私は、史跡や昔の民家などを見に行くのが好きだ。
観光地のそういうスポットに行くと、地元のボランティアガイドさんがいることも多い。
そういうボランティアガイドさんの平均年齢は総じて高く、お客さんがいなくて暇なときは、みかんやお菓子を回しながら茶飲み話大会になっていることもある。
そこに私のような鴨のごとき観光客が行くと、大いに歓待される。
「つかまる」と言ってもいい。
話してくれる内容は、さすが見学の参考になることが多く、勉強になるなあと思うことも多いが、もうそろそろ次のところに行きたいかな、と思っても、ご高齢のボランティアさんたちのお話が一向に終わらず、こちらも気を遣ってついついお付き合いする羽目になったりする。
どちらがボランティアか、わからないぐらいである。
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最近、自宅近くのローソンに、新顔の店員さんが入った。
長身でかくしゃくとはしているが、見事な白髪の、おそらく70は超えておられるだろうという方だ。
最初はオーナーさんかと思ったが、若い店員さんが彼に接している態度を見ていると、とてもそうとは思えない。要するにそういう感じなのである。
大変熱心で、ピントはずれに親切である。
「お箸やスプーンは要りません」といっても、「いやいや」と言って、問答無用に入れてくれる。
時々、失敗をして、自分の孫みたいな店員さんから横柄な注意を受けたりしてちょっと気の毒である。
このところ仕事で詰めていたので、ここの店内ドリップのコーヒーを何回か利用した。
初めて利用したとき応対してくれたのがこのシルバー店員さんだった。「L」を頼んだのに、出てきたカップが予想外に小さかった。「本当にこれLですか」と、のど元まで出かかったけど、「そうですけど何か?」みたいなことになったら格好悪いので、なんとなく腑に落ちない気持ちのまま、そのままそれを持って店を出た。
翌日、また同じ店に行って、またブレンドのLを頼んだ。そしたら
左は昨日の「L 」。右が今日の 「L」。そりゃそうだよなあ。左のが「L」なら、「M」はどれだけ小さいんだという話である。やっぱり、昨日のは、シルバー店員さんが間違えたのだ。30円も違うのに~~~
でも、ここでクレームを言って、また年若い店員さんから横柄に叱られたりしては気の毒。
そんな感じがして、黙って店を出た。ちょっとボランティア客のような私であった。


と思いつつ、でも新人君には罪はないので行くし…




