いよいよ梅雨の気配が？
ワンコとヒトのアーユルヴェーダ svasti dog （スヴァスティ ドッグ）
とみかわひろへです。
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毎度おなじみアーユルヴェーダ古典書勉強会。
2017年12月からのスシュルタサンヒターが終わって、2022年4月からチャラカサンヒターを読んでいます。
今月は(第1巻)第4章の薬剤のつづき、なんたって500もあるからずーっと薬剤の名前が羅列されてるんだけど、中にはショウガとかコショウとか知ってる名前もチラホラ。
ただ、それらをどうやって製剤するのか、量、いつ与えるのかなんかは一切書かれていないのです。
なのに、
「あまり簡潔ではなく、詳細でもなく述べたのである。」と書いてあるのだ。
なんで？
例えばピッパリーやショウガ、黒コショウ、チャヴィヤ、チトラカなど10種類の薬剤が書かれていて、これら10種は鎮痛薬である。っていうのは、トリカトゥとパンチャコーラだから、身体をあたためて痛みを取って消化も良くなるってことよね、ってことは冷えからくるヴァータ性の痛みを取るための薬剤なのね。と推理して使うのです。
それは弟子の理解度によって難しすぎても簡単すぎてもいけないから。
そもそも弟子になるってことは相当頭がいいんだけど、それでもばらつきがある。
だから、
「知識が不足している人たちが実践するには十分なものであり、知力のある人は、推理や道理をうまく使って述べられていない知識であっても容易に認識できるはずである。」
んだそうです。
その人たちの理解度に合わせて説明するんですよ、と言っているのでした。
アーユルヴェーダを始めて学ぶ人には、こんな概念ね～、みたいな感じで、ちょっと知ってるよって人にはもう少し詳しく説明しますよって感じ。
さらに、同じ章でこのことがもう一回最後に書かれているのです。
「大事なことは2回言います」ってことよね。
「またあまりに簡略であると知力の足りない人の能力に適さない。したがってこのようにあまりに簡略でも詳細でもないのである。」
この章は薬剤の名前がだーーーーっと書かれているのさらっと読み飛ばしそうになるんだけど、チラっと大事なことが、本当にチラっと、しかも2回も書かれているという、先生の解説がなかったら読み飛ばしちゃうような章なんですよ。
教えることをしている人には、なるほどーとうなずける章なのでした。
深いわぁ、アーユルヴェーダって。
そしてもう一つ、ほぉぉぉぉぉ！ということが書かれていました。
それは次回の記事でね～。
台風が過ぎてすっかり凪な逗子海岸
マルマとはズバリ！
「お前はもう死んでいる！
」で有名な秘孔、急所のことです。
インドでは古くから口伝だったのであまり知られていなかったのですが、アーユルヴェーダの古典にものっているのです。
マルマをなでたりさすったりして、プラーナ(気)の流れを正常にして、自己治癒力を高めるのがマルママッサージです。
肉体的にも精神的にも負担の少ない、つまり、痛くないのでどうぶつ、特にシニアのワンコには最適な施術です。
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