オヤ31の特別展示が行われていた傍ら、扇形車庫にはもう1両旧型車が。
こちらも普段は宮原の車庫で身を潜めていますが、今回特別展示されました。
それがこちら、マイテ49!
正真正銘、旧型"客車"のこの車両、何と言ってもチャームポイントはこれ。
展望スペース!
「富士」など、往年の豪華特急列車の最後尾に連結されていました。
オヤ31とは異なり、この車両は鉄道文化財に登録されているれっきとした保存車両です。
実はこの車両、かなり昔に不定期でSLやまぐち号の最後尾にも連結されていたんですよね。
SL重連運転のときに乗りに行ったら偶然その日を引き当ててしまい、乗車した過去があります…。
そのとき撮った写真で唯一残っているのがこれ。
「展望車のくせに展望スペースに行けないじゃないかー ケチめ!!」と、幼心に思ってた記憶があります。
まぁ、貴重な車両の展望スペースなんて開放するわけないですよね。しかも走行中。
ソファは自由に座れたので、思う存分高級ソファの座り心地を楽しみましたけど…笑
あの当時のマイテ49は自由席扱いで、SLのきっぷさえ持っていれば誰でも入れたようです。
またやってほしいな~と思ってたら、なんかすごく新しい"旧型客車"が登場しちゃいましたね
10年以上ぶりの再会でしっかり見ておきたかったところが、ここ。
今では大変珍しい3軸台車です~
機関車でいえばDE10がそれですが、客車はもうコレしかいないんじゃない…?
無論、"本線に出られる車両に限定したら"ですけど。
昔乗った時の記憶でも走行音の記憶は消去されてるし、もう一度乗ってみたかったです。
きっと独特な音だったんでしょうね…。
妻面に戻って表記類の観察。
こちらは29年に全検通過のようです。
オヤは30年だったので、別個に回送されて検査を受けてたみたいですね。
僕のイメージでは2両まとめて工場に回送されていたけど違うみたい。
ドア上部にある「1等」の表示もしっかり記録。
国鉄が誇った花形特急の一等車に「乗車券+指定席券」で乗れていた時代がマジで信じられないですよ。。。
車号と、一等の証「白帯」。
かつて営業運転していた頃はサボも入っていたんでしょうね~
ここだけ見れば山口線の新しい旧型客車そのまんま(笑)
表記関連で所属表記と定員表記も回収~
組織改編で「近畿統括本部」になってから漢字が「近」になったのが勿体ない。
客室部分と展望スペースで定員表記が分けられているのが興味深いですね。
展望スペースはこちらもほぼ原型。
転落防止のために柵が増設されるなど、現代で客扱いをするにあたりいくつか改造はされているようです。
安全第一のためには仕方がないところではありますな。
テールマークを取り付ける台座もかなり価値が高いようです。
マークを内部から照らすための電飾設備が残っているのが"イイ"ようで。
近くにいたコアな二人組のオタクたちのお話がチラッと聞こえてきて「へぇ~」ってなりました。
オヤといいマイテといい、ガイドさんを近くに配置したほうがいいと思うよ鉄博さん笑
最後に展望側からの全景を回収して撤収。
また会えるといいな~ と思って帰りましたが、どうやらマイテは常設展示になるようですね。
逆になんで今まで収蔵されてなかったの?? って話ですけど笑
今後はいつでも会えるようで嬉しいですね~
スチーム号に連結されるイベントもあるようで、ちょっと参戦しようか悩んでます
そういうイベントをじゃんじゃんやってくれぇ!!
(終)