向かい合って座るよりも隣同士のほうが

とっても緊張した。

 

彼の声もすごく近くで聞こえるし、何よりも距離が近くて

顔をちゃんとみれないくらい。

 

緊張でお酒がすすむし、寒かったのもあって熱燗なんか飲んでる私。

 

 

ぜんぜん女子っぽくないお酒が好き。

どちらかというとカクテルが好きそうとかとかそんなイメージ。

 

でも見かけによらず中身はおじさんです。

それにたぶんお酒つよいし。

 

彼のほうが頬がピンク色に変わってきて…

なんだろうかわいいとさえ思う。

 

 

いつもはあんまり酔うとかないけど、この日は少しは酔えたかもしれない。

もうそろそろ帰らなきゃいけない時間。

 

彼が

『りかちゃんのこと

そろそろ帰さなきゃいけないね

。。。』

 

『そうだね。明日もお互い仕事だもんね。

でも、、』

 

といいかけたけど首を横に振り

言葉を飲み込んだ。

 

彼はいつも私の意見を優先してくれる。

メッセージやりとりしているときから、真面目で

常に相手の気持ちを優先しようとしてるのがわかった。

 

 

私は立ち上り帰り支度を始めた。

彼も私をみてコートを着始めた。

割り勘にしようって私が言うのに彼は頑なにそれを嫌がった。

 

 

お店を出て歩き出した二人。

 

隣同士歩く中で、彼の手に触れるか触れないか

ぎりぎりくらいのところで

 

少し手が触れた。

少し酔っていたのかな。わざとかもしれない。

 

でも彼が手を繋いでくるとは絶対にないと思った。

人目もあるし。

 

 

 

 

彼が急に立ち止まった。

 

不思議に思って彼を見上げると

彼にぐいっと抱きよせられた。

 

そのまましばらく時が止まったかのようだった。

 

 

12月、仕事が忙しく

日本と海外を行ったりきたりと落ち着かず...

 

 

やっと落ち着いた

 

のでまた続きを書きたいと思います。

よろしくお願いします

 

もう完全に心の中は彼でいっぱいになっていた。

 

メッセージのやりとりしていた頃は

父ちゃんの浮気があったにしても、罪悪感はあったし、

しかえししたい気持ちもあったけど、自分が行動に

うつせるような事ができるとは思えなかった。

 

今までは道を外れることも無く、

ずっと真面目に生きてきたって思ってた。

 

2度目の会う約束は2週間後。

その間にお互い冷静になれるかもしれない

まだ引き返せるかもしれない。そんな気持ちもあった。

 

ここにいないときも彼はメッセージくれた。

毎日あったかいメッセージを。

それだけで胸が一杯で幸せを感じた。

何年も忘れてた、感じたこと無かったこの満たされた気持ち。

 

 

お互い好意を感じながらも、このままメッセージのやりとりだけ

続けていれば浮気や不倫にはならないんじゃないかって

そんなずるいことも考えた。

 

でももう気持ちは止まらずにいた

帰る日が決まって彼にメッセージを送った。

 

彼からの返事は

『ごめん、すごい嬉しい。』

私も同じ気持ちだった。

 

会える時間は夜の少しの時間だけだった。

普段行くことのない街で、飲む約束をした。

 

約束の時間の15分前にお互い待ち合わせ場所に着いた。

人を待たすことが嫌いなところも似ていた。

 

私を見つけた彼の表情がぱっと明るくなったのがわかって

それをみてすごくドキドキした。

 

『お帰り』

って笑顔で言ってくれて

ただいまって言って私もすごく笑顔になった。

 

彼とお店まで歩きながらたくさんしゃべった。

2度目だけど緊張もしてたし、気持ちを抑えるのに必死だったの

だと思う。

 

彼がみつけてくれたお店は美味しいおでんのある居酒屋さん。

こういうお店好き。

なんかお洒落なところじゃなく、こういうお店を選ぶのも

いいなって思う。

カウンターで隣同士に座った。

 

『会った日からずっと考えていた。

りかちゃんのこと。

りかちゃんの事が頭から離れなくて、初めて会った日も

ずっとドキドキしてた。』

 

彼に会う前は、

引き返せるかもしれないって思ってたのに、全然だめだった。

 

隣という近さで、、

私の心臓の音が彼に聞こえちゃうんじゃないかと思って

よけいにどきどきしてた。