岡山満喫編~灯台~⑦ | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

・・・つづき。


そして直会会場へ。


今年が第11回の合同稽古である。


11年の間に,学生は卒業し,就職し,結婚し,子供が生まれて親になる。


今年は赤ちゃんや子供達が歩き回り,走り回り,大変な騒ぎであった。


来年あたり,託児所が必要になるだろう。


恒例となった直会でのスピーチ。


私の第一声は「御列席の皆様,新年 明けまして おめでとうございます」である。


それに何の疑問もなく「おめでとーございまーす」と応えてくれる。


「合同稽古が年末であり,年始である」


これが浸透しているのだ。


年始の挨拶に続いて,宮城野と大和でそれぞれ,今年1年の間の出来事を報告。


織り交ぜたギャグは2度スベり,3度目で盛り上がった。


「ご夫婦で熱心に通っていた門下生は,夜の稽古も熱心で,ついにご懐妊となりまして・・・」

「・・・」


「・・・これがホントのスベり正面打ち一教」

「・・・」


「えー今年も順調なスベり出しを迎えまして」

「わははは」


これも毎年恒例。


「のんぶ分かったか!
 ああやってスベるんだ!」


と内田さんの大声に,会場全体が爆笑に包まれる。


その後,何の準備もしていないであろうのんぶの冴えないスピーチに続き,細小路さんの流石は大御所というスピーチで直会はお開きとなった。


・・・


そして二次会へ。


いよいよのんぶ祭開催である。


「のんぶ,ここ空いてるぞ」


と内田さんの横の空席を勧める。


「ダメっすよ。私も学習しましたから。」


と断られる。


チッ。


これも毎年恒例。


昨夜私を怒らせた事は忘れてはいない。


必ずのんぶを泣かせるとエニックスの堀井さんに誓ったのだ。


### ドラクエ風ここから ###


♪チャララララララララ,ズッチャッズッチャッズッチャッズッチャッ♪


すずき と さかたに と うちだ があらわれた。


のんぶはとりかこまれた!


すずき のこうげき


「内田さん,のんぶがね,コイツはね,12回通ったんですよ。」


さかたに のこうげき


「内田さん,のんぶは水戸にも通いましたよ。コイツは強くなりましたよ。」


うちだ のこうげき


「のんぶ,お前1年間がんばったもんな」


つうこんのいちげき !


のんぶがなみだぐんだ!


のんぶはうごけない!


うちだ のこうげき  「な,のんぶ」


さかたに のこうげき 「な,のんぶ」


すずき のこうげき  「な,のんぶ」


ぶわっ。


のんぶ は ごうきゅうした!!


のんぶ は げきちんした!


### ここまで ###


おおっ,これは面白い。


「もう一回やりましょう。
 今度は泣くまでの時間で,ワールドレコードを狙います!」


と言って再びドラクエモードへ。


### ここから ###


♪チャララララララララ,ズッチャッズッチャッズッチャッズッチャッ♪


すずき があらわれた。


のんぶはまだないてない!


すずき のこうげき


「のんぶ,内田さんがね,電話で『アイツ,がんばってるからな』って言ってたぞ」


のんぶ は ごうきゅうした!!


「はやっ」


しゅういは ばくしょう に つつまれた!


♪チャラララッチャッチャッチャ~ン♪


のんぶは にだん に しょうだんした!


こうげきりょく が 10 あがった!
ぼうぎょりょく が 15 あがった!

ぎゃぐのすべりかた を おぼえた!

みやぎのポイント が 1000ふえた!
みとポイントが  が 1000ふえた!


のんぶ は あたらしいかだい を だされた!


### ここまで ###


うんうん,分かる。分かるよ。


私も飲み会の席で上長に「鈴木はがんばってるからな~」と言われて,人目もはばからず号泣した事がありましたから。


鈴木は一度だけ水沢の道場へ行った事がある。

遠かった。高速を使っても,3時間近く掛かった。


のんぶは,強くなりたい,あの人たちに認めてもらいたい,その一心であの距離を,何と12回以上も通ったのである。


水戸に至っては,さらに遠く,宮城を越えて,福島を越えて,茨城である。


その距離を,のんぶは通ったのである。


毎回ボロボロになるまで投げられ,散々ダメ出しを食らって来た。

稽古が終われば身体を作るためと称し,散々メシを食わされた。

仕事を調整し,家族との時間さえも調整して,稽古に通った。


その1年間のがんばりが認められ,免状という形となり,内田さんの暖かい言葉となったのである。


それは取りも直さず「道友として認められた」という事の証である。


制御できない感情,自分ではコントロールできない感情,それが「涙」となって溢れ出る。


今日は思いっきり泣いたらいい。


私はもう,のんぶに「教える」事はしない。
今後は「一緒に稽古する」のである。


次に流すのは「涙」ではない。
ともに「汗」を流そう。


・・・


のんぶを無事泣かせた私は,席を移り,巌さんとお話し。


「この男はよか男ですたい」


冗談で九州弁で語りかけたら


「おー鈴木さん,まるで九州人ですね」


と誉められ,ちょっと照れる。


鳥大時代にあった事を色々と聞かせてもらう。


時折涙ぐみながらも語ってくれる巌さん。


あぁそうか。


内田さんは「灯台」なんだな。


「そっちに行っちゃいけねぇよ」
「ほれ,こっちだ」
「そうそう,そのまま,まっすぐ行け」


そんな感じで自らが光り,迷い込んできた船に進路を示し,その後も自分で進めるように道を照らし続ける。


そんな「灯台」なのだろう。


縁あって内田さんと出会い,人生の大事な転機には決断する勇気をもらった。

そしてその後も迷わぬように照らし続けてもらい,今がある。


そんな集まりだから「組織化」などせずとも栄え続けるのだろう。


・・・


楽しい時間はあっと言う間に過ぎる。


内田さんに別れの挨拶。


「大変名残惜しいのですが・・・いつものやつをお願いします」


照れ隠しにいつものサヨナラ三教をお願いする。


もちろん,今年もガッチリと決めてくれた。


これでまた1年頑張れる。


私にとってもまた,内田さんは「灯台」なのである。


だから毎年,1100キロの距離を越えて,はるばる仙台から通ってくるのである。


また来年,来よう。


そう誓った。


2008年 第11回 岡山合氣修練道場合同稽古満喫編 おわり。