょっとシャボン勝つ(笑)?
なくらい、ま~トントンぐらいの貧乏生活だったんだ。
これね、実は ずっと続くんだ。
結婚後もね。
本当に貧乏でね、借金もたくさん背負いながら
やっていたんだ。
ブルが毎年 クリスマスに薔薇を一本ずつ増やして
シャボンにくれるプレゼントね、
薔薇は高いから、どん底の時に 買えないブルがいたんだ。
シャボンはね、分かっていたから
薔薇なんか いらなかったんだ。
でもね、
その年の薔薇も やっぱりちゃんとくれたんだ。
おかしい、
そう思ったよ。
どうしたって、薔薇が何本も変える事なんて 出来ないはずだったから。
なんで?
当然聞くさ、シャボン。
「いや~…昼メシ抜いてて~♪」
と笑ってた。ブルは。
シャボンは泣けてきた。
そんな事までして この薔薇を買う事なんて せんでええ…と。
一度だけ どうしても買えなくて
ちゃんちゃんこ をくれたクリスマスがあった。
「ありがとう♪」と言うシャボンに
「ゴメンな…」と 申し訳なさそうな顔をしてたブル。
ブルは 薔薇をプレゼントしたかったんだ。
だけど どうしても買えなくて 薔薇が買えなかったのが
男として嫌だったんだろうと思う。
だから
「薔薇なんかいらん♪
私、寒がりやから こっちの方がいい♪
ええんよ…」
そんな事を言ったら ブルはシャボンを抱いて
ゴメン…ゴメン…と 泣いていた。
シャボンは貧乏生活の中で育ったし
苦痛でもなんでもないのに、
ブルにしたら 申し訳ない…の気持ちが 山ほどシャボンにあったんだ。
ブルは仕事を掛け持ちで 頑張ってた。
寝る時間も 3時間がいいとこだった。
が、何年も続いたんだ。
今ね。
その当時と比べれば
嘘やろ?の生活をしてる。
シャボンはブルに小遣いを渡してない。
余っとんか!くらいに 財布には お金が入ってんだと思う。
仕事で色々と 小遣い程度のお金が入り、
それを ブルの小遣いとしていて
実際、どれだけブルが持ってんだか 知らないシャボン。
実は マークXも 自分で払ってるブル。
ブルには やっと!やっと!手に入れた生活なんだ。
与えたい時に 与えられる自分にまでなった。
それが自信となり、嬉しいんだと思う。
シャボンも ブルが 喜ぶと嬉しいさ。
だけども シャボンは 違うんだ。
父親と遊んだ記憶が無いのが 反面教師になるか ならないか
と似ていて、違うんだ。
物をプレゼントするより
物を与える喜びより
物で買えない時間の方が
シャボンには大事なんだ。
貧乏生活があったから、
ブルは 何倍も今 シャボンにしてくれるとしたら
悪いけど それは違うんだ。
男としての気持ちも分かるよ。
分かるんだけどね。
お金が大事なのも分かる。
分かってるんだけどね。
「バモスを買い替えよ♪」
いらないよ。
「ホテルはマッサージ付きにしたぞ♪」
いらないよ。
「ジム行くなら 全部揃えに買いに行くぞ♪」
いらないよ。
そんな事より
買いに行く時間があるなら
ゆっくり珈琲でも飲みに行って
どれ食べたい?と スイーツを選んでる時間の方が
シャボンには 新しい車より
嬉しい事なんだよ。
なんか 遠いんだよ、ブルが。
違う!!!
と、足バタバタさせてるじゃんか、シャボン。
俺は必ず…
と 今まで踏ん張ってきたたブルは
いつしか遠い遠いシャボンの知るブルでなくなりつつあるんだ。
私はついて行けへんし!
私は 子供らが成長して離れても 今のままやったら しゃべらんから。
の意味を分かって。
目を覚まさんか!
鼻フックで 往復ビンタしたろか(笑)!
離婚?
うんにゃ、それはよぎらんさ。
戦場を共に歩いてきた同士だから。
誰が コイツを止めるんだー?!
と、ブルを恐がってる人が周りにいるんだ、
シャボンが止めてやろうじゃないの~
この 半分ヤクザなブルを~♪だ。