見上げる | 〇 シャボンのしゃぼん玉 〇

〇 シャボンのしゃぼん玉 〇

見たまま、感じたまま、思ったこと、したことなど
色々と書いてしまうブログです^^

「あんたの笑う顔な…

知ってる人によ~似てるわ…」



誰を忘れてしまっても

シャボンだけは覚えていた義母は

シャボンが分からなくなってたよ。



「そか♪よ~似てる?

あんまりしゃべらんときや♪

しゃべったらしんどいやろ~♪?」





酸素マスクしたやっとの息で しゃべる義母を

何度となく見てきたシャボンでも

やっぱりやっぱり慣れる事はない。



点滴と酸素吸入でマシになった義母は 入院を免れたが


いつ肺炎を起こしても おかしくないと ずっと医師から言われて

10何年もたつな~。



だから旦那と私の中では

もうずっと前から覚悟はしていて


旦那は「こんなに苦しんでても尚、生きてなアカンのか?
オトン、迎えに来たってくれよ、いい加減…」


の言葉をシャボンは何度聞いただろう。



診察も検査も酸素吸入も点滴も

全て終わり、後は施設からの迎えの車を待つだけだった時


病院の近くに桜が咲いているのを見たシャボンは


「今 桜満開なんやで♪

見てみる?」と聞くと

車椅子の酸素マスクをしたままの義母は


「見てみたい…」と。


病院から出たら見える桜。


「ここは特等席や(^O^)!

綺麗やな~♪」とシャボンが言うと


「綺麗や…」と小さな声見上げたで義母は言った。



コマの付いた酸素ボンベと

車椅子を同時に押すのは かなり難易度が高く


自分の何処に力が入ってんだか

分からんくらい大変。



たぶん 全神経が義母に向いたのと

「慣れたもんですね♪」と

看護師に言われるくらい

車椅子からの乗り降りさせる力とを


使い果たしたか!?


施設の車を見送った後 病院から
シャボンが動けず。



歩くと響く頭痛で 動けず。


バファリンを買い

頭痛の治まり待ち。


治まったら帰ろう!


ラッシュを覚悟して。

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