「感動することをやめた人は、生きていないのと同じ」
というアインシュタインの言葉がありますが、
ワクワクした気持ちは人を意欲的にし、行動にかりたてます。
だからこそ「子供には好奇心を持ってもらいたい」
って思うのが親心ですよね。
好奇心というのは
脳が生まれつき持っている能力なので
育てる必要なないのです。
ただ、子育ての過程で、
好奇心を失わせる行為があります。
今日はそんなお話をしたいと思います。
好奇心を旺盛にさせる
ポイントは2つの時期です。
●２歳の実験期（わたしが期）
●４歳の質問期（なんでなんで期）
にあります。
まずは「２歳の実験期」。
イヤイヤ期とも呼ばれ、
親が嫌がることを、何度も繰り返す。
何を言っても聞かない。
うちの娘も、
髪留めを１０個くらいつける。
絶対上着は着ない。
全ての壁はキャンバス。
わたしの髪の毛をチョキンと切る・・・
いろんなことをしでかしてくれました。
でもこれは、２歳児にとって大いなる実験なのです。
たとえば
水や牛乳をこぼしたときの、
ダイニングテーブルに広がった美しい水たまりのカーブ。
（いつも同じ模様になるのかな。）
ティッシュを箱から出し続けた時の快感。
（いつまで続くんだろう？）
（どこまで伸ばしたら切れるんだろう？）
こういうことは、実験してみないとわからないですよね。
なんせ彼らは、地球に降り立ってほんの数年しか生きてない存在。
生活の全てを、実験して確かめているのです。
だからどうか、
その実験の手を止めないで欲しいのです。
外では止めなければいけないかもしれないけど、
家でなら、２−３度までは許してあげたい。
だって一生それらをやり続ける子はいないから。
こうやって夢中になっていることが
自分の「好き」につながるものなのです。
少しの間だけ、親も一緒に楽しんであげてもいいかなと
今は思います。
つぎなる時期は「4歳の質問期」。
４歳になると、「なんで？」祭りが派手に開催されますが（笑）
あれも脳にとっては重要なイベントです。
「なんで今日は明日じゃないの？」
「なんで空は青いの？」
「なんでママはママなの？」
・・そんな哲学的なことを言い出します。
しかしこの質問力こそが、課題や問題を見つけ出す力となり、
将来何かの新発見したりするのに最も使う能力なのです。
そしてこれからのAI時代に
「問題を見つけること」こそ、
人間のすることのコアとなります。
この湧き上がる質問を阻止しないことが、
AI期の子育ての重要ポイントになります。
だからもし子供が質問してきたら、
一緒に考えたり、
「あなたはどう思う？」と聞いてみたりすると
いいかもしれませんね。
この
２歳の実験期と
４歳の質問期を経て
好奇心旺盛な子供が育ちます。
その好奇心は将来、
学業にも、仕事にも、
自分の趣味にも、活かされていくのです。
わたしが児童心理学を学んだ時、
「子育て前に、知ってればよかったのに」と思うことが幾度もありましたし、
子育てが終わってからも「もっとこうすればよかった」と思うことがたくさんあります。
だからこそ
こういう「知が力になる」という実体験の知識を
これからも伝えていきたいと思っています。
心理学士 あいのひろ
他にもこんなお話も
今日も数あるブログの中から
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