前回の続き。

 

朝6時頃、掛川駅のホテルを出発。

 

今回の目的は駅メモで未訪問だった大井川鐡道井川線の各駅のチェックイン。

本当は各駅訪問をしたかったんですが、この日は6月の中旬。

井川線が7月から観光列車化されるという事で、その前の駆け込み需要で混雑が予想される状況でした。

 

そのため、駅メモのチェックインのみを優先し、可能なら各駅を撮影する、というスタンスで行く事にしました。

 

 

東海道線で2駅先の金谷駅へ。

金谷駅には以前、大井川本線の輪行旅で訪問しており、訪れるのは2回目。

時間が経つにつれ人が増え、発車時刻近くになると駅舎は鉄道に乗る客で一杯になってました。

 

発車時刻近くになるとホームを開放し、乗車開始。

やはり前乗った時よりも明らかに乗客が多い印象ですね。

列車は2両編成ですが、どちらも満席に近い状態でした。

 

 

定刻になり、金谷駅を出発。

 

大井川本線も特徴的な駅が多いですね。

合格駅と門出駅はその名前から受験生に人気で、合格祈願の入場券を発売したりしているようです。

 

その奥にある神尾駅はたぬきの置物で有名な秘境駅となってます。

大井川の反対側に集落がありますが、渡れる橋はありません。

河川敷には「神尾横臥褶曲断層」という断層が見れるようです。

 

 

家山駅から町営バスに乗り換え。

駅の張り紙によるとバスの座席定員は31名。

「定員に達した場合は乗車をお断りする場合がある」と書かれてましたが、今回は幸い、全員乗ることができたようです。

ただし、かなり混雑していて、立ちの人は結構いました。

 

バスのルートは8ヶ月くらい前に自転車で通った場所。

当時を思い出しながら車窓を眺めてました。

途中、地元の人と思われる方が一名乗車。その人は途中の停留所で降りていきました。

 

 

千頭駅に到着。

 

窓口で乗車券を購入して入場。

乗車券は全国的に珍しくなった硬券。

本線では回収してましたが、井川線では「記念に持って帰って良い」との事でした。

 

ホームに入場し、トロッコ列車に乗車。

 

背の低い列車で、窓は全て全開。

特に何も考えずに後ろの左の方の席に座りましたが、それがすごく幸運だった事が後で判明しました。

 

 

定刻になり、トロッコ列車が出発。

 

乗務員は運転手と車掌さんの2名。

車掌さんは切符の確認や回収の他、ガイドの役割も果たしており、駅やダムの歴史などをアナウンスしてくれました。

あと、途中で落石があったりした時はその除去に向かったりと、非常に忙しく作業されてました。

 

 

川根小山駅

 

窓が開いているので、列車の中から駅が撮れないかな?と考え、この駅から試しにカメラを向けてみた所、意外に綺麗に撮ることができました。

乗った席の位置が良かったですね。何も考えずに空いてた席に座っただけでしたが、非常に幸運でした。

 

これなら、尾盛駅も列車を降りずに撮ることが出来るかもしれません。

 

 

アプトいちしろ駅で一旦休憩。

 

奥に公衆トイレ。自販機も設置されている駅。

反対側には吊り橋(市代吊橋)も見られます(吊り橋の画像は前の記事に掲載)。

 

この駅から隣の長島ダム駅までが有名なアプト式区間。

アプト式車両を取り付けて、次の駅で切り離します。

 

アプト式車両の取り付けの時には多くの乗客が集まり、カメラを向けてました。

 

 

休憩も終わり、駅を出発。

 

長島ダムを通り、長島ダム駅へ。

ここでアプト式車両を切り離し。

休憩は前の駅でやったのでありませんでした。

 

ひらんだ駅

 

ひらんだ駅を越えると、次は奥大井湖上駅。

長島ダムのダム湖、接阻ダムの半島状の先にある駅。

ホームの上にはカフェもあるようです。

 

 

接阻峡温泉駅を越えると、いよいよ秘境駅で有名な尾盛駅にたどり着きます。

言わずと知れた、鉄道以外の訪問が困難な駅。

撮り逃さぬよう、駅到着までカメラを構えて待機します。

 

尾盛駅

 

 

運よく真正面に列車が止まりました。

 

駅の停車時間は短く、この便で降りた人はいなかったようです。

 

撮影に集中していて、駅メモのチェックインを忘れそうになりました。

慌ててスマホを取り出しましたが、電波が弱く、通信がつながりません。

少し離れた場所で辛うじて電波がつながり、チェックインできました。

 

 

隣の閑蔵駅はもっとダメだったですね。

電波が弱すぎて駅に入る頃から出る所まで通常画面に入れません。

やむなく駅のチェックインは諦め、帰りに取ることにしました。

 

 

閑蔵駅から井川駅まではトンネルが多い区間です。

途中、落石で二度ほど止まり、車掌さんが除去に走られてました。

 

 

そして井川駅に到着!

 

駅にある郵便ポスト。奥が公衆トイレ。

 

駅舎は人が多く、撮れませんでした。

 

ベンチにテーブルがあったので、ここで昼食。

朝コンビニで買ったもので腹ごしらえしました。

ちなみに飲食店は駅から少し離れた集落にあるみたいです。

 

昼食後、帰りの便まで時間があったので、井川ダムの近くを散策することに。

 

駅から階段を下りた所が県道60号。

 

県道60号の下った道を進むと井川ダムが見えます。

ダムの画像は前の記事に掲載。

 

ダムの上は車が通ることが出来る道。

ダム湖に渡船もあるみたいですが、休業しているそうです。

 

 

窓口で帰りの切符を購入。

尾盛駅はもういいかなと思ったので、まだチェックイン出来ていない閑蔵駅までの乗車券を買いました。

閑蔵駅から接岨峡温泉駅までは歩ける距離で、接岨峡温泉駅発で千頭駅まで帰れる便もあります。

 

時間が来て、帰りの便が出発。

途中でも閑蔵駅をチェックインしようと試しましたが、やはり無理でした。

 

閑蔵駅で下車。

 

次の尾盛駅で降りる人は多いみたいですね。

閑蔵駅で降りたのは自分のみでした。

 

駅の入り口

 

井川までの道は時間によって通行規制があるみたいですね。

 

静かな所です。

車がたまに通るくらいで、人の気配はあまりありません。

民家は数軒ありますが、今も住んでいるかは不明。

 

市道を南に少し歩くと大きな橋にたどり着きます。

 

新接岨大橋

 

見渡す限りの山。

壮大な景色ですね。

 

橋を渡る途中で電波が少しずつ通じるようになりました。

渡り終えた所で完全に圏内に。

無事、駅メモのチェックインも完了しました。

 

景色も含めて、ここに来て良かったなと感じます。

 

 

橋を渡った後は下り坂で、すぐにトンネルがあります。

接岨トンネル。接阻峡温泉まで続くトンネルです。

トンネル内は歩道があり、安全に進めました。

 

接岨トンネル(トンネル通過後、後ろからの撮影)

 

トンネルを抜けて少し下ると温泉街の集落に。

代表的な温泉宿の一つ、接岨峡温泉会館もここにあります。

 

温泉街には「梅津神楽の里」の看板も見えます。

静岡県の無形民俗文化財に指定されているようです。

 

 

接阻峡大橋から大井川を渡り、駅方面へ。

駅は林道のような場所を通った高台にあります。

まだ時間があるので、ここからしばらく歩くと奥大井湖上駅の展望所があるとの事で、そちらに向かうことにしました。

 

駅を通り過ぎてすぐの所に大きな駐車場とトイレが見えます。

長島公園。大井川の河川敷にある公園で、川を渡る吊り橋もあります。

 

長島公園を抜けると上り坂。

途中、岩瀧不動堂というお堂と、反対側に小さな滝がありました。

 

更に上っていくと途中にトンネル(不動トンネル)が見えます。

このトンネルから南に逸れる脇道を進むと展望所。

トンネル前に大きなマイクロバスが止まってました。

 

脇道をしばらく進むと展望所。

展望所と言っても広場やベンチがある訳ではなく、普通の道。

先ほどのマイクロバスで来られたと思われる外国人観光客で賑やかでした。

 

展望所から撮影。

左の半島にあるのが奥大井湖上駅。

 

脇道の途中に遊歩道への階段があります。

 

ここを下るとレインボーブリッジがあり、奥大井湖上駅まで行けるようです。

Wikipediaの記事によると、東京のレインボーブリッジより先に命名されたとの事。

 

行きたかったですが、先ほど通り過ぎた接岨峡温泉駅をまだ撮っていなかったので、戻ることにしました。

 

先ほど行った滝や公園を抜けて県道から林道方面の脇道に入り、駅方面へ。

一部列車の終点にもなっている駅が、林道を上った場所にあるというのが驚きでした。

 

接岨峡温泉駅

 

有人駅で、切符は駅員さんが販売しています。

 

しばらくして列車が来ました。

 

この駅が終点の列車。

この列車が折り返しで千頭方面まで行きます。

 

終点で降りた乗客の多くが他所に行かず、このままこの列車に乗って折り返すようでした。

 

長島ダム駅

 

 

奥大井湖上駅も撮ったんですが、映り込みなどでうまく撮影できませんでした。

まあ、展望所で撮ったからもう満足です。

 

16時半ごろ千頭駅に帰還。

帰りのバスまでまだ時間があったので、川根両国駅まで歩いて行くことにしました。

 

川根両国駅

 

これで撮影してない駅は沢間駅、土本駅、奥泉駅の3駅のみになりました。

これらは寸又峡線バスのバス停から歩いて行くことができます。

 

千頭駅まで歩いて戻り、バスで家山駅まで。

このバスもかなり混んでました。

 

家山駅から金谷駅に戻り、東海道線に乗り換え。

ホームで待っている人は思ったより少なかったです。静岡方面に帰る人の方が多いみたいですね。

 

その後東海道線で浜松駅まで行き、夕食を食べて新幹線で帰還しました。

 

 

 

既にご承知の通り、井川線は7月から観光列車化し、旅行料金が区間に関わらず片道3500円、往復7000円となってます。

 

奥泉駅までなら、寸又峡線バスを使っても行くことができます。

 

桑野山入口バス停から沢間駅まで徒歩17分。土本駅まで徒歩39分です。

周辺でクマの目撃情報もあるので、訪問の際は十分お気を付けください。

 

 

また、千頭駅近くのカーケア中原さんで、レンタカー、レンタルバイクを利用できます。

 

 

 

ただ、その方法でも尾盛駅(秘境駅で、鉄道以外で行くのが困難)には行くことができません。

 

大井川鉄道のホームページによると、秘境駅 往復プランも今後用意するとの事なので、それを待つのが無難かもしれません。

 

そこまでこだわらなければ、今回の訪問のように、車内で撮影するという方法もあります。

駅のホームは左側にあるので、指定席とかでなければ、左側の後ろぐらいの席に座って撮るのをおすすめします。

 

ただ、尾盛駅に停まるのは千頭駅12:20発と井川駅15:20発の便のみです。

さすがに停車しないと撮影は厳しいと思うので、時間を合わせて乗りましょう。

 

井川駅からは井川地区自主運行バスが運行してますので、うまく行けば片道3500円のみで尾盛駅を撮影して帰ることができます。

自主運行バスはワンボックスカーで定員9名。地元の方優先。あまり大きな荷物は持って行かないようにしましょう。

 

 

今回の駅メモ