いわき合宿満喫編-天地人-その7 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

・・・つづき


講義は順調に進んだ。


試験問題の解答解説だけではない。
その技術的背景も含めて講義する。


自作の演習問題にも挑戦してもらう。
現場のSEだからできる,コツや失敗談も織り交ぜる。


私が「こういう講義をして欲しかった」と思う講義をしているのだから,技術者としてはつい聞き入ってしまうのだろう。


講義中はできるだけ合宿の事は考えないようにした。
気持ちがいわきに飛んでしまっては,受講生の方々に対し失礼である。


講義終了後も,できるだけ質問を受け付ける。
熱心な受講生を残しては出発できない。


現場での開発経験もないのに,試験に合格しただけで講師をしている人もいるという。


お客さんのために一行でもコーディングした事のない人が,何故講師として受講生の前で偉そうに技術を語れるのか,私には全く理解できない。


また,自分の講義が終わったらさっさと帰ってしまう講師もいるという。


本業をおろそかにするとは,講師としての自覚がないのだろう。


そんな講師にだけはなりたくないという思いがある。


ようやく受講生が全員帰宅された。

楽な服装に着替えてバス停に向かう。

気持ちがすっかり切替わり,心がいわきに飛ぶ。


丸一日立ちっぱなし,しゃべりっぱなしの仕事。

膝が痛い。自分の体重を感じる。


昨夜は遅くまで講義の準備をしていた。


バスに揺られると,一気に眠気が襲ってくる。


目を閉じる。


次に目を開けたら,もういわきだった。


ようやくいわき合宿の始まりである。


・・・つづく。