ずっと起きてた訳じゃなくて
ちょこちょこと
寝てんだ、シャボンって。
もう日にちは変わったけど
アンディの一件が 全てじゃなかった昨日。
アンディの件でも
待てよ、待ってくれよ。
今、目の前にいるアンディを
シャボンはどうしたらいいんだ?
と瞬時思ったように
また違う一件では
旦那母の事で電話がかかってきて
ちょ…ちょっと待て。
と整理が瞬時に出来なかったシャボンがいたんだ。
旦那母は。
点滴だけで もう口から何も食べられない。
これからもずっと!と言う医者からの電話が旦那の携帯にかかってきたと。
旦那がシャボンに言う。
「医者が言うんや。
点滴だけではダメなので
胃に管を通す事になります、と。
でな、
通すと言う事は、もうその管を抜く事が出来ひんのやと!
分かるか?
延命治療や。
俺は出来ればヤメて欲しいと
お願いしたんや。
ええな?」
こんな話が 電話一本で行われてる訳で、
話の途中で
どんな話だ?
どの流れになる?
これか!あれか?
シャボンは話の先を読む癖があるようで
それは頭ん中を フル回転させてんだ。
だから。
旦那の話が
途中で「分かるか?」の時点で
先の話が分かってたものの
待て。
ちょ…ちょと…
「延命治療や!」
分かっとる…
待てや、やかましい!
話をガンガンと押し込むな!
目をつぶりながら
返事もせず、最後まで旦那の話を聞いてたシャボンだった。
「おい、聞いとんか?」
と旦那が言うので
「ん。聞いとる。」
シャボンは本をペラペラペラペラ~と めくるかのように
旦那母と言う人の
話した事、内容
大事な所を赤線で引いた教科書のページを探すように
目をつぶったんだ。
そんな間も旦那はガンガンと話をしていて
「知ってるのぅ?
サインをせなアカンのや。
延命治療に対して 拒否したと言うサインやな?
前にもした事あったの?」
ああ。もう分かっとるて!
シャボンが何かしゃべらないといけなかった。
赤線。
「あんな。
今 義母さんはな、痛くも無いし
苦しんでる状態じゃない。
あんたの言う通り
胃に管を通す事を拒否るのは
義母さんが願ってると
シャボンは言える。
義母さんな、シャボンに言ってた。
眠るように死にたいと。
出来れば眠ったように死にたいと。
『夜な~♪寝るやろ?
そのまま死ねたら
良い死に方やわな~♪』
シャボンに義母さんは言ってた。
だから あんたの出す答えは
間違いでもなく
義母さんが望む事で
願ってた事やわ。
ただ。今のままで 苦しむ事は
どないやねんな?
あるんかいな?」
そう聞くと
「いや…、医者は 拒否るなら
苦しむ事の無い形で
出来る限りの事をして
寿命と言う最後を迎えるようにすると
言うてたわ…」
「痛くない、苦しくない、
眠るように 老衰、自身が持つまで!
を出来るんやな?
なら、義母さんの望んだ通りや。
間違いじゃない。
間違いじゃないよ」
そう言うと
「そやんな…?
もう管や点滴や、色々と痛い思いを
次々させんでええよな…?」
「そ。大丈夫。
それで正解や、義母さんは。
シャボンにそう言ってたから」
「じゃ、覚悟しといてくれ」
そう旦那は言って電話を切った。
そう。シャボンの記憶のページには 義母さんと話した色々の中で
間違いなく、義母さんは言った。
これが最後のサインになるだろう。
義母さん。
たくさん話してくれてて
ありがとう。
シャボンは
時に迷う旦那の後押しを
旦那が自分を責める事なく
導く事が出来たよ。
そんな旦那が11時頃に
新しい車を乗って帰ってきた。
シャボンは車はちんぷんかんぷんなんだけど
男として 嬉しいんだろな~は
理解出来るので
「乗るo(^-^o)(o^-^)o?
乗るo(^-^o)(o^-^)o?
ドライブしちゃったりp(^^)q?」
とか 寝ぼけとるシャボンに言ってきたので
「ほぅ~♪
おめでとうございます~と言う事で
乗せてもらいましょうかね~♪」
で
この部分がどうのとか
ここに明かりがあるんだとか
イヒヒ~(#^.^#)♪的な
雰囲気バリバリ出してる旦那の話を
腹いっぱい聞き(∪o∪)。。。
「では湿布!売ってる所へ
連れてって下さい(^O^)/!」
と言うと
「今何時やと思っとんねん
(-_-メ)!
湿布って(-_-#)!」
と旦那。
「なら、さいなら!(^^)!。」
と下りようとするシャボンに
「えー?!
嘘やんー?マジ?
あ、ほら、ほら!
ドン・キホーテ!
ドンキが開いてるな!
ドンキ(ノ゚O゚)ノ!」
何、焦っとんねん。
ってか ドンキ嫌いやし!
でも…
「はれ~(゜▽゜)?
湿布売ってる所 連れてってくれるんや~(^^)\(゜゜)♪」
に はいはい!と車を出した旦那。
「ネェさん。態度デカいやんけ~。
やたらシート倒して ヤクザみたいやの~♪」
……(-_-メ)
ってなー!
何時やと思っとんねん!
もう疲れとんねん!
疲れきっとんねん!
ドンキ嫌いやねん!
湿布売ってないねん!
一日が長かったシャボンだった。
また今日もお疲れ。