市ヶ谷物語 -13ページ目

褒めまくろう。褒める事はたぐいまれなスキル。

そろそろ新卒が入って2ヶ月です。

OJTとしてはじめて受け持つ先輩、
部長としてはじめて受け持つ部下、

朝遅刻してきたり、
言葉遣いがなっていなかったり、
やるべきことをやっていなかったり、、、

いずれにしてもついつい怒ってしまうのではないでしょうか。

そりゃ当然です。

出来ていない事の方が多いのでしょうから、
出来ていない事を指摘する方が楽です。

ほめる事は大変難しい。
ほめる事はたぐいまれなスキルだと思います。


「僕は褒められる事で伸びると思います」

なんていう新入社員がいますが、それはまずいったん置いておいてww

でも、、、
ほめたいですよね。僕もそうです。上手にほめたい。

そんなときは思い切って割り切りましょう。

「今日は必ず一つほめるぞ!」と。

なぜならば、そうすることにより、彼らの行動を見逃さないようになります。
ミスばかりする新卒でも一日に一つくらいは、いい行動をするものです。
何気ないことでも見逃さないように。

ほめることが大事、と頭でわかってはいても、いざとなると、すごい、えらい、など、取って付けたようなセリフしか出てこないので、たんに誉めるのではなく、事実に基づいてほめるほうがガゼンやる気になります。
そして、受注した、などの結果をほめるのではなく、プロセスをほめましょう。

「今の○○はすごかったよ」
「前はそれできなかったのに、できるようになったね」

具体的に。事実に基づいて。
子供に言い聞かすように。

褒めるという事はスキルです。スキルをあげるためには、習慣化させることです。生まれつき誉めるのがうまい人なんていません。普通は自分を中心に考えるものです。だからミスが目につく。毎日一つはほめる。そうすれば、自然と彼らの行動の中の良い事が目につくようになります。

「俺は褒めるの苦手だから」

そういうマネージャーは多いですが、
間違ってもそんなことは自慢になりません。

褒めれば褒めるほど伸びる。

そう言う意味では、子育てと同じだなあと思いました。
叱る事と褒める事、人間の教育は子供も大人も変わりはないのかもしれません。

僕だっていまだにほめられたいですからね。


矛盾しているかもしれませんが、
人から褒められる事で伸びているうちはまだ半人前です。

次は自分で自分を褒められるようになる事です。

ありますよね、そういう名言

「自分で自分を褒めてあげたい」

ある時期から人から褒められる事がなくなったり(なんでも一人で出来るようになると出来て当たり前なので褒められにくくなります)、素直に喜べなくなります。
そうなったら次は自分で褒めるスキルが必要だという事です。これがないと次のステージにはいけません。

それはまた別の機会に。。。